テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



 テルミン演奏時の右手親指と人差し指は「お金」を示すように、丸くつなげている。親指の先と人差し指の先を接触させている。
 本当に先っちょと先っちょを接触させていると、オープンポジションのときにどうしても他の3本の指が伸びきらない。手の大きい人、指の長い人はそれでいいだろうが、ひきつるような感覚もあって気持ち悪かったりする(のは私だけか?)。
 そこで私は試行錯誤の結果、人差し指の先を親指の先ではなくて、少し根元寄り(爪の真ん中くらいの位置で、指の腹側)に置いている。するとオープンポジションのときに思いっきり3本の指(中指、薬指、小指)が伸ばせるようになる。オープンポジションにお困りの方はお試しを。
 ただし、こんなに伸びきった状態だと手指全体に思いっきり力の入った状態になっているので、ただでさえ、緊張感ありすぎのイーサウェーブの高音部がさらにキンキンしてしまっているかもしれない、柔らかい音色を求めるむきには、あるいはそうでなくても、もしかすると一般的に勧められるワザではないのかもしれない。(じゃあ、書くな!と言われそうだが、ご参考まで。)

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 テルミンとマトリョミンとを比べると、その演奏においてテルミンのほうがやさしいと感じる部分がある。それは音を区切るところである。
 テルミンでは音量をコントロールする左手でポーズ(一瞬無音化させる)を置いてやると、同音が続くところの区切りはもちろん、音程を変化させるときでも、聴感上、階段状の音程変化が得られる。連続的音量変化の次に覚えるべき左手のテクニックである。
 これができないマトリョミン演奏では、かえってストレスを感じるときもある。一方で、テルミンならできるはずなのに「自分では上手にコントロールが効かせられない」ために、「やさしい」どころか、かえってひどい状況にもなったりしている。

 音程の大きな上方跳躍の際に威力を発揮するポーズであるが、やりすぎると、メロディー(あるいは個々のフレーズ)がぶつ切りになって、音楽性に欠ける演奏となってしまう(ようだ)。
 「ようだ」、というのは私が自覚症状無いままそうなってしまったらしく、今修正中だからだ。ふにゃっ、とならない音程跳躍やポーズ・ぐにゅっ、となるべきスラーの部分、使い分けが難しい。スキルの問題と私自身の中にある(ない)音楽性の問題。ただ単にメロディーをなぞるだけではなく、まずは、「こう演奏したい」、「こういう演奏であるべき」というコンセプトを持たねばならないのであろう。何も考えずにうまく出せればもっとよい。いつかはそうなる、、、のか?。

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(今日は告知に使ってしまいます。いい雰囲気の会員制クラブ貸切です。
お帰りの際は丸の内の素敵な街路樹ライティングに包まれて、クリスマス
気分を満喫できます。)
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☆有楽町で映画「テルミン」上映会・ライブ・テルミン体験(軽食つき)

映画を楽しんでいただいた後、実際に楽器テルミンを聞いて触って楽しい
世界を体験!マトリョミンも用意しています!
会場の「倶楽部21号館」は健康的で美味しいお料理で評判の会員制クラブです。

公演名: 映画+音楽!「聞いテルミン♪触わっテルミン♪観テルミン♪」
会場: 「倶楽部21号館」 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル                          http://www.marunouchicafe.com/club/index.html

日時: 12/18(土)15:40開場、16:00開演~19:00頃終了
料金: 4000円(映画鑑賞料:1000円/軽食とお飲物3000円)
主催: 木曜シネクラブ
出演: 相田康一郎(テルミン、マトリョミン)
お申し込み: chon_magerino@hotmail.co.jp まで(予約必須)
        ★件名に「行っテルミン」、本文に「こちろうブログ見て・
         住所・氏名・電話番号」のご記入をお願いいたします。

※お申し込みが定員に達した時点で締切ります。できるだけ早めに
お申し込み下さい。お申し込み後に、詳細ご連絡いたします。
※鑑賞料は映画の上映権を所有する配給会社へ支払われます。


