創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

成功事例の小片が大事

2012-08-17 11:59:53 | Weblog

こんにちは。

 最近の記事への補足です。過去を見るなとは、言っていません。若い人は自分の失敗事例より、昔、上手くいったことに着目し、今の課題を考えて欲しいだけです。私は成功学が大事だと言っています。最もこの言葉は一般的ではありません。

 歴史から学ぼうとオバマ大統領が先の就任演説で語りました。我々日本人が学校で学ぶU.S.A.の歴史は独立戦争から始まると言っても過言ではありません。先住民の歴史はニッチかも。インデアンにはたくさん種族があり、歴史や社会や習慣や言葉があったはずです。でも、私の勉強は独立戦争と南北戦争と、イギリスとの戦争が中心でした。前の二つは良く勉強しました。3つ目はあまり学校で学べなかったかも。アメリカにとって、イギリスとのこの戦いは厳しい戦いだったでしょう。フォークランド紛争からそう感じられます。過去の植民地が列強と戦って勝利するのは珍しいのでは。

 アメリカもベトナムで敗北しました。イラクとの戦いは、泥沼です。アフガンやパキスタンとはどうなるか、オバマ大統領も予想できないでしょう。大統領もアメリカ政府も日々努力してゆくしかないのかも。他国の庶民はどうなるのか分かりません。バフェット氏もIBMやマイクロソフトに投資先を変えています。株価や各国貨幣価値の未来が不鮮明だからです。貧しい国のトイレに潤沢な資金を注ぎ込むビルゲイツ氏が正解かも。お金の正しい使い方かも。

 日本の大手メディアはアメリカ大統領の言葉を日本向けに解釈しがちです。アメリカに限らず、中国やロシアや英国のトップの言葉も、ですが。オバマ大統領の歴史から学ぼうと言う演説を、沖縄や硫黄島やガダルカナルの戦いを忘れるな、という意味にメディアは伝えているのかも。その論旨では、東京大空襲や広島長崎はどうなるのか。

 アメリカの大衆は未来を見るから過去を忘れやすいのかも。政治も日本など気にしていないのかも。日本の若者はそう考えた方が正しい解釈が出来るかもしれません。歴史は、年寄りや社長や政治家や高級役人が考えるべきこと、庶民に押し付けないで欲しいのです。ですから、日本の大手メディアの情報はあまりありがたく思えません。

 若い人は徳川や織田の興亡から学べるかも。余裕があれば、十八史略や史記も読んでください。新しいアイデアを考えるとき、日本の歴史が役立ちます。新事業を推進するとき、中国の歴史書が役立つかも知れません。

 本題に戻ります。今日は、この項のまとめです。「しかし、システム構築の技術に頼りすぎては運用で失敗します。システムを運用するのはあくまでも個々の人間です。このため、担当者の心理面も重要です。心理といっても、細かい点まで精通している必要はありません。最低必要になる部分だけで十分でしょう。子供でも当たり前のことが、一般のオフィスの担当者にもできないことも多いのです。今の仕事のやり方に慣れてしまった担当者は合理的な方法に変更しづらいものです。これらの担当者に対処するため、基本的な留意点を説明しています。」

 システム論に異論はありません。その通りです。運用重視が大事です。しかし、不満があります。最低必要になる心理の部分とは何か。はっきり分からないから、もったいぶった表現になったのか。突然、今、新しい課題が見えてきました。担当者にさせるために何をすべきか、担当者は現状でどうしているか、などなど定義すべきです。著者を自己弁護するなら、著者は用語を読者に良く考えて欲しかった。しかし、専門的な用語知識が必要な説明です。そうか、これは教科書。大学生に勉強させたかったのか、だから専門用語で止めた。笑いながら我田引水。これは嘘。

 大型作品や大手の出版社なら別かもしれませんが、上手い宣伝や予告編がない限り、良い映画や本はなかなか評判になりません。弱者の作品は大衆の目に留まらず、人気になるのは偶然です。弱者の期待しすぎは間違いです。売れなくても致命的にならない策がベストです。市場を独占し、トップになるのを目指しては大手液晶会社のように大変な事態になるかも。やはり、ナンバーワンよりオンリーワンを目指すべき。高校生も事業もコンテンツも同じかも。なお、強者とは、定義した市場のナンバーワンのことです。高校生で言えば、甲子園の優勝投手や数学オリンピックのメダリストです。

 画期的な新規商品や新規事業は棚上げされて塩漬けにされるのが普通です。アイデアはバラバラにされていいとこ取りされます。商品や作品が世に出てくるのは、多数の人の大変な努力があったはずです。アイデアを盗む人に悪気はありません。影響されただけです。東京も、シリコンバレーも同じです。経営トップが新技術に疎いのは、企画担当者の説明能力に問題あり、と私は考えています。

今日はここまでにします。

コメント
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