書名 吹奏楽の神様 屋比久勲を見つめて 〜叱らぬ先生の出会いと軌跡
著者 山﨑 正彦
発行社 スタイルノート
発行年 2017年10月5日
頁数 190頁
価格 2,000円+税
叱らない先生としてテレビで注目を集め、また赴任先の吹奏楽部を赴任後短期間で全国大会、ひいては金賞へと導く、吹奏楽の神様こと屋比久勲。
その屋比久勲を5年にわたり取材したドキュメント。
叱らない教育とは実際にはどういうものなのか。
生徒や学生はどう思っているのか。
また、どうして短期間で全国トップにたどり着けるのか。
そうした疑問への答えは、長期間の真摯な取材を経て、屋比久はもちろん生徒や学生からも信頼を得た著者だからこそ得られたもの。
沖縄に生まれ育ち、沖縄、福岡、鹿児島で指導する吹奏楽部を多くの金賞へと導いた屋比久勲は「コンクールに勝つために演奏するのではない」と明言する。賞をとることよりも、美しい音楽を演奏することが最優先という吹奏楽の神様の全貌が、音楽教育学者である著者ならではの視点でまとめられている。高い評価を得た『金賞よりも大切なこと』に続く、一人の指導者を追い続けた吹奏楽ドキュメント第2弾。この指導者にしてこの成果あり、ということがよくわかる、新たな吹奏楽バイブル。