接骨院治療日記~奮闘記~

新規開業の接骨院の日々の日常や、患者様とのふれあい、治療家としての気づきなどをつづっていきたいと思います!

関節と筋肉の外傷の簡易スクリーニング

2013-09-26 12:50:39 | 治療について
最近、臨床的なことが少なくなっていきてしまっているので引き締める意味で

本日は、臨床で使える簡易スクリーニングを綴りたいと思います。

まず、外傷であることを前提とします。(トリックモーションによる代償運動など2次的な疾患だとスクリーニングがマクロになりかなり難易度があがると思うので)

局所外傷の処置による諸注意として、急性炎症の概念を区別する必要があります。

自発的な疼痛をスクリーニングにかけてしまうと混乱してしまうことがあります。

炎症は、緊急性の防御反射であり、一般的に48時間の経過で軽減します。

その後のスクリーニングと考えた方がよいでしょう。


外傷とは、外力による体の組織損傷であります。

関節は、自動運動・他動運動ともに疼痛を有します。
特徴としては、患部が関節周囲なのは当たり前ですが、ある一定の角度で疼痛の増大がみられることです。
関節の内圧ないし、運動における接地面の損傷による痛みがみられるのでしょう。

筋肉は、自動運動による収縮の痛みとストレッチによる他動の痛みを有します。
主に自動運動が著明です。またアイソレーションによる筋単一の運動をすることでスクリーニングの精度は格段に上がります。
経験上、ストレッチによるスクリーニングはおススメしません

骨は、局所の圧痛です。
骨折との鑑別と同時に打撲としてスクリーニングをします。
他の軟部組織損傷を併発していることが多々あるので見落とさないようにしましょう。
基本、骨には知覚がありません。(骨膜のシャーピー繊維による深部痛覚)

あくまで簡易的、そして経験的なことですが、きちんとスクリーニングしていないところがあると聞きます。
最低限これぐらいはみて、説明できることをこころから祈ります。

鶴沢接骨院 香山大樹

飛行機の予約

2013-09-25 12:34:38 | 日常の出来事
今週の週末は忙しく、27日・28日と経営セミナーの最終日となり中期経営計画の発表をしたのち

29日に、むさし整骨院様の見学の為、早朝から博多へ向かいます。

初めてのひとり飛行機

ちょっとドキドキします。

今後も、いろいろな勉強をするためにいろいろな先生にお会いしたと思っているので、必然的に遠出することも多くなるでしょう

ネットで飛行機を予約しましたが、なんだか不思議な気分

普段は、引きこもりなのでビビってます。

ところで台風って大丈夫なのかな?


エクシステンス株式会社 香山大樹

改善と自己分析

2013-09-24 09:54:40 | 日常の出来事
連休が明けましたね

みなさんどのように過ごしましたでしょうか?


ゆっくりできた方は、心機一転

また仕事を頑張りましょう!!


私は、友人と食事へ行ったり、本を読んだり、事務仕事したり充実した毎日を過ごしておりました。

でも、やっぱり仕事が好きなのか、仕事が始まるとわくわくします。

病気かな(笑)

さて、自己分析と題名にありましたが

私のブログ

・・・

読みづらい

・・・

ので分類しようという話

ただ、思い立ったこと書いているだけでは、構成がしっかりしないので何が言いたいのか、しっかりわかるようにします。


エクシステンス株式会社 香山大樹

神聖な場所へいってきました!!

2013-09-19 15:48:29 | Weblog
ご無沙汰しています。

9月14日に、経営セミナーでご一緒させていただいている社長様のご厚意で栃木に行ってきました。

場所は、栃木

連休の始めもあって、都内が混んでいて合計4時間ぐらいかかりました。

何をしにいったのか?

それは、合気道の体験

心身統一合氣道協会の本部にご招待していただいたのです。

私自身、柔道や少林寺、キックボクシングなどを経験したことがありますが、合氣道はまた違うものです。

特に、心身統一合氣道では、心構えと体の使い方

一般的な投げることや、極めることが主ではないこと

人間、ひとつ成長する時に、大きな体験や学びを得ることがあると思いますが、それに近いのではないでしょうか?

半日と短い時間でしたが、とても実りあるものとなりました。


きっと、合氣道精神は、多くの人のターニングポイントになると思います。
どうしても、物質的なものに目を取られてしまいますが、同じことをしていても起こる成果の違い

物質が溢れたなかに物理的な限界を感じ、その行き着く先は精神の高見

違いのわかる人、視野の広い人、常に進む人

そんな人には、知らずしてそなわっているのでは?

それを、体験し共有できる合氣道

とっても素晴らしく思うのと同時に、もっと知ってもらわないともったいない

と、一度だけかじった程度では、何もわかってないのですが個人的に感じたものをのべてみました。

是非、興味のあるひとは心身統一合氣道を調べてみてください!!

エクシステンス株式会社 香山大樹




限りのあるものをどう使うのか?

