創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

ありの穴から堤も崩れる

2012-08-14 08:09:16 | Weblog

おはようございます。

 今日は、「部門独自でオフィスの情報化を推進する現場の管理職と担当者」の二つ目の段落に書かれていた文章です。

「この状況を改善するために、部門の各担当者の業務と各情報の更新サイクルを考え、各担当ごとに管理する情報の分野を決める必要があります。ドキュメント情報の整理手法を身につければ、大量の情報を活用し知識とできます。本書は、効率的に情報化を推進するための基本的な手法を説明しています。」

 下手な文章です。これで何度も校正したなどお臍でお茶を沸かせます。でも論旨はなるほど、その通りです。でも、単に当たり前のことを言っています。虐めてはいけません、勉強しましょう、壊してもいけません。ゴミを捨てるなら分別しゴミ箱に捨て、ゴミ箱を集積場に持って行き、きれいにして、教室や部室に戻しましょう、と言っているように感じます。幼稚園生への言葉なら正解です。

 正しい行いをすべきと分かっていても、素直に出来ないのが普通です。大人でもです。未熟な生徒さんや学生さんならなおのこと。詰まらない仕事をすすんで出来るわけがありません。させるなら褒美が必要です。犬ならドッグフードでも、ガムでもさせられます。幼稚園児なら、クッキー一枚、煎餅一枚で可能かも。小学校生徒さんなら、ゲームのソフトでも。ご褒美のランクや価格は次第に高くなって行きます。それが成長であり発達です。中学高校の先生なら、成績や進学と言う飴玉でも可能かも。でも、私は甘党なのに飴玉が嫌いです。

 飴玉が必須では会社や社会を楽しく渡れません。生徒さんは、ご褒美などないと考えて欲しいのです。ご褒美は3年後かも十年後かも知れませんし、成果は上司や要領の良い同僚に取られるのが普通だからです。自分の考えで、すべきことはすべきだと分かるまで、高校生の内に発達することが大事です。すべきことは、他人が決めているかもしれません。この説明は分かり難いかも知れませんので、この文節を何度も読み直してください。出来なければ発達障害と言うより、未熟者と考えてください。心がけていたら、最初は難しくても、必ずできるようになります。

 一方、指導者も大変になります。生徒さんを正しく指導することが必要でしょう。指導者はクラブでも、部活でも、担任でも、好きな教科の先生でも構わないと、変わり者は考えています。おまけなしで、顔と行いと言葉だけで。

 指導者の言葉だけで生徒さんが出来るなら、余程その指導者は人徳者、倫理観の高い人です。おまけに組織の過半数の先生がそのような性向が必須でしょう。創るのは難しい、壊れるのは易しい、と言う先生が居るように。ありの穴から堤も崩れる、の言葉のように、蟻の一穴から堤防決壊は起こり得ます。チョンボなひとつの意思決定が致命的な、回復不能な災害を引き起こすのが現実です。

 したがって正しい厳格な学校教育を経た生徒さんでない限り、個性が出来上がった高校生や大学生を4、50人も指導するのは大変です。ほとんどの生徒さんと深いお付き合いによる信頼関係が成り立った間柄の指導者が必要になるのでは。指導者を尊敬しているから、詰まらない、大事な清掃などができるようになるのでしょう。あいつに言われるからしたくない、と考える人間の方が多数派かもしれません。それが高校や大学時代の私でした。出来なかった、偉そうなことをまた言ったため、また、お尻がむずむずして落ち着かなくなりました。

今日はここまでにします。

コメント
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