レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

アイスランドから初のオスカー受賞者 Til hamingju, Hildur!!

2020-02-10 21:35:16 | 日記
Breaking newsです。

今日のアイスランドは朝から、正確には未明から 沸き返っています。こちらの時間で真夜中に行われたアカデミー賞の授与式で、アイスランドの作曲家Hildur Gudnadottirヒルドゥル・グビューズナドティールさんが、最優秀作曲賞(Music original score)を受賞したからです。受賞の映画は「ジョーカー」Joker。




オスカー受賞を報じるヴィーシル・ネットメディアVisir.is


受賞時のコメントは: "To the girls, to the women, to the mothers and daughters who hear the music pumping within... please speak up. We need to hear your voices."

アイスランド人のアカデミー賞受賞はすべてのジャンルを通して初めてのこと。この部門受賞は女性としては四人目ということです。

アイスランド人はのオスカーのノミネートはこれまでも何回かありました。監督のフリズリック・フリズリクスソンさんが1992年に外国映画賞、ショーンとあのビョルクが2001年に歌曲賞、ルーナル・ルーナルスソンさんとソーリル・スナイル・シグルヨウンスソンさんが2006年に短編映画賞、そしてヨハン・ヨハンスソンさんが2015年と16年の二回。しかし、受賞はありませんでした。

ヒルドゥルさんは1982年レイキャビク生まれの37歳ですが、育ちは隣町のハフナフョルズルとのこと。細かいことですが、こちらではムキになる人がいますので。現在はベルリンに在住のようですね。

ヒルドゥルさんの経歴とかは、私はまったくの門外漢ですが、最近に限っていえば、Chernobyr「チェルノビル」で昨年の九月にエミー賞を、さらに今年の一月にグラミー賞(最優秀サウンドトラック作曲賞)を受賞し、さらに「ジョーカー」でもこの一月にゴールデングローブ賞(最優秀作曲賞)を得るなど、ここのところ破竹の進撃ぶりが報道されていました。




一月のグラミー賞受賞を伝えるRuv.is( 国営放送)




昨年九月のエミー賞受賞のニュースはモルグンブラウズィズ紙Mbl.isのネット英語版


というわけですから、とにかくTil hamingju ティル・ハーミンギュ! ヒルドゥルさん、そしてアイスランド! ということです。

厳しい冬を迎えている2020年の氷島、暖かいニュースとなりました。感謝。


ヒルドゥルさんのオスカー受賞を伝えるLAタイムズの記事はこちら。
‘Joker’ composer Hildur Guðnadóttir first woman in 20 years to win Academy Award for original score


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Home Page: www.toma.is
コメント
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