詩「イザベラは空を飛んだ」をHP(左のブックマーク)に掲載しました。作者は部族民通信の賛同者の蕃神(はかみ)伊沙美さんです。内容は、冬のある朝、東京多摩にある「地の塩と民教会」の中庭で空に祈っていた女性が鐘の乱打の響きを聞いて2000年前にイシュアと会話した事を思い出す。着古した吊しの紺の背広に白シャツのイシュアは甲州街道を北に向かっていた。そのイシュアに駅前広場で出会って、ジャムパンとワンカップ酒を乞う父と娘に「祈りなさい」と説教する。そして時が来ればお前は空を飛べると…
長い詩なので一部を、
=前略=
私は訴えた、
父ヨシュフは工場で夜勤の連続、失意症に襲われた
私イザベラは虚言癖が嫌われ職場の市役所を追われた
それから私たち親子はあなた様の救済を信じ
浅川に身を浸け頭垂れ、あなたの僕となりました
しかし隣人と異教の教導者にあざけ笑いの辱めをうけ、
ネット中傷されてマンションも追われました
もう二日、一片のパンも食べていません
神の御子、救世主さま
とっても大きなジャムパンを父に与え
明日に買う水と酒と肉のため千円以上を
私に恵んでくださいませ
あなたは答えた
みすぼらしい親子よ、言葉もなく足萎えた父親よ
水も酒も呑めない娘よ、お前達は実は幸なのだ
お前たち父娘が飢え渇いて金もない悲惨さを
天の父に伝える。二人にだけ助けを早めてくれと。
天の父は駅前広場で眠るお前達を見逃さない
眠りについたあとの夜の暗がりの下で
たらふくパンを食べて飲んだくれる夢が
お前たち二人の夜をオリオンのようキラキラと飾る
=後略=
イシュアとはキリスト生誕の当時の西アラム語でイエスの対応語です。おもしろい詩です、皆さん読んで「実体と記憶の乖離」を楽しんでください。
長い詩なので一部を、
=前略=
私は訴えた、
父ヨシュフは工場で夜勤の連続、失意症に襲われた
私イザベラは虚言癖が嫌われ職場の市役所を追われた
それから私たち親子はあなた様の救済を信じ
浅川に身を浸け頭垂れ、あなたの僕となりました
しかし隣人と異教の教導者にあざけ笑いの辱めをうけ、
ネット中傷されてマンションも追われました
もう二日、一片のパンも食べていません
神の御子、救世主さま
とっても大きなジャムパンを父に与え
明日に買う水と酒と肉のため千円以上を
私に恵んでくださいませ
あなたは答えた
みすぼらしい親子よ、言葉もなく足萎えた父親よ
水も酒も呑めない娘よ、お前達は実は幸なのだ
お前たち父娘が飢え渇いて金もない悲惨さを
天の父に伝える。二人にだけ助けを早めてくれと。
天の父は駅前広場で眠るお前達を見逃さない
眠りについたあとの夜の暗がりの下で
たらふくパンを食べて飲んだくれる夢が
お前たち二人の夜をオリオンのようキラキラと飾る
=後略=
イシュアとはキリスト生誕の当時の西アラム語でイエスの対応語です。おもしろい詩です、皆さん読んで「実体と記憶の乖離」を楽しんでください。