徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

沈黙

2020-06-06 09:42:41 | Weblog

 昨日の続きです。

 癌の宣告と言う思いもよらない展開に動揺していたが、先ず、後援会にどう伝えるか、帰途の車の中で考えていた。選挙が終わった直後、高揚感に包まれている中で、絶望的な話だ。打ち上げでは「次は議長を目指ざせ」という発言もあり、それらの期待を一気に裏切ることになる。

 隠せる話ではないので、取りあえず後援会の幹部に集まって貰い、事態を説明することにした。癌の宣告もショックだが、支持者の落胆、失望を考えると、正直、その方が苦しかった。

 翌々日、初当選以来支えてくれた4人の幹部に集まって貰った。そこで、起きている事態を説明すると、誰一人言葉もなく長い沈黙が続いた。私からは手術をするしかないので、通院で必要な検査をし、最短で5月19日が手術日となることを伝えた。

 「いつ分かったのか」「自覚症状はなかったのか」というような質問が出たが、一昨日告知を受けたと言う外はなかった。話は飲みながらということで、気がつけば日付けが変わっていた。次の朝、二日酔いの頭で、これが俗に言う「やけ酒」かと改めて思った次第だ。

 深刻な事態を外部に話したことで、少し気は楽になった。同僚から議会の人事で話をしたい、という誘いが再三あったが、私には土俵に立つ資格がなかった。ただ、捲土重来と言う言葉を噛みしめるだけだった。

 重苦しい話になったので、今日は気分転換にヨーロッパ原産のオルレア、和名ホワイトレース草を載せます。その名の通り、レースのカーテンを敷いたようです。家内が門貝から貰ってきた花ですが、生命力が強く一気に増えました。

  

 

 


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