テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



 今朝、日経MJ紙(旧日経流通新聞)の最終面にトーキョーマトリョーシカの写真入り記事が載っていた。「あっ、これはセミョーノフのマトリョーシカ工場で、日本向け戦略商品にする、と言っていたやつだ。」と思って、Googleで検索してみた。
 
 すると、大陸貿易のルイノクというECサイトに、トーキョーマトリョーシカが販売されていて、それを作っている工場を見学した様子が載っていた。この工場では、実は、マトリョミンの筐体(マトリョーシカ)も作っているのだ。
 
 見学写真を見ていて、「あっ、この人だ」と思ったのが、ここに転載した写真のひと。今年の10月初めにニージニー・ノブゴロド(旧ゴーリキー)中心部から150kmほど離れたところにある、このセミョーノフのマトリョーシカ工場を見学した。
 マトリョミンは1体1体、形や図柄が微妙に(というより、かなり)異なっていて手作り感満点だが、その理由の一つに、図柄を描くのに一人一人の方が最初から最後まで仕上げているということがある。当日5~6人の方(ほとんどおばあさんといってよい年齢の方)が絵付けしていたが、おそらく、マトリョミンの顔つきや絵柄は大きく6種類くらいに分類されるだろう(絵付け担当のおばさんの数に一致していると思われる)。

 それよりも、見学して説明を聞いて、「ほーっ」と思ったのが、手でニスを塗っているところで、しかもその担当者はただお一方、この写真に出ている人なのである。つまり、言いたいことは、私のマトリョミンもあなた(誰?)のマトリョミンも全てのマトリョミンは、この人が手でニスを塗っているということである。
なんか、連帯意識が生まれるなー。どう?。

 蛇足だが、マトリョミン筐体はマトリョミン専用の特製品で、工場には白木のマトリョミン用のカラダがたくさん整列して、絵付けを待っていた。
参考:その他のマトリョーシカECショップ

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