(12/21)シマトラ、雪が降ったよ。 2011年12月21日 19時24分54秒 | ネコ シマ 雪が降っているよ。 寒いね。 こんな寒い日にあなたは逝ったね。 あなたの本当の年齢は幾つだろう。 私のところに来て 7年。 それがあなたにとって 短いのか長いのか 私にはわからない。 痩せ細ったあなたが路上で カラスに狙われていて 一瞬躊躇したものの そのまま通り過ぎた私。 家に入って トモロッシ、それでいいのか、と自分に問うて もしも また、いたらこれが私の運命、そのネコを救う、と 決めて玄関を出ていった。 あなたはいた。 痩せ細ったあなたにはいっぱい病名がついたね。 それで駄目だったら 最期は私が看取る、と覚悟してひきとったね。 その後 あなたは元気になって ナナたちの仲間になり 私たち家族や病院の先生たちに懐き ビョンビョン跳ね回ったね。 ここ何日か あなたを抱いて 私は台所に立ち 近づく別離の時を考えていた。 食の細いあなたが フードを一粒一粒食べるのに ああ 1日永らえる、と思ってもみた。 好きな牛乳をなめてくれたときは これが明日の命の糧になる、と思ってもみた。 だが もうそれらを拒絶したときから ああ 愈々、死に向かうのだな、と受け入れた。 今朝 私は4時過ぎに家を出なければならなかった。 おそらくは 私が帰宅するときには 命尽きていることだろう、 いや、一縷の望み、最期を看取る機会を与えてくれているのなら・・ と祈ったりもした。 出発前に あなたに最期のお別れの言葉。 職場では 帰りたい、帰れない、の繰り返し。 急いで帰宅したが やはり祈りは叶えられなかった。 あなたの上に ナナがいた。 あなたを温めていたのか、 ナナはあなたの傍にいた。 あなたの写真 あまり撮らなかったね。 フォルダーに入っているだろうか、と 探してみたら あったよ。 あなたの真面目な表情。 シンノスケともいっしょに撮っていたんだね。 ここにあなたの写真を載せよう。 シマ、さようなら。 でも、いつも皆といっしょにいるからね。 シマ、ありがとう、あれから頑張って生きてくれて。 シマ、そして不甲斐ない私でごめんなさい。