僕たちの天使

私の愛する天使たち、ネコ、山P、佐藤健君、60~80年代の音楽、バイクなどを徒然に語っていきます。

(3/5)まもなくお別れだ

2011年03月05日 21時34分34秒 | Weblog
3月に入ってから
雪が降る毎日である。
朝、やたら早く目覚める私は
1階の寝床から2階に上がるとき
窓越しに外の光景が白く見えるので
また今朝も雪だ、と毎日
思ってきた。
2月よりも寒い日が続く。

仕事が日に日に
終わりに近づいてくる。
あと2週間である。
昨日は若い子たちから
色紙と写真とハンカチをプレゼントされた。
彼女たちとはたった1年間のお付き合いだったが
結構楽しく過ごした1年間だった。
私の言葉が沁みたようだ。
感受性の強い若い子たちには
これからの人生、互いに歯をくいしばり頑張ろう、と
言った。
夢を追いかける年代なのだから
自分の限界を感じないでどんどん進んでほしい。
私の年齢はまた
味わい深い。
「人生の見通しが甘かった」と本音も出てしまったが
この年でも
迷いつつ向かっていかなければならないんだ、と言った。
夢を実現できていない、というのが
今の状態。
ちょうど山月記の李徴を思い出す。
自分の夢を追いつつも、才能の不足を知られるのが怖くて
人と接せず、磨くことを怠ってきた。
1つ1つの後悔の言葉が、自分の心を突き刺すようだ。

そして
仕事が終わってから
先輩と話す。
その方もこの3月で終わる。
彼自身もこの職場にずっといた人だ。
文系のくよくよした自分にない
理系のスパッとした彼。
昔は彼の哲学の言葉を聴くのが楽しみだった。
頭の切れる人はいいなあ、と尊敬の気持ちだった。
それら年配者の哲学が生かされない職場となった。
実務的なことだけできればそれ以上のことは望まない、
却って邪魔だ、そんな空気になっていった。
彼に、今後は研究をして本を出すのですか、なんて
聞いてみたけれど
彼は、いやいや、本を読んでの生活になります、と言っていた。
どんな年になっても
学問を追求していく姿は鑑にしたいから
ついそんなことを私は聞いてしまう。
かつての同僚の先輩で
もう80代になった方が元気にしており、運動もしているとのこと。
姑と同じ年だ。
先は長くない、もう老人だ、と言う姑もあれば
人生ギリギリまで楽しまなくちゃ、という先輩も健在。
人生の先輩は非常に刺激的だ。

以前
一期一会で話した方のお話。
「人生を豊かにしたいなら、頭のいい人とお話しなさい。
いろんな知識が身につきます。」と言われて
なるほど、と思った。
頭のいい人というのは、頭脳明晰だけじゃない
あらゆることに興味を持って生き生きと身につけている人のことだろう。
分野問わず、満遍なく博識であることは
聞く方も豊かになっていく。
職場はいろんな世代の人がいるのがいい。
特に私の職場においては。
ところが
若い世代だけとか、老年の世代だけとかになると
見聞が狭まっているような気がする。
幅広い世代で誰もが楽しく充実している職場が
理想的だね。

もっともっと
若いとき、あの頃の職場を大切にすべきだった私だ。
この年になって気づくことあるものだ。

すっかり過去になってしまったが
確かにあの頃
若い私がいた。
私より若い後輩がいた。
そして
年配の方々がいた。
おもしろい職場だったのだ。
そんなことを昨日思い出してお話した。

今一つ一つ
片付けているところだ。
今度こそ、二度と戻らぬ職場になる。
10数年前、そう思ったにも拘らず、
10年後に別な形で戻ってきた私。
そして、その変容を間近にして
ようやく納得いったようだ。
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2 コメント

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Unknown (閃雷)
2011-03-05 23:52:55
2007年僕たちのTV特番を観ていただいて、こちらのブログに書いていただいた和太鼓と津軽三味線のバンド「閃雷」です!覚えてますか?

当時中学生だった最年少メンバーも3月1日無事高校を卒業し、お陰さまで活動も続けております!

何やら一つのゴールに到着し、また新たな夢へ出発するご様子。

当たり前の事を当たり前にする事程難しい事は無いです。
一つのゴールを迎える事。お疲れさまでなく、「おめでとうございます」と言わせてください。

私たちも諦めず、前に進みたいと思います。

いつか私たちのコンサート見に来ていただけたらなーと思っております!
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Unknown (閃雷さんへ)
2011-03-06 10:33:38
思いがけないコメント、ありがとうございます。
ブログに取り上げてあれから3年以上になりますが、読んでいただけていたとは思ってもいませんでした。読んでいただいてありがとう!

私は
和太鼓、津軽三味線の音色、リズムが好きで、一見ロックとは対照的な位置にありそうな日本の伝統的な楽器でありながら、とんでもない、
ロック的な要素が共通していると思っています。
だからこそ、若者たちが和太鼓や津軽三味線に惹かれて(ひかれて)、それらの楽器を手にするのだと思います。きっと皆さんもそうだと思います。
そして、世界の人たちが日本の伝統的なそれらに惹かれるのも、ロックに似た音に気づくからだろうと思われます。
日本人の矜持(きょうじ=誇り)としてこの伝統的な演奏を広めていってください。

ムシャクシャしたときはよく、you tubeで好きな演奏を聴いたりするのですが
この津軽三味線と和太鼓ははずせない。聴いていると、日本人として良かったと思わせてくれます。
先日のサッカーのアジア大会の優勝にからめて、どなたかがダイジェスト版を作ったのですが、そのバックの演奏に、我らが仙台の代表グループ「モンキーマジック」さんと吉田兄弟の
「CHANGE」を採用してくださり、非常に演奏と映像がマッチしていて、再びこの曲がクローズアップされていました。
私も以前、このCHANGEをブログに取り上げていました(もう映像は消されたけれど)。
もしも、まだアジア大会の映像を観ていなかったら、samurai blue change でyou tubeを検索してみてください。
広く広く、この演奏が世界に流れています。
いつか、閃雷の皆さんの演奏も、このようになっていくことを願っています。
焦らず、地道に、より腕を磨いて精進してください。
仙台には、モンキーマジックと閃雷がいる。
いつかは夢の共演ができるのかも。

上のブログにて、若い人たちに語ったと書きましたが、ちょうどそちらの響さんが卒業した頃の年頃の人たちです。彼女たちにも薦めたい、皆さんの演奏。
明日、また会えるので語ってみようと思います。
そして、我が上司にも語り、芸術鑑賞として日本の伝統的な楽器とロックの融合として地元で頑張っている人たちがいるので、若い子たちに聴かせてあげてくださいとダメ元(何しろ私やめてしまうからね)で伝えてみようと思います。全ては、草の根運動。

コンサート情報、どうぞ教えてください。

本当に、読んでいただきありがとう。
頑張れ、仙台の若者!
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