接骨院治療日記~奮闘記~

新規開業の接骨院の日々の日常や、患者様とのふれあい、治療家としての気づきなどをつづっていきたいと思います!

更新滞っております!

2014-04-22 20:26:43 | 治療について
なかなか途中で消して、つくって消してを繰り返していたら随分時間がたってしまいました。

そういえば、脳血管疾患について記載をしていたような気がすると思います。
脳梗塞最後の分類で、ラクナ梗塞について

ラクナ梗塞とは、脳の細い血管にリポヒアリン変性という血管壁の変性が起こり、閉塞する状態により脳の局所的な一部分の梗塞を引き起こす疾患です。
主に高齢者で高血圧の人がリスクとなります。

一般的には、軽度、または無自覚なこともあるようです。
症状で、意識障害や失語などは見られないとあります。

高齢者の方は、多かれ少なかれ存在しているような疾患であります。


さて、よく言われるの発症からの経過時間により対応が違うということ
特に3時間いないであれば、rt‐PAの適応(プラスミノーゲンを活性化して血栓を融解する)となり急速な症状の軽減が見込まれる可能性がある。

そこで大切な概念となるのが、ペナンブラといい早期に血流が再開することで助かる部分のことを示します。
脳が虚血を起こすと、閉塞した中心部はすぐに壊死するが、その周辺部は機能不全の状態にあるが、まだ細胞自体は生きている状態で早期に血流が改善すれば助かる可逆性の領域をいう。

発病から6時間を超えてしまうことで、rt‐PA治療により出血性梗塞を起こしてしまう可能性が出てしまうのでリスクを管理する必要があります。


色々勉強していくと見えてくるものが多々あります。

今後も、地道に知識をつけていこうと思います。

エクシステンス株式会社 香山大樹

さて、頑張りますか!

2014-04-14 09:42:19 | お勉強
4月にはいって早くも半ばになります。桜もあっという間に散ってしまいました。

大切な時間ですが、日曜日は予定を決めていたのに、ほぼソファーの上で寝てしまいました。(本当は本を読む予定でしたが・・・)

さて、前回からまた日が空いてしまいましたが、脳梗塞のお勉強を続けましょう!

まず、そもそも脳卒中の分類がわからないといけませんので、簡単に脳卒中とは脳血管疾患で急速な症状増悪をするというもので、そとからみて急に倒れた原因が脳血管であることをいいます。

その分類は、虚血性と出血性に分けられます。

虚血とは、簡単に示すと『血が足りない⇒血行障害』であり、何かの原因により血行が障害されることをいいます。たとえば血栓であり、塞栓であったり血管変性であったりします。

出血とは、血管の破綻により血液がもれ組織の破壊や圧迫を起こします。

さて、本日はその虚血型の脳梗塞の中でも心原性脳塞栓症について記載します。

心原性脳塞栓症とは、心臓内で作られた血栓が剥離し、脳の細動脈に詰まることでおきます。この血栓症では肺にいけば肺塞栓、時には足の動脈などにも起こることがあります。
特徴として、飛んできて詰まるので、突然症状が起こります。そして、分類の中でも重篤で予後が不良なことも挙げられ、また、血栓とくらべ塞栓は大きくなるので障害領域が広いことも挙げられます。

治療については、融解剤が有効でありますが、長時間の虚血により血管自体に損傷が起こってしまうと血流促進にともなう出血性梗塞を引き起こす可能性がでてきてしまうのです。なので、数日は注意が必要です。


さて、次回はラクナ梗塞について

しっかりと復習していきましょう!!


エクシステンス株式会社 香山大樹

たまにはお勉強も必要

2014-04-03 15:42:16 | 治療について
ご無沙汰しておりました!

さて、本日は、お勉強のことを綴ろうかたと

普段、自分の専門分野についてはある程度知っているのでペラペラと喋りますが少し背伸びをして関わりのある高度なお勉強も必要かと・・・

そこで今回は脳の疾患について

脳梗塞とは、脳動脈の狭窄や閉塞により虚血が起こり組織の破壊が起こる疾患です。
これには塞栓の仕方により分類があります。
1.アテローム血栓性梗塞
2.心原性梗塞
3.ラクナ梗塞
の3種類に分けられます。

アテローム血栓は、血管壁が様々な原因により狭窄し(内皮細胞の剥離による血栓・粥腫とよばれコレステロールとマクロファージの複合体)塞栓がおこるものです。安静時に起こすことが多いのが特徴です。また高血圧、DM(糖尿病)、脂質異常症などがリスクになります。
TIAを起こすことにより前駆症状(全体の20~30%)が現れます。(一過性脳虚血発作)・・・一過性の脱力、片麻痺、しびれ、失語、黒内障
比較的緩やかな転機をたどるのが血栓型で急な転機をとるのが塞栓型となります。

また中には、血行力学性機序によるものがあり、狭窄したことにより血流が滞り、末端部分にとどかなくなることで起こります。
この場合、血圧が生理的に高い時は循環しますが、生理的に低いとき(安静時、就寝時)に循環阻害が起きることになります。

本日はここまでに!
次回は心原型梗塞について


鶴沢接骨院 香山大樹