閖上・・・ゆりあげ と読みます。
久々のブログである。
日曜日に休みが取れたので
夫とともに
被災地に行ってきた。
先月にも
夫と休みが重なったときに
三陸、石巻、女川へと足を延ばした。
私たちはボランティアができない身だが
こうして
貴重な、休みが重なったときに
できるだけ
被災地を巡って
祈りを捧げ
そこで食事や買い物をしたりしている。
次回は
夫の仕事の関係でよく行っている
相馬(福島県)に行く予定である。
今日は
名取(なとり)の閖上へ。
名取は
月に1回、猫のフードの纏め買いをする所であり
津波の被害にあった場所。
そこより、より海に近い閖上という漁港に行ってきた。
夫は
「ここ、若い時に釣りに来た所だよ。」と言った。
そうだ、私たち、独身時代に夫や友人たちと釣りに来たんだっけ。

市場があった場所に
再び朝市が立ち
早朝からたくさんの人が訪れていた。
そこから車で2分くらいのところに
冒頭の写真の
小高い山がある。
日和山という。
青空になびく国旗が印象的だった。

今でこそ
写真の通り
階段の真ん中に手すりがつけられ(ここを訪れ、祈りを捧げる人々のために寄贈されたもの)、鳥居も立派になっているが
震災直後のこの場所の写真をご覧になってください。
グーグルで「閖上 日和山」で検索すると
当時の状況の写真が掲載されています。
お線香とライターがあった。昨日の雨にも拘らず、きちんと蓋がされて乾燥していた。
抜けるような青空。
こんな美しい空の下、そこにはたくさんの家があったはず。
そこから
新しい家が次々と建設されている名取の町へ。
「閖上さいかい市場」へ。
ここは
本来閖上で営業していた店が建ち並ぶ仮設の市場。
さいかい、とひらがなになっているのは
再開、再会を兼ねているから。
いろいろなイベントもあり
食べ物も豊富。
私がまず買ったのは
絵葉書。
この絵葉書で、三重県に住むブログ仲間に近況を報告したい。
父にもこの葉書で近況を報告したい。

閖上は
日本一の(世界一の)赤貝の産地。
というのを私は知らなかった。
赤貝の閖上ブランドです。
そこで
赤貝にぎりを無料で配られ、私は寿司類を食べないのだけれど
記念に食べました。
おいしかった。
そして
有名な「浜や」という漁亭へ。
ここも津波で流され
ようやく、この「さいかい市場」(や他のところでも)で再開したわけです。
昼食に贅沢な海鮮ちらし丼(夫)、私は大海老丼。

おいしくいただきました。
こうして
被災地が復興で頑張っているところに
ささやかな応援をしています。
もっともっと
お金と時間に余裕があれば
何度も訪れたい。