徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

親子

2011-06-22 17:56:03 | Weblog
 3日遅れて上の娘から父の日の贈り物が届いた。日曜日に、遅れるからと電話があった。忙しく働いているのだろう。親とすれば元気でガンバっていることが最高のプレゼントだ。上の娘は、性格が私に似て我がままのせいか、高校生くらいまで全く理解し合えなかった。もっとも、彼女が子供の頃から仕事にかまけて、全く父親として接してこなかったので、非は私にあったと思ってはいる。

彼女が大学に入ったころから、少しずつ会話が成立するようになった。当時、給料を貰えば真っ先に彼女に仕送りし、次に部屋代を振り込んでしまえば、私の手元にはいくらも残らなかった。アルバイトもしたようだし、少しは親という存在が解ってきたのだろう。

就職する頃になると、周りからいい親子ですね、と言われるようになった。お互いそんなに変った訳ではないが、相手の立場が少し解るようになったということだろうか。振り返ってみると、仕送りに追われた時代が一番懐かしい気がする。金銭的にはきつかったが、張り合いがあった。

3日遅れの贈り物に少し感傷的になっている。