書名 新 青春の門 第九部 漂流篇
著者 五木 寛之
発行社 講談社
発行日 2019年9月26日
頁 556
価格 1,800円 + 税
シベリア横断を足の骨折で断念し、謎の日本人医師(ドクトル)・古謝克己の家で療養することになった伊吹信介。
KGBの影に怯えながらも、ドクトルと恋人のタチアナの厳しい指導で現代史やロシア語を学び、新しい生き方に目覚める。
歌手として自分らしい歌を求めて作詞を試みる牧織江。
彼女の存在感に惹かれて担当することにした伝説のディレクター・高円寺竜三は名門レコード会社の内紛に巻き込まれていく。
新会社独立に暗躍するフィクサー役の新聞記者・筑紫次郎の真の狙いとは?
・「結局、待ってもだめなんだ。だから俺は自分から出かけていくようにしている。
それでもなかなか本物には出会えない」
・「馬鹿も利口も命は一つ」
・転じるところに何かがある。
書名 トリニティ
著者 窪 美澄
発行社 新潮社
発行日 2019年3月20日
頁 461
価格 1,700円 + 税
「男、仕事、結婚、子ども」のうち、たった三つしか選べないとしたら。
どんなに強欲と謗られようと、三つとも手に入れたかった。
50年前、出版社で出会った三人の女たちが半生をかけ、何を代償にしても手に入れようとした〈トリニティ=かけがえのない三つのもの〉とは?
かつてなく深くまで抉り出す、現代日本の半世紀を生き抜いた女たちの欲望と祈りの行方。