トンサンの別荘

初代iMacが壊れ、本宅「マック鈴木家へようこそ」が更新できなくなったので、2010年9月27日よりこちらで情報発信。

ミシンは使えなかった。

2015年04月23日 00時00分01秒 | 工作

4月21日(火) 曇りのち晴れ 22日(水) 曇り


預かった古いミシン。








電源が無いという。



AC入力端子はこんな形。
端子が3つなのでモーターの速度調整ができるフットコントローラーがあったのだろう。


ネットで調べるとフットコントローラーでモーターに加える電圧を調整しているようだ。
回路はこんな感じか。



1-2はランプへ。
1-3はモーターへ。


電圧制御はライトコントロールが使えるのではないか?


このコントローラーは白熱灯400Wまで使えるとなっている。
モーターの消費電力は、そんなに高くないだろう。



サイリスタを使っているのかな。









フットコントローラーは5000円くらいするらしい。
ミシンが古いせいか、端子の形状は合わない。



電熱器のプラグの形状が合いそうだ。これを使おう。




丸い端子の形状に合う。




端子の配置を見ようとしたが、見えない。



テストしてみると、モーターの端子は外側だった。


途中に2Aのヒューズを入れて、テスト用コントローラーが完成。




モーターは回っても、針が動かなかった。(写真は、ランプの点灯試験)


手で回しても硬いのは、グリスなどが硬化しているからだろう。
ふたを外してグリスアップしよう。


外せるところは外そう。













やっぱりグリスが硬くなっている。




ウォームギヤをアルコールで清掃して、グリスを塗る。




錆びているところは、サビ落としを使い、可動部にはグリススプレーを塗る。




あれ、Eリングが2個落ちてきた。
こんなもの、普通は外れない。どこからはずれてきたのか不明。


電源を入れてみたが、針は動かない。モーターがスリップしている。
手で回してみる「キンッ」
針が折れた。

どこかに当たるらしい。


さらにお釜が引っ掛かる。


手で回すとどこかに当たって回転が止まる。




はめ込んだ樹脂成型パーツが、矢印のところに当たっていた。


これはウォームギヤのグリスを拭き取った時、勘合位置がずれたためらしい。
『こんなところか』と言うところにずらしたら、当たらなくなった。


しかし、モーターのスリップは直らず、針は動かない。
スリップする原因は不明。
結局使えるようにはならなかった。
(┳ω┳)