go-ichi-maru blog

気ままなつぶやきです。

ゴト男あをによし

2008-03-30 18:21:52 | おでかけ
 思わず,奈良に出かけてきました。

 1月からやっていたドラマ「鹿男あをによし」を観ていたら,猛烈に奈良に行きたくなっちゃったわけです。

 どうやら,鹿に「先生,出番だよ」と話しかけられちゃったみたいです。


 皆さん観ましたかぁ~。最後まで観ちゃいましたが,結構おもしろかったです。

 奈良県に入り,まず向かったのが黒塚古墳。


 一応,前方後円墳です。右手に桜が咲いてます。場所によっては桜がきれいなところもありました。今年は早いですな。


 まあ,お決まりの記念ショット。


 向こう側に見えるこんもりした場所が棺の埋まっていた場所です。


 この古墳を有名にしたのは,この銅鏡。三角縁神獣鏡です。銅鏡の周囲が,三角型のとがった形をしていて,そのことから「三角縁」といわれているわけです。いろんな動物や神様が銅鏡に描かれていて,じっくり見ていくと結構おもしろいもんです。

 このタイプの銅鏡がたくさん見つかったことから,卑弥呼にゆかりのある古墳ではないかという説もあります。


 隣に展示館がありましたが,無料,撮影OKと,何とも良心的なところです。ドラマのポスターが貼ってありました。


 こんな感じで出土したってことで,模型が展示されています。銅鏡のレプリカなんかもそのまま展示されていて,けっこういいですね。


 ドラマの中ではこんなシーンで登場してました。
 綾瀬はるか演じる社会科教員「藤原くん」が,銅鏡の解説をしながら,ドラマのキーワードとなる「さんかく」とは,この銅鏡のことを意味していたと気づくところです。


 綾瀬はるかが手にした銅鏡のレプリカで,髪型チェックです。

 次に向かったのは,明日香村。

 飛鳥時代の遺跡を散策しまーっす。
 

 石舞台古墳。バックには梅の花がきれいに咲いています。


 とにかくでかい岩。蘇我馬子の墓と言われています。あまりにもその力が強かったので,この岩でその力が二度と現れてこないように封印したと言われています。それにしても,いったいどこからどうやって運んだのでしょう・・・。


 石室の中には入ることができます。


 岩の隙間が結構あるので,中はけっこう明るいですね。
 それにしても,やっぱりでかい!


 ドラマの中ではこんな感じで出てきます。
 玉木宏演じる小川先生は,この石舞台を見て「どうしてむき出しなんだ?」といったと思います。


 梅畑まで言ってみました。いやあ,きれいです。
 桜もすごいそうですが,あと1週間といった感じでした。


 近くには,無料販売所があります。
 思わずハッサクを購入。100円です。激安!

 しばらく明日香村をドライブしていると・・・


 黄色い棚田を発見!
 
 こりゃ行くっきゃない!


 菜の花畑でした。菜の花を刈り取った後に,棚田として利用していくんでしょうね。こういう利用の仕方,いいですよねえ。

 いやあ,ホント,のんびりしていていいところです。

 続いて・・・


 飛鳥寺に到着。
 崇仏派の蘇我氏が,廃仏派の物部氏との争いに勝って建立したと言われています。仏教を取り入れることによって,大陸との結びつきを強めようとした蘇我氏の権力の象徴です。


 「飛鳥大仏」と書かれていますが,そう,ここには大仏があるのです。


 この金堂の中に,大仏が・・・。


 これが飛鳥大仏。大仏といっても,それほど大きくはありません。でも,日本で一番古い大仏です。作られてから,今年でちょうど1400年になるそうです。建物は何度も火災にあったらしいですが,この大仏はずっとそのまま。野ざらしの時代もあったそうです。そして,場所も当時から全く動いていないとのこと。


 法隆寺の釈迦三尊像を造った「鞍作止利(くらつくりのとり)」の作と言われています。右から見ると厳しい顔に見え・・・


 左から見ると穏やかな顔に見えると言います。どうでしょうか。

 飛鳥寺から西の方へ行くと・・・


 大化の改新で殺された蘇我入鹿の首塚が!


 これです。

 大化の改新といえば,中大兄皇子と中臣鎌足。中大兄皇子にゆかりのある水落遺跡を尋ねてみました。


 飛鳥寺よりも少し北西に位置しています。


 中大兄皇子は,ここに「漏刻」という水時計を設置して,ある一定の時間になったら鐘を鳴らし,時間を人々に知らせたと言われています。時間や暦を支配するというのは,当時の政治の大きな役割だったわけです。
 ここが,日本で一番最初に時間という概念を人々に知らせた場所です。ちなみに,一番最初に時間を知らせる鐘を打ったのが6月10日です。今では「時の記念日」となっています。


 のどかな田んぼのど真ん中ですが,勝手に掘ってはいけなさそうです。


 大化の改新の舞台となったのが,この飛鳥板葺宮。ここで蘇我入鹿が殺されたみたいです。

 再びドライブ・・・



 おや?なにやら人だかりが・・・


 「亀石」でした。まあ,ネーミング通りの形をした岩です。今は南西を向いていますが,この岩が西を向くと,このあたりが泥の海になるといわれています。

 大化の改新から少し進んで・・・



 天武,持統天皇陵です。なんと,宮内庁の管理です。さすが天皇の墓。


 古墳の中心部には入れませんでした。
 この2人は,非常に仲良かったとされています。
 あ,ちなみに,中大兄皇子が天智天皇となり,天智天皇の弟が天武天皇。天武天皇の奥さんが,持統天皇です。死んでも夫婦一緒に葬られているわけです。

 この2人の時代,天皇中心の政治が形作られていきます。

 続いて行ったのが高松塚古墳。ここも,ドラマの中で出てきました。
 時代は,ちょうど飛鳥時代と奈良時代の間ぐらいではないかといわれています。


 中の壁画の劣化が激しいらしく,工事が行われています。もう壁画は出されてしまったみたいです。


 この真正面,ちょうど古墳の穴の真上に北極星がくるみたいです。きちんと星座など,星の動きをとらえていたみたいです。

 壁画館がありましたが,その中に壁画のレプリカがあります。丁寧に壁画の解説をしてくれます。


 ここにもミカンの無料販売所。ここでは買いませんでした。

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