徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

クサギが気になる夏

2024-09-09 21:30:52 | Weblog
 一月ぐらい前になるでしょうか?
 アユ釣りのため郡上へ車を走らせている最中、NHKラジオの生き物色々というコーナーでクサギのことが話題となっていました。
 珍しい樹木が話題となるなと思い聞きました。
 それから行く先々でクサギのことが気になってしかたがありません。
 ブログを始める前の頃、クサギのことがとても気になった時期があって以来でしょうか?
 当時は薬草に関わっていてクサギのことを話をする機会がありました。
 季節は秋だったので結実した果実を見ていた方が「管理人さん実がほしいな」と言われます。
 理由を尋ねると染種になるとんぽことで綿を染めると鮮やかな青色に染まるとのことでした。
 そのことを知り草木染めをする方とタッグを組んでクサギで草木染めというイベントを企画したのですが企画倒れで参加者は、わずか2名・・・
 私が山から沢山集めてきたクサギの果実は余ってしまうので主催者でありながら参加者と一緒にハンカチを染めました。
 最初に聞いたとおり奇麗な青色に染まり今でも大切にとっています
  
  クサギで染めたハンカチ。写真は撮りそびれたのですが絹を染めるとエメラルドグリーンになります。
  

 それ以外には臨済宗妙心寺派の寺院の精進料理に使われるということ。

 このことを思い出しネット検索をしてみたのですがヒットしません。
 クサギは漢字で書くと臭木ですので、お世辞にも良い香りはしません。
 山で下刈りや除伐をすると時にクサギを刈りはらうと独特のにおいがして見なくてわかる存在です。
 そんな木の葉を食べるのか?思っていた私にとってネットでヒットしないということは情報に偽りがあるか?一瞬思ってしまったのですが間違いではないだろうと更に調べると岡山県吉備中央町のクサギ菜かけ飯と宮崎県の椎葉村のくさぎ菜飯がヒットしてきました。
 それぞれに詳しく説明がされていて実際に食べたくなりました。
 椎葉村のくさぎ菜飯は通販されているので購入してみようかと思い出しているし吉備中央町のクサギ菜のかけ飯については動画で紹介されていて食べに行きたいと思いました。
 この2つをみてクサギを食用とする文化があることを知りました。
 若葉を茹でて乾燥させて食することから、リョウブと同じように飢饉のときに、ご飯の増量させる「かて飯」の部類なのかな?と思ってみたりするのですがネットで紹介されているかぎりでは、そうでもなさそうです。
 実際はどうなのだろう?と思い、もう少し食用について深堀してみたくなりました。
 宮崎県の椎葉村は遠くて行くのは大変です岡山県の吉備中央町は行けそうなので「くさぎ菜」を食べる旅に出てみようかな?と思い出しているところです。

 クサギは確かに臭いですが花は奇麗だし、果実は染種になるし、葉は食用になる。
 名がクサギなので臭木のことが真っ先に頭に浮かびますが、調べてみると実に興味深い樹木であることが分かります。(管理人)








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コメント
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