本日は、先日友人が罹患したと言われる病気について勉強したいと思います。
酒の飲みすぎですね
【マロリー・ワイス症候群】
嘔吐により腹圧が急に上昇し、食道異接合部(EGJ)付近で裂傷が起こって出血する病態。多くが吐血だが、約10%で下血も見られる。上部消化官出血の約5%を占めており、出血量が多い場合にはショック状態を起こす危険もある。
原因は、飲酒(No1)・妊娠悪阻による嘔吐、咳・クシャミ・いきみなどでも起こる
※食道裂孔ヘルニアを合併していること、ブールハーフェ症候群との鑑別が必要
内視鏡的には、粘膜下層までの亀裂であれば、マロリーワイス症候群であり比較的胸部疼痛はない、しかし、亀裂が筋層(食道全層)を超える場合は、ブールハーフェ症候群となり、胸部の激痛、呼吸困難、ショック症状を伴いOPEの適応にもなりかねない
個人的には、飲酒により、意識が不明瞭となることでより鑑別が難しいのではないかと思います。意識レベルが保たれれば激痛などが事実状特徴になるのではないかと思われます。
また、消化性潰瘍でもリスクになるとは思いますが、経口からの薬物や毒物の吸収率が通常とことなるので、より注意が必要ではないかと思われます。
今回はブールハーフェ症候群というものを初めて知りました。やっぱり定期的に勉強していくことは大切です、学ぶことは山ほどあります!
それにしても、以前はあれだけ嫌だった勉強ですが、今は楽しくもあります。
エクシステンス株式会社 香山大樹
酒の飲みすぎですね
【マロリー・ワイス症候群】
嘔吐により腹圧が急に上昇し、食道異接合部(EGJ)付近で裂傷が起こって出血する病態。多くが吐血だが、約10%で下血も見られる。上部消化官出血の約5%を占めており、出血量が多い場合にはショック状態を起こす危険もある。
原因は、飲酒(No1)・妊娠悪阻による嘔吐、咳・クシャミ・いきみなどでも起こる
※食道裂孔ヘルニアを合併していること、ブールハーフェ症候群との鑑別が必要
内視鏡的には、粘膜下層までの亀裂であれば、マロリーワイス症候群であり比較的胸部疼痛はない、しかし、亀裂が筋層(食道全層)を超える場合は、ブールハーフェ症候群となり、胸部の激痛、呼吸困難、ショック症状を伴いOPEの適応にもなりかねない
個人的には、飲酒により、意識が不明瞭となることでより鑑別が難しいのではないかと思います。意識レベルが保たれれば激痛などが事実状特徴になるのではないかと思われます。
また、消化性潰瘍でもリスクになるとは思いますが、経口からの薬物や毒物の吸収率が通常とことなるので、より注意が必要ではないかと思われます。
今回はブールハーフェ症候群というものを初めて知りました。やっぱり定期的に勉強していくことは大切です、学ぶことは山ほどあります!
それにしても、以前はあれだけ嫌だった勉強ですが、今は楽しくもあります。
エクシステンス株式会社 香山大樹