徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

神社

2008-05-02 11:46:05 | Weblog
 今日、明日と地区の春祭りである。八十八夜祭と言って立春から88日目を祝う祭りである。昔から、この頃播種をすれば順調に育つと言われており、五穀豊穣を祈願する祭りである。今では時代を反映して、家内安全、交通安全も並べられているが。

朝、高台から集落を見下ろす神社で神事が行われた。そこで玉ぐしを奉てんし、今年の五穀豊穣を祈り、祭りが無事終了するよう祈願してきた。私の地区にとってはこの祭りが1年で最大のイベントである。朝5時半から街道に「花」を飾り、テントを張った。2日間で200万円以上かかる祭りである。

それにも拘わらず、祭りが営々と続いてきたのは、農耕民族の自然に対する畏敬の念があるのだろう。もう一つは、その時々に応じて「あり方」の改革をしてきたことだろう。私たちの時代には子供を祭りの中止に据えたこと。経費を抑えるための工夫をしたこと。学校の実情に合わせて日程を5月1日~2日から2日~3日にずらしたこと。

伝統を守るためには変革が必要だ。祭りをみてしみじみそう思う。

今夜はきっと遅くなるので早めに書きました。あしからず。

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