ネパールでは、お墓がありません。すべてはガンジス川の流れのままに…。
ガンジス川のほとりで行われる「野辺の送り」を見ることが出来た。有料である。
川の岸辺に、石の段が出来ている。ここで火葬にして、最後は聖なる河ガンジスにその灰を流すのである。
親族であろうか、見送るために集まった。黄色の包みには遺体が納まっている。聖なる川の水と出会っている。
数十m上流では、沐浴したり、手足を清めている。
背後の白い建物には赤十字が付いている。自分の死期が自覚された時に入院する病院である。
死に至らずに退院する人も居ると言う。
橋の上からも、見送る人たちがいる。
火葬が始まった。
母なる川ガンジスに逝くのである。
遺体は一度裸にされて白い布で包み、大きな丸太の上で、燃料の材木と共に焼かれた。
火を点ける前に、親族だろうか、石の台の廻りをぐるぐると輪になってまわる。
この時に一個中隊ほどの兵士が来て、川のこちら側から楽を奏で、空砲を撃ち見送っていた。
戦争の犠牲者だと言う。
※では、ごきげんよう。
ガンジス川のほとりで行われる「野辺の送り」を見ることが出来た。有料である。
川の岸辺に、石の段が出来ている。ここで火葬にして、最後は聖なる河ガンジスにその灰を流すのである。
親族であろうか、見送るために集まった。黄色の包みには遺体が納まっている。聖なる川の水と出会っている。
数十m上流では、沐浴したり、手足を清めている。
背後の白い建物には赤十字が付いている。自分の死期が自覚された時に入院する病院である。
死に至らずに退院する人も居ると言う。
橋の上からも、見送る人たちがいる。
火葬が始まった。
母なる川ガンジスに逝くのである。
遺体は一度裸にされて白い布で包み、大きな丸太の上で、燃料の材木と共に焼かれた。
火を点ける前に、親族だろうか、石の台の廻りをぐるぐると輪になってまわる。
この時に一個中隊ほどの兵士が来て、川のこちら側から楽を奏で、空砲を撃ち見送っていた。
戦争の犠牲者だと言う。
※では、ごきげんよう。
同じガンジスが流れるネパールでも行われていたんですね
こんな野焼き、川流しの葬送が行われている!
臭いのこととか、下流のこととがすごく気になります・・・。
ガンジス川で沐浴すると言う「禊」はインドに多いですが(ネパールでは自動車も洗ったりする)、死者に対する敬虔な儀式なんでしょうね。
かつて、新聞にも載りましたが、ネパールの王様一族が、その弟の一族に、宮殿で全員暗殺されたことがあります。その時は、ここの河は火葬にする人々で混雑したそうです。この川べりで、死を悼んだそうです。(ガイドの話)
ガイドはそれを思い出しても、胸が痛くなるほど嘆いたと言います。(先代の王様への尊崇の念が大きかった)と言います。一族を暗殺した弟の王様は庶民にあまり尊敬されていないと言うことでした。