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 さて、昨日からの続きである。
 現用のマイクスタンドは楽器屋をいつくか回って見つけた安物のステンレス製ストレートスタンドである。これを収納時に短く(バッグに収まる58cm以内)し、かつ伸ばした時に私に合う長さになるようにスタンドのパイプをカットする。私の身長は175センチで、パイプを23cmほどカットしたところ、収納時56cmくらい、伸ばせば私より背の高い人でも合うようにカットできた。
 パイプカッターは各種販売されているが、ステンレスを切れるものとそうでないものとに大きく分かれているので、アルミスタンド以外をカットするときは注意が必要。写真でフタの部分に置いているのがそのカッター。2,980円であった。結果からいうと、ステンレス用であればもっと安いものでも大丈夫だったようだ。ゆっくり時間をかけてカットする分には手伝いもいらず、腕力も必要としない。写真はかなり見にくいが、カットしたパイプもカッターの横に並べてみた。
 カット後のスタンドの様子であるが、予想していたことであるが、やはり安定感が損なわれる。演奏中にボリュームアンテナに触れてしまったときなどは動揺があるだろう。もとのスタンドの安定性も影響しているかもしれない。
 写真の白いものはクッションで、手芸店で購入したシートクッション用のポリエステル100%の「ケパックⅡ」という商品。30cm×30cmで399円。これをハサミでカットして、布用ボンドでつないだ。底面にはマジックテープを貼って軽く固定した。
 今度こそ、テルミン用バッグ遍歴(というほどのものでもないが、)から開放されると思う。
 しかし、今まで使った費用を全部合計すると、最初からイーサウェーブのギグバッグを買ってたほうが良かったのではないかー!!って、、言うじゃな~い・・・・・・残念!・・・パイプ斬り。

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 1週間ほど前に御茶ノ水の老舗楽器店、下倉楽器で同店オリジナルのキーボード用の黒いソフトケースを購入していた。価格は2,980円。型番は忘れた。250×580×100mmくらいの大きさで各面にクッション材が入っている。底面(縦に置いたときの下のほう)にはさらに緩衝用のツイタテのようなものがついている。ハンドルが縦と横についているが、外出時に手持ちで運ぶときは、縦にして肩掛けが標準スタイルとなる(写真は首を右に90度傾けてご覧下さい・笑)。これを購入したのはイーサウェーブをスマートに運びたいという動機であった。
 そもそもイーサウェーブには専用のギグバッグなるものがあって、移動用には最適なバッグであるが、いかんせん高い(日本で買うと約1万円。おっ、プロ用のバッグも販売されている!)。また、今もあるのかどうか確認していないが、エフ・シュガーというお店にはオリジナルのイーサウェーブバッグがあり、このバッグには、これも同店オリジナルの軽量スタンドがいっしょに入るという。スバラシイ。しかし、貧乏、いや倹約家の私としてはリーズナブルな価格(要するに安いもの)で、なんとかいいバッグがないものか、と常日頃から物色を続けていた。以前、1,000円や1,900円のボストンバッグを地下鉄駅通路の露天などで買い求め、とりあえず、満足していたが、大きすぎたし、色やデザインがダサダサだった。(でも、このダサダサ青ボストンバッグはロシアに行って活躍したのでオッケー。)

 イーサウェーブだけぴったり入るようなものを考えていたが、今回購入したバッグは横方向(=幅250mm)に余裕があり、「これならスタンドも一まとめに入るのでは、」と、考えて購入した。
 さてそれから今度は運搬時に短くなるスタンドをどうしようか、ということである。TELMIN’S Thereminページの掲示板でも紹介されているように、自分でパイプを切る方法をとるか、既製品を購入するかを数日間検討した。今、池袋のレッスンの部屋にはK&Mの3段伸縮スタンドが用意されている。先日のレッスンのときに短くしたときのサイズを測ってみたら、ちょうど購入したバッグに入りそうである。このスタンドはサウンドハウスで見ると、3,500円とお値打ち品である。次に、折角だからこの際軽量化も兼ねて、TAMAのアルミスタンドを購入してカットするということも考えた。しかし、スタンドそものものの価格が高く、3本足が短いのも気になった。また、お店で聞いても、カットしてくれそうになかったので、カッターも買わねばならない。そこで、選択したのが、今使っているステンレスのスタンドをカットしてバッグに収納できるサイズにすることである。
 ここから先も一気に書くと、また長くなるので、以下次回につづく。

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