今回の講座受講、たいへん役に立ちました。
2月5日(土)事前に2時間の座学がありました。
◆富士山を背景に新幹線を固定撮影する場合の注意すべきポイント(完成した作品に於いて)
1.列車の先頭部と対角線の反対側に山の頂点を持ってくる。
2.画面の外に飛び出して行くように先頭車両を端に寄せる。
3.車両が後追いに見えないように。
4.写っている先頭車が、本当の先頭であれ。
5.先頭付近に目立つものを見せない。
6.カメラ設定
・三脚使用
・手振れ補正なし
・リモートレリーズ使用
・連写
・あまりにも ずっと手前より無駄な連写は、しない。
・カメラのバッファがオーバーフローし、肝心の撮りたい瞬間に連写が自動停止してしまう。
・記録メディアの記録容量を圧迫する。
・画角横縦比 3:2
・ 当初16:9で撮影していたのですが、講師の指摘により3:2にしました。
・マニュアル露出・・・露出が撮影するたび変わらないようにするため
・マニュアルフォーカス:『置きピン』
・フォーカスを決めたあと、レンズにあるスイッチで「MF」にしフォーカスモードを固定する。
・ホワイトバランス:太陽光
・シャッタースピード:今回 1/4000 秒
・被写体に近づば、近づくほど「速く」する。
・絞り:あまり気にしない:今回F8.0
・前景の見せたくない部分を『ぼかし』たいならF2.8もあり。
・F5.6もF8も新幹線と富士山の距離間では、変らない。
・ISO感度・・・ISO AUTOは、ダメ。・・・・撮影ごとに露出値が変わるため
今回:640
・下記の順番にシャッタースピトード、絞り、ISO感度を設定する。
①シャッタースピード
②絞り
③ISO感度
適正露出か否かは、ディスプレイの画像の明るさを
目で見て感覚で判断するか、ヒストグラムを見て判断する。
◆富士山を背景に新幹線を『流し撮り』する場合のコツ
・三脚使用
・手振り補正なし
・レリーズ使用無し
・シャッター速度は、低くする。・・・今回 1/30秒
・置きピンする。
・焦点を決めたあと、レンズのスイッチを『MF』にセット
・ファインダーを覗き、四角いフォーカスマークを頼りに、
車両の先頭にフォーカスマークを当て続け、車両の移動に追従同期して
カメラを水平に振り「シャッターボタンを押し」連写する。
・フォーカスマークの表示の仕方
・フォーカスエリア属性を『フレキシプルスポットS』にする。
・フォーカスマークの表示位置
・電車が右から左に進行する場合: 左下
・電車が左から右に進行する場合: 右下
<固定撮影>
完成作品例
<流し撮り>
<より新幹線に近づいての固定撮影>
JR東海道本線 『吉原駅ホーム』から見た夕焼け
<参考雑誌>
鉄道写真家 山下大佑氏の写真と文章が載っている雑誌
『デジタルカメラマガジン 2021年6月号[雑誌] 』「鉄道風景 特集」