徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

ニホンジカの食圧

2021-05-06 20:57:16 | Weblog
 先日、イヌブナ林探しのため伊吹山山麓を歩いていて気になったのがニホンジカの多さと、シカの食圧により貧弱となってしまった林床植生。
 標高が1300mほどですが石灰岩の山で冬の季節風が吹き付けるため山頂付近は草地が広がる伊吹山。
 山頂付近はお花畑となり植生が豊であることで知られた山ですが柵を設置しないとニホンジカに食い尽くされてしまう状況です。
 実際、山頂付近は柵で覆われています。
 先日、早朝、伊吹山ドライブウェーを歩いていたら数多くのシカを見かけました。標高を下げ森の中に入ると見事なディアラインができあがっています。
 私の印象ですと芽吹きは林床からなのですがシカが多いところは、それが無く樹冠だけが萌黄色に染まり、林床が茶色の世界。
 異様です。
 私が出かける簗谷山も同じような傾向があります。
 今後、こんな山が増えていくのかな?歩きやすくていいけど・・・
 先日、ふりかけさんが「Mさんが美濃の国から藪山が無くなってしまうと言っていたよ」と言われました。
 その言葉を聞いて妙に納得しました。(管理人)

 失われた林床植生
 


 

 花だけが食べられたニリンソウ。
 

 今のところフッキソウは食べられないのか目立ちました
 


 

 
 ハイイヌガヤ。これはよく食べられます。伊吹山に限らず私が良く出かける下呂市内の森で急速に姿を消しました。
 

 ゴンボ角のシカ
 

 少し歩けばシカが逃げる!
 

 カモシカもいました。シカとカモシカときたら次はクマだ!と思ったのですが、クマは姿を現しませんでした。
 

 クマのフンはありましたけど
 
 


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2 コメント

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Unknown (管理人)
2021-05-07 06:25:05
はなねこ 様

 私が森歩きを始めたのは学生時代の丹沢です。
 最初に見た森が、こんな状況だったんです。
 その光景が、どんどん広がっているのをみると本当に大丈夫なの?と思います。
 伊吹山の山頂付近は柵で囲われていますがご指摘のとおり限られたところですのでお花畑が随分失われたものと思われます。
返信する
Unknown (はなねこ)
2021-05-06 21:33:40
丹沢も奥多摩も、こんなところだらけです。
下草がなくなると、虫や蝶もいなくなりますね。
早く手をうたないと、絶滅する種がでてしまうのではないかと思うのですが
柵を設置するといっても、できる範囲は限られてしまいますし
どこでも頭を悩ませているようです。
返信する

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