高尾山自然公園の生き物たち

森林づくりボランティア支援センターのある大分市高尾山自然公園の
見つけもの

ヒサカキ  モッコク科

2016-03-23 13:50:01 | 樹木
春になると 匂いだします。   香るとは言えんなあ。
ヒサカキの花の匂いで春を実感される方もいらっしゃるそうですが  なんか匂う というような匂いです。

もうどっちゃり ついてます。
でこれはみんな雄花。 ヒサカキは雄木と雌木とあって これは雄木です。

どれにも これにも 花粉がいっぱいです。  おとこの執念みたいなものを 感じてしまう。
で、こちらが雌木です。

花の中に雌しべ 先が三つに分かれています。

雄木も雌木もたいていすぐ近くにあります。 でも風で飛ばすわけにはいかないのでこの匂いなんでしょう。
この匂いは ハチはこないだろうなあ。 やっぱハエ・コバエの類でしょうか。
ハエに受粉してもらう コンニャクの花も やっぱり臭いのだわ。 なぜハエは臭い匂いに引かれるのかなあ?

ブンゴウメ(豊後梅)   バラ科サクラ属

2016-03-11 14:29:26 | 樹木
大分県の県木  ブンゴウメ です。 森林づくりボランティア支援センターのまわりに植えてある
3本の梅の木は ずべてブンゴウメです。

ウメに少し遅れて咲きだしました。

花びらは八重だし それこそバラのようでサクラのようでもあります。 とてもきれい。

でも アンズさんが混じってるらしくて 種が大きいのです。 梅干しにはあまりお勧めではありません。
でも 梅ジュースや梅酒なんかには 大きな実がうれしいです。
で、このブンゴウメ 幹からすぐに花がついています。 木が弱ってくると こんなことが起こります。

それで 2月に高尾山で開催した 「緑と森の実践講座」でこの木に肥料をやりました。
油粕に 化成肥料の888(オールエイト)を混ぜて 根本に敷きました。


この肥料がきいて 元気になるといいなあと思います。
んで この肥料の油粕をイノシシが食べんように 土をかいて 少しかぶせました。
それでも少しごそごそしたようで  食べたんかな?

ノキシノブ  シダ類ウラボシ科

2016-03-10 16:04:55 | シダ
シダ類の胞子嚢群の ソーラスは シダによってつく時期が違います。
シダのソーラスを見るようになって気が付きました。 そ~ですよねえ。
お花だって 春やら夏やら いろんな季節に各々咲きますもんねえ。
この時期 みっちりソーラスのついている ノキシノブ

家の軒なんかにさがってたりするので 軒忍 という名前が付いたそうです。
高尾山では サクラの幹についていました。

みよ このソーラス みっちり むっちり であります。 顕微鏡で見たら面白いのでしょうねえ。
実体顕微鏡欲しいなあ。

ソーラスは 葉の先のほうだけについています。 葉の表側にも 盛り上がりが見えます。

忍んでるふりして バンバン胞子飛ばしてるんでしょう。センターのひさしにも 生えてきそうです。