こんにちは/こんばんは。
こちらの時間の昨晩(18日22時過ぎ)に、ここ数年間噴火と沈静化を繰り返してきたレイキャネスという半島でまたマグマが噴出し始めました。
今回のマグマの噴出
Myndirnar eru ur Visir.is
私は今日(19日)の午前中は仕事はお休みだったため、昨晩はテレビに夢中になっており、今朝も寝坊したため噴火のニュースを知らずにいました。日本からの友人のメッセージで逆にその知らせを受けるという始末。ワタシの現実です。
今回の噴火(あまりピッタリとした言葉ではありません。マグマの「噴出」と言ったほうが正解かも)は、かなり綺麗な直線状になっているようで、全長4キロに渡っている、と報じられています。
噴出したマグマがどちらの方面へ流れるかを、今、総力をあげて推測しているようです。というのは、今回の噴出の割と近くには観光名所のブルーラグーンがありますし、さらにブルーラグーンの隣りには、ものすごく重要なスバルトテンギ・パワープラントがあるからです。
このパワープランとは、レイキャネス半島全域に温水を供給して源で、この温水が全家庭の暖房システムに使われているのです。ここにはケフラビク国際空港も含まれますし、このパワープラントが溶岩によって破壊されることになれば国家の一大事となります。
モルグンブラウズ紙のネット版より、地図を拝借しましたが、赤い線がマグマの噴出箇所。真ん中の黄色い線は、少し南にあるグリンダビクという町へ続く国道。左上の青い線が、温水を供給するパイプラインです。
付近の図解マップ
Myndin er ur Mbl.is
現在検討している防御策は、パワープラント一帯を(ブルーラグーンを含む)溶岩を止める防御壁で囲むことです。これがマップ中の黒い線。この防御壁、ある程度はすでにできているのかもしれませんが(ちょっと未確認)、もしマグマがそちらの方面へ進む場合には、国道も塞ぐことになるそうです。
ちょうど私が札幌に滞在していた十一月の始めから、グリンダビクの町周辺での地震が激しくなり、町中の道路に何ヶ所も大きな亀裂が生じたり、家屋が損壊するなどの被害が出ていました。
マグマが町の中で噴出する危険も現実的だったようで、十一月半ばにグリンダビクの町は閉鎖され、住民は全員退避することとなりました。多くは親戚家族を頼って他の町へ「疎開」し、行くあてがない人たちは国が準備した集団退避施設へ迎えられています。
グリンダビクを含むマップ
MYndin er ur Ruv.is
そういう生活がもう一ヶ月も続いていました。一時期マグマ活動が目に見えて沈静化していましたので、住民の中には「もう帰っていいだろう?クリスマスになるし」という要求が高まってもいました。ブルーラグーンも営業を再開する、としていましたし。
その矢先に今回の噴出です。ワタシのノー天気かもしれませんが、この二週間はまったく「マグマ噴出警報」的なニュースはありませんでしたよ。専門家も虚を突かれたのでしょうか?
とにかく、グリンダビクの町や、パワープラントとブルーラグーンに被害が及ばないことを願います。また、退避しているグリンダビクの住民の皆さんが早く普通の日常に戻れることを願います。町に戻るにしても、新しい場所での生活を始めるにしても。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
こちらの時間の昨晩(18日22時過ぎ)に、ここ数年間噴火と沈静化を繰り返してきたレイキャネスという半島でまたマグマが噴出し始めました。
今回のマグマの噴出
Myndirnar eru ur Visir.is
私は今日(19日)の午前中は仕事はお休みだったため、昨晩はテレビに夢中になっており、今朝も寝坊したため噴火のニュースを知らずにいました。日本からの友人のメッセージで逆にその知らせを受けるという始末。ワタシの現実です。
今回の噴火(あまりピッタリとした言葉ではありません。マグマの「噴出」と言ったほうが正解かも)は、かなり綺麗な直線状になっているようで、全長4キロに渡っている、と報じられています。
噴出したマグマがどちらの方面へ流れるかを、今、総力をあげて推測しているようです。というのは、今回の噴出の割と近くには観光名所のブルーラグーンがありますし、さらにブルーラグーンの隣りには、ものすごく重要なスバルトテンギ・パワープラントがあるからです。
このパワープランとは、レイキャネス半島全域に温水を供給して源で、この温水が全家庭の暖房システムに使われているのです。ここにはケフラビク国際空港も含まれますし、このパワープラントが溶岩によって破壊されることになれば国家の一大事となります。
モルグンブラウズ紙のネット版より、地図を拝借しましたが、赤い線がマグマの噴出箇所。真ん中の黄色い線は、少し南にあるグリンダビクという町へ続く国道。左上の青い線が、温水を供給するパイプラインです。
付近の図解マップ
Myndin er ur Mbl.is
現在検討している防御策は、パワープラント一帯を(ブルーラグーンを含む)溶岩を止める防御壁で囲むことです。これがマップ中の黒い線。この防御壁、ある程度はすでにできているのかもしれませんが(ちょっと未確認)、もしマグマがそちらの方面へ進む場合には、国道も塞ぐことになるそうです。
ちょうど私が札幌に滞在していた十一月の始めから、グリンダビクの町周辺での地震が激しくなり、町中の道路に何ヶ所も大きな亀裂が生じたり、家屋が損壊するなどの被害が出ていました。
マグマが町の中で噴出する危険も現実的だったようで、十一月半ばにグリンダビクの町は閉鎖され、住民は全員退避することとなりました。多くは親戚家族を頼って他の町へ「疎開」し、行くあてがない人たちは国が準備した集団退避施設へ迎えられています。
グリンダビクを含むマップ
MYndin er ur Ruv.is
そういう生活がもう一ヶ月も続いていました。一時期マグマ活動が目に見えて沈静化していましたので、住民の中には「もう帰っていいだろう?クリスマスになるし」という要求が高まってもいました。ブルーラグーンも営業を再開する、としていましたし。
その矢先に今回の噴出です。ワタシのノー天気かもしれませんが、この二週間はまったく「マグマ噴出警報」的なニュースはありませんでしたよ。専門家も虚を突かれたのでしょうか?
とにかく、グリンダビクの町や、パワープラントとブルーラグーンに被害が及ばないことを願います。また、退避しているグリンダビクの住民の皆さんが早く普通の日常に戻れることを願います。町に戻るにしても、新しい場所での生活を始めるにしても。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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