高尾山自然公園の生き物たち

森林づくりボランティア支援センターのある大分市高尾山自然公園の
見つけもの

スミレの種    スミレ科

2024-06-24 13:17:35 | 植物(草本)

スミレの花も終わり 立派な種ができています

種がぎっしり並んで まるで 打ち上げ花火の中身みたいです

でこの後 種を包んでいる皮が乾いて内側に丸まろうとする力で  種が外に飛び出します

で これだとあまり遠くに種が行かないので そうです アリさんに手伝ってもらいます

種には エライオソームというゼリー状の物質がついていて  これがアリの大好物

種をせっせと巣に運び  ゼリーをとると 残った種を 巣の外にポイ捨てします

そこで かなり離れた場所に スミレは 拡散することができるということ、、、、

にはならんのが 最近分かってきました

その場で種の エライオソームをとって ゼリーだけ巣に持ち帰るアリもいるそうです

そら 大きい種を運ぶのは大変だからねえ  スミレはまた何か手段を考えないかんですねえ

我が家の玄関の鉢にあったタツナミソウが 今年駐車場にも咲いていました どうやって分家したんだろう


シモツケ   バラ科

2024-06-20 13:42:19 | 樹木

シモツケの優しい花がさいてます

小さな ビーズのような丸いつぼみが

だんだん開いてきて

きれいですねえ  バラ科ってきれいな花が多いよねえ

シモツケとは栃木県の下野で見つかったからだそうで どっちかというと西日本に多いそうです

白くてほわってしてるから  霜がおりたようなのでこの名前かと思っていた

大分の地名のついた花があればいいのになあと すこしうらやましい

明日は夏至です  だんだん日が短くなります

夏になると 夜 花火をしなくてはならないので 早く日が暮れるようにしているのです  なんてね

 

 


ジョウカイボン ジョウカイボン科

2024-06-18 11:25:39 | 昆虫

葉っぱの上に ジョウカイボン  こういう目立つところによくいる連中は 天敵に襲われても平気なのか 自信があるんでしょうねえ

この方 特に毒も持たないし  大丈夫かえとか思うけどねえ クモとかアブとかが食いに来るらしいのです

実は 種類が多くて 最初は区別ができなかったのですが  

キンイロジョウカイ アオジョウカイ クロジョウカイ ウスチャジョウカイ、、、

キンイロジョウカイが似てるなあと思っていたけど 図鑑はきちんと見るもんです 

この2種は似てるけど サイズが違います  金色は2cm以上ありますが ジョウカイボンは小さくて

14~18ミリ   同じ種類でおっきいのやら小さいのがおると思っていたのです

熱心に お口の周りのお手入れの様ですが (そっと近づいても逃げる気配なし)

この方 基本肉食ですが 甘いのも食べるらしい

このクワの葉の上でもぐもぐしてるのは 桑の実でしょう  でも 葉っぱの上に実を持ってきたのか ハテ

私もたくさん頂きました  お約束通り 舌真っ黒でござんす

 


テイカカズラ   キョウチクトウ科

2024-06-03 13:33:01 | 樹木

今はさかりの テイカカズラ   キョウチクトウ科なので毒があります    毒のある植物って魅力的

甘くて いい香りがします

枝を切ると白い汁が出ますが これが皮膚につくと かぶれます  要注意

風車のような花が 種になると 2本の下がり豆のようになります  不思議だ

ある人に花の名前を聞かれたので テイカカズラと申し上げたところ  割引とかはしないで定価なんだ とか言われて ぎょ!

藤原定家さんが 名前の由来です

木の幹に巻き付いて ぎっしり これでは何の木かわからない

このしつこい 巻き付き方! 式子内親王のお墓にこんな調子で巻き付いてカズラになったんでしょう

しつこいのは嫌われると思いますよ  失恋 ですかねえ