トンサンの別荘

初代iMacが壊れ、本宅「マック鈴木家へようこそ」が更新できなくなったので、2010年9月27日よりこちらで情報発信。

玄関飾りをソーラー電飾

2010年12月08日 11時36分44秒 | 工作

今までクリスマス時期は玄関内にLEDのチカチカ飾りを点けていた。
でも設置するのと毎日の電源入り切りが面倒。外からは見えないし、家の者も階段を通る時くらいしか見るチャンスは無い。
外の玄関飾りをクリスマス仕様にしたので、ここに何かLEDを点けてみよう。
電源の供給と入り切りを自動でやってくれるソーラー庭園灯が使えないか?


500円で買ったソーラー庭園灯



ソーラーパネルの裏にニッケル水素充電池と、夜になると自動的に点灯する回路基板が入っている。



この自動的に色の変わるLEDと先端が光るグラスファイバーを利用できないか?

これに使われている電池は1.5Vのボタン電池3個。つまり4.5Vだ。
ソーラー庭園灯は1.2Vの充電池1本。
何か使って昇圧しないといけない。
これを使おう。


携帯電話用使い捨て充電器の中に入っているDC-DCコンバーターだ。

これは2007年9月 充電式LEDライト (自転車ライト第1弾) で使ったおなじみのもの。
http://tonsan.boo.jp/tonsan/kosaku/kosaku3.html


昇圧できるか実験する。

電圧と電流を測定する。
変色LEDの部分は4.3Vに昇圧され、10mAが流れていた。
DC-DCコンバーターも含めた全体は80mAも流れていた。うーん効率が悪いなぁ。
変色LEDを点灯させなくても17mAが流れている。



変色LEDは色によって電流が変化する。それに伴い電圧も振られて変化する。
電流65~75mA 電圧3.4~4.0V



ピカピカ棒の青色LED4個ならどうだろう?
こちらも1.5Vのボタン電池が3個直列で4.5Vだ。

電流はやはり80mA位
試しにもともと庭園灯についていたLEDに流れる電流を測ると2.5mA。
これではたちまち消費してしまって短時間しか点灯しないのではないか。う~ん・・・

ソーラーパネルを接続して見た。あれ?? 消えない??
ソーラーパネルに光が当たれば消灯するはずなのに消えない。
もしかしたらLED点灯が無くてもDC-DCコンバーターに電流が流れていたのが原因か?
DC-DCコンバーターで昇圧する方式は使えないな。

このピカピカ棒は4.5Vで点滅回路を使って青色LEDを点滅させているが、青色LEDそのものは1.2Vで点灯しないか?
おや、点灯するではないか。暗いけど。
青色LED4個を並列にして電流を測ると7.1mA お、いいね、いいね。
青色LED4個でソーラーパネルを覆うと点灯し、光を当てると消灯することを確認した。
ピカピカさせなくていいので青色LEDを使ってみよう。



玄関飾りの額縁内に装置を取り付ける。
左の外側になる部分にはソーラーパネル。
右の内側になる部分にはLED点灯-消灯の基板・ON/OFFスイッチ・1.2V600mAの充電池。
それからガラスの内側になるようにLED4個を上下に配置。白い樹脂の筒をかぶせる。


これを本体(左)に取り付ける。



出来上がり。ON/OFFスイッチはうまく本体に当たらないよう配置できた。



17時30分に玄関へ取り付ける。
外が暗いので青く光っている。が、BOX内を明るくするほどの光量は無い。



離れてみると結構目立つ。

翌日朝7時に見たら消えていた。バッテリーを使いきったかなと思って、ソーラーパネルを手のひらで覆ったら点灯した。
充電池は家庭用電源で満充電しておいたので、600mAと容量の少ない充電池だが満充電にできれば一晩持つことが分かった。
問題は玄関は北側の日蔭なので1日中陽の光は当たらない。
ソーラーパネルは玄関飾りのBOXにつけているが、はたして充電できるのだろうか?