高尾山自然公園の生き物たち

森林づくりボランティア支援センターのある大分市高尾山自然公園の
見つけもの

マンリョウ  ヤブコウジ科

2015-12-25 13:28:45 | 樹木
もうすぐお正月。 
お正月らしい おめでたいもの  マンリョウ(万両)です。
支援センターの窓の下に 実をつけています。

赤くてきれいなのですが お正月用のお花には 何故かセンリョウ(千両)のほうがよくつかわれますよね。
なんででしょう。 ヒヨドリもセンリョウの実は食べるのに マンリョウを食べるところを見たことがありません。
千両より万両と思うのは 私だけなんでしょうか。  あ、十両のヤブコウジも好きです。
隣には

白い実の シロミノマンリョウ。  まあ色違いということらしいです。

 センリョウも実が黄色になるものが有ります。こちらはなんと「コガネセンリョウ」黄金千両 という
 名前がついています。 小判ザクザクみたいな名前。 なんか差別されてるよなあ。


年内のセンターでの仕事は今日が最後です。皆様良いお年をお迎えください。

トウカエデ  カエデ科

2015-12-21 12:43:41 | 樹木
少し寒くなったなあと思ったら あっという間に紅葉していた葉は散ってしまいました。

トウカエデのきれいな紅葉

今は 種子だけが 風に ふるる ふるる

青いころのトウカエデ  自然観察会で カエデって カエルの手 に似てるから名前が付いたと
話したのですが ちょうどトウカエデの木の下だったので ほんとやー ほんとやー にちょん と子どもたち

カエデの仲間の種子は みんなプロペラ付き。 なるだけ遠くに行きたい

いつまでも 種だけ枝についているのは 真冬の木枯らしを待っているのでしょうか。
地面に落ちてきた種は 鳥たちのおご馳走になるのかな。
高尾山は 今鳥たちのさえずる声がにぎやかです。    なーんちて ちょっとお モズどん ヒヨちゃん うるさいよっ

ナンキンハゼ     トウダイグサ科 

2015-12-10 13:10:19 | 樹木
落葉樹たちは 葉を落とし 隠し持っていた種子が見えてきます。 センダンとか ナンキンハゼとか

枝の先に 白い丸い実が ぽつぽつついています。

でもこれは 黒い皮に包まれていたのが 取れて中の白い種子が見えてきたのです。

白い実が たくさんなっていて しゃらしゃらして 楽しいですねえ。

 で、この白い実を

外側の白いところを つめでガシガシ削ると なんと中は黒い堅い実が出てきます。
 黒いところは油分が多く 蝋燭なども作られていたそうです。

 でねえ 外 黒→ 中 白→真ん中 黒 という 黒を白と言いふくめ 中はやはり 黒 という

 南京のハゼですから お国柄なのか、、。  葉っぱは真っ赤になりますよ。  

メタセコイア  ヒノキ科?スギ科  

2015-12-09 16:03:34 | 樹木
高尾山で 一番背の高い木  そうです 世界で一番背の高い木も カナダにある メタセコイア

で、紅葉しています。

遠くからでも とても目立ちます。
近くだと きれいですよ

カラマツも遠目にはよく似ているのですが 葉っぱのつきかたが違います。  高尾山にはカラマツはありません。寒いところが好きな方だもんね。

種も役目を終えて 寝っ転がっています、  隙間に挟まっていた種子は遠くまでとんで行ったかな?

 あの暑い日 君たちは若々しかったねえ。

葉っぱも

こんな色でした。

  春になるとまた緑の葉が復活して いいなあと思うけど それはそれでまた別の生き方なんだろうなあ。