ナナカマド

　ナナカマドという樹木の存在を知ったのは、高校時代に読んだ三浦綾子さんのエッセイ集「ナナカマドの街から」を読んだとき。
　お恥ずかしながらエッセイの内容を覚えていない・・・
　しかし、ナナカマドだけは、しっかりと覚えています。
　高校を卒業し、山へ行くようになりナナカマドを観察した時に頭の中に浮かんできたのが「ナナカマドの街から」です。
　これがナナカマドか～と妙な感動を覚えたのです。
　それから随分の年月が過ぎ去りますがナナカマドは私の好きな樹木の一つです。
　花、果実、紅葉、どれをとっても印象的な樹木で目を楽しませてくれます。
　森を案内する時は「七日、釜にくべても燃えないことから七日竈が訛ってナナカマド」なんて話をするのが定番なのですが、私はナナカマドをネタにした記憶がありません・・・
　山歩きした時に目を楽しませてくれる存在というだけの存在。
　まぁ気を利かせて花も、実、紅葉が綺麗なんですよね、とさらりと話をするだけです。
　何故かって、樹木の姿は知らないけど参加者の誰かが名の由来を知っていたりするので、ほおっておいても誰かが喋っているし、これがナナカマドか～なんて妙に感心している人が多いので話す必要が無いな～と思ってしまうから。
　三浦綾子さんのエッセイの影響かどうかは私には分かりませんが知名度が、とても高い樹木なんです。
　姿は全然違いますが知名度の高さという点ではブナと一緒だと思います。
　こんな花よし、紅葉よし、果実もよいナナカマドの写真を花から結実までの写真を並べてみます。
　本当に容姿端麗な樹木だと思います。そんなナナカマドですがウラジロナナカマド、ナナカマドetc.と複数の種がありますが面倒なので区別しないで並べます。（理屈っぽいですね）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　花
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　紅葉前の果実
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　紅葉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　紅葉した時に果実
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　落葉した後も果実は残ります
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　10月だというのに暑い日が続きますが山ではナナカマドが紅葉しています。深紅に紅葉したナナカマドを見に山へ行ってみませんか！！（管理人）







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