2013-09-13 09:50:32 | Weblog
私たちに与えられたもの

たとえば、時間

これらの使い方が重要だ

何気なく、なんとなく使うと

そこから生まれてくるものの価値は何気ないものに、代わりの利くものになる

同じく使うにも想いを込めると脳が働き、そこから生まれてくるものは掛け替えのないものになるでしょう

例えそれが、人からみて滑稽だとしても、自分が想い、死力を尽くしたものであれば、その価値は高くなります。

濃密な時間を過ごし、自分の未来を実現化(現実化)すること

正しい使い方かどうかはわかりませんが、悔いのない一生を送りたいと願うのならば

想いのある時間を過ごしていければよいでしょう

例え、ゴロンと横になっていたとしても、そこに想いがあればそれは素晴らしい時間ということになります。

エクシステンス株式会社 香山大樹

会社設立で変わった意識

2013-09-06 10:47:37 | Weblog
会社になって変わったことがあります。

最初は、代表取締役の文字に優越感を感じていました。

自分の会社であるし、すべて自分のもの、自由自在に好きなことができるとも思っていました。

でも、それは大きな誤り

仕事は、誰の為にしているのか?それは、お客様へのサービスを供給することであり自分の満足を掲げることではない(顧客満足と自己満足の価値が共有しているのであれば良いが、それはなかなか簡単にできるものではないと思う)
顧客満足を向上させることが、自己満足であることは可能(共有とは異なる)

その中でも、特に変わった意識が、所有意識です

ボールペン一つでも、それは会社のもの

私個人のものではない

それを私的な観点で使用することは間違っているのです

会社の資産を使って、サービスの提供をする、その結果として利益を得て、対価の報酬を払う

社会人なら当たり前のことに今更気づくのは恥ずかしいことですが、知っていることと実感して理解することは異なります


私は、こう言いたい

より良い治療を謳うならば、個人事業から法人事業へと転換するべきである

個人の利益ではなく、社会貢献として良いものをより多くの人へ

あくまで、企業努力なしでは理念に沿った運営はできません

治療家の社会的認知をあげていかなければいけないと考えます

エクシステンス株式会社  香山 大樹

文字に隠されているもの

2013-09-04 20:10:21 | Weblog
口伝というものがありますが

伝えたいものを形ではなく、空間共有ないしマインドを相手に体験させることにより伝える手段と聞きます。

文字や視覚に頼ると

個人的な趣向による解釈

つまりは我がでることにより、本当に伝えたいことが伝わらない

何か禅問答のようですが

たとえば、同じ痛みといっても

人それぞれ

相手の感覚は分かることはできないが、知ろうとする姿勢が大切ではないか?

きっと文字では伝わらない

相手に受け取ってもらいたい気持ちがそこにはあるのでしょう

本に込められた思い

その声を聞き取れるようになれれば

その人が何を思い、何を見たのか?


情報は、伝わって初めてその役をなす

伝わらない、伝えることのできない情報は

即ち死んでいる

物事の本質を知ることは難解だ

エクシステンス株式会社 香山大樹



価値の創造

2013-09-03 11:12:16 | Weblog
私たちが施術するにあたって

必要なものであり、やっかいなもの

それは価値

治療することで求められることは、結果

これを価値とすると

患者様と施術者での感覚の違いが生まれる

患者様は、怪我をする前に戻れることを治癒と考える(全員ではない)

施術者は、日常生活に支障をきたさない機能レベルを治癒と考える

考えは間違ってないと思うが、患者様の要望を治癒の定義=価値になってしまうと、とっても危険なことになる。

それは、双方にとってデメリットしかない

なぜならば、過去には戻ることはできないから

言葉だと伝わりづらいが、こんな話を聞いたことはないでしょうか?

『20年前にヘルニアと診断され、それからずっと腰が痛い』『何もしていないのに、いつの間にかしゃがめなくなった』
『高校の部活で頭から落ちて、それからずっと手が痺れている』

この言葉自体に何の問題もないのですが、ほとんどの患者様は怪我をする前に戻れることをゴールとしている心理があるように思えます。

健康な時は、いつだった、症状が始まる前に戻りたい。

とっても当たり前の話、痛いほど気持ちはわかります。

でも、それは現在の身体のことを見ていないことにもなります。

現在の痛みの状態は?どうするとつらいのか?

昔ではなく、今の状態に視点を置く

それができてからスタート

過去には戻れないし、体に起こったことをなしにはできない

今の体を、どう回復させていくのか?

そこから治療のゴールを探していく

そのゴールこそ価値の創造であり、私たちの目指すべきところなのだと思う。

ちなみに、施術者は患者様にたいし、痛みの緩和を目的としてしまうことがある。

それは、その場しのぎになる可能性がある

原因は何か?どのような疾患か?

痛みをとることは、必要だがその先に目標とするゴールがなければ価値は低い

矛盾しているようだが、そのためには患者様の歴史

どのような時間経過をして悪くなったのかを知ることが必要となってくる。

つまりは、何をどのようとで聞き、何を目的として行うのか

同じように見えても、そこに現れる結果と価値は異なる。


鶴沢接骨院 香山大樹