ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

グリーン・ゾーン

2010年05月16日 | 映画(か行)
(原題:GREEN ZONE)
【2010年・フランス/アメリカ/スペイン/イギリス】完成披露試写で鑑賞(★★★☆☆)


イラク戦争の大義とされた「大量破壊兵器」を巡り、その情報に疑問を抱いた一人の米軍兵士が真実を追求していくサスペンス・アクション。

イラク戦争開戦から4週間後。フセイン政権は陥落し、米軍駐留地域=グリーン・ゾーンの外は無政府状態に陥っていた。米国陸軍のロイ・ミラー上級准尉(マット・デイモン)率いるMET隊は、イラクの首都バグダッドで大量破壊兵器を捜索するも、兵器はおろか、その痕跡すら掴めずにいた。ミラーは次第に情報源への疑いを強めていくようになる。MET隊がアンマンスール地区へ大量破壊兵器の捜索に向かった時、英語が堪能なイラク人のフレディ(ハリド・アブダラ)がある情報を持ってくる。大量破壊兵器発見に繋がる政府要人が近くの民家に集まっていると言う。数名の部下とフレディを連れて現場に向かったミラーは、そこでフセイン政権での最高幹部アル・ラウィ将軍(イガル・ノール)の側近サイード(サイード・フラージ)を捕獲する。ミラーはラウィ将軍の潜伏先を聞き出すために尋問を開始するが、そこへ現れた米国陸軍ブリッグス少佐(ジェイソン・アイザックス)がサイードを無理矢理連れ去っていってしまう。ミラーの手元に残ったのは、サイードから押収した1冊の手帳のみ。いくら探しても見つからない大量破壊兵器と特殊部隊の不可解な動きに疑念を募らせたミラーは、宮殿のプールでCIAの古参エージェントであるマーティ・ブラウン(ブレンダン・グリーソン)と落ち合う。中東情勢の専門家であるブラウンは、戦後のイラクの民主化計画を巡って国防総省情報局のクラーク・パウンドストーン(グレッグ・キニア)と敵対しており、ミラーと同じように消えた大量破壊兵器の謎を追っていた。ラウィ将軍を捕まえる事が大量破壊兵器発見の近道だと睨んだミラーは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の女性記者ローリー・デイン(エイミー・ライアン)が過去に執筆した記事を調べ、【マゼラン】と呼ばれる匿名のイラク政府高官が大量破壊兵器の情報源である事を突き止める…。



完成披露試写で観たのが2月だったんで、かなり放置してました(笑)。
「ボーン・スプレマシー」(2004年)と「ボーン・アルティメイタム」(2007年)以来となる、マット・デイモンとポール・グリーングラスのタッグ作品。
(今調べてビックリしたのが、「ボーン・アイデンティティー」(2002年)はポール・グリーングラス監督ノータッチだったんだぁ…)
キャッチコピーにある『114分あなたは最前線へ送り込まれる。』は、嘘偽りありませんでした♪
もう上映中、緊迫感が途切れる事が無く、ずっとドキドキハラハラしっぱなし♪



この映画のテーマともなっているのが、当時ニュースでも連日報じられた大量破壊兵器の存在。
そして他国に支配され、他国の思惑によって動かされる国に住むイラク人の思い。
これはワシントン・ポストの記者ラジブ・チャンドラセカランのノンフィクションを原作にしているので、ここで描かれている出来事はほぼ真実なんだよね?
う~ん、怖いな国家って。

基本的に戦争映画は大嫌いなともやですが、これは戦場を舞台にしたサスペンス映画だったんで、かなり楽しめちゃいました♪

監督・製作はポール・グリーングラス。
全米興行成績(2010年3月公開):初登場2位→5位→7位→ランク外

2010年5月14日公開
公式HP:グリーン・ゾーン


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありゃ (KLY)
2010-05-16 19:49:09
ともやさんて戦争映画大嫌いなんだ。
それじゃ古典的なところでプラトーンみたいなのもだめ?
というか、例えば今の時代にベトナム戦争の映画なら歴史として見られなくもないんだけど、イラク戦争は流石に時期尚早じゃないかなぁって。『ハート・ロッカー』は政治的な思想は極力排除して、淡々と事実をありのままに見せた、戦争に携わった兵士の内面をさらけ出した作品だったんだけど、これはうーん…。
ま、アクション映画としてはホント好きなんだけど。監督の独特の手振れ映像とか、マットのすんげーカッコよさとかね。(笑)
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Unknown (えふ)
2010-05-16 20:24:52
わたしも昔はKLYさんのおっしゃる古典的な戦争映画はダメでした。
でも最近はけっこうエンタメっぽく仕上がってるのでわりとたのしめます。
いいんだかわるいんだか~(苦笑
しかしマットはかっこよかったですねー!
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戦争映画 (ともや)
2010-05-17 23:27:08
こんばんは、KLYさん♪
うん、ほんと数える程しか観てないや、戦争映画って。
「プラトーン」も未見です~。
戦車とか戦闘機とかは好きなんですけどねww。
昔観た「フルメタル・ジャケット」がトラウマになったのかな?(笑)
「地獄の黙示録」なんかは好きなんですけどね♪

「ハート・ロッカー」も感想アップしてないんだけど、緊張中毒のイカれた男の生き方を描いた物語っていうことで、好きな作品ですよ♪
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これぐらいのバランス (ともや)
2010-05-17 23:29:48
こんばんは、えふさん♪
映画ってこれくらいのバランスが丁度いいと思いますよ。
エンタメで面白く見せつつも、根底で真実への問題提議を行う…みたいな。

こういうちょっとリアルな話にピッタリ来ますね、マット・デイモンって♪
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イラク (にゃむばなな)
2010-05-18 16:23:46
こういう映画を見ると、フセイン政権時代の方がイラクは平和だったと嘆く人たちの気持ちが分かりますよ。
まぁアメリカは本当に酷い!
なのに自己反省がない!

マット・デイモンも今度はアメリカ政府に対して、ジェイソン・ボーン以外でも暴れてほしいものです。
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こんばんは~♪ (由香)
2010-05-18 21:21:14
お邪魔します♪
私も戦争映画は苦手ですが、最近よく劇場鑑賞してます^^(成長したわん・笑)
コチラはボーンシリーズみたいな面白さはあったけど、引いちゃうところもあったなぁ~
いっその事ボーンシリーズの一環で作った方が面白かったかも。
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すかっと (ともや)
2010-05-22 15:18:58
こんにちは、にゃむばななさん♪
かつては日本も似たような事されてる訳ですからね~。
映画の中だけでもスカっとするような活躍をお願いします>マット・デイモンさま♪
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どこまで (miyu)
2010-05-23 13:55:19
本当かはビミョーなところですが、
まぁそんなところだったんだろうなぁ~
って感じでしょうね。
なかなか楽しめましたよね。
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ボーン (ともや)
2010-05-23 17:45:25
こんにちは、由香さん♪
もっとフィクションに準じちゃった方がよかったのかもしれないですね。
ジェイソン・ボーンが主人公でも良かったかも?
あ、でもCIAはボーンの天敵だからなぁ…ww
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緊迫感 (ともや)
2010-05-23 18:39:57
こんばんは、miyuさん♪
そういう真実もあるんだろうけど、これはあくまで娯楽映画として観るのが正解でしょうね♪
「ボーン」シリーズ並の緊迫感がたまりませんでしたわん♪
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