続・凹凸~くだらない日々は続く

ヲタク話題だったり、猫話題だったり、愚痴だったり。人にとってはどうでもいいような日常話題あれこれ

情報だらけ

2006-06-18 18:50:13 | 旧日記

 電プレPS2の付属ロムにGS2の映像が収録されている・・・と、聞いて、買う気で本屋に行きましたが・・・1600円はびみょーですよ・・・。見送り・・・。でも・・・でもでも・・・きっ、気になるぅ。
 でも、多分、近いうちにオフィシャルでも公開されるでしょう。待ちます。
 とりあえず、電プレやその他乙女ゲー雑誌だけ立ち読みしてきました(かなり恥ずかしかったかも・・・)。
 ふむふむ。遊くんの一人称は「おれ」主人公の呼び方は「おねえちゃん」なのですね。
 ・・・いや、事前情報なんで、間違ってる事はよくあるんですが、とりあえず・・・現状の創作はそれで行かせてもらいましょうか。

 しかし・・・乙女ゲー、本当にすごいですね。
 しっかりとは見てませんが・・・色々色々ありますねぇ・・・・なんか、人魚みたいなゲームありましたよ・・・。
 また情報が遅くなりがち。でも、ああいう雑誌を買う根性はなし。
 とりあえず・・・メジャー所だけで我慢です。
 つか、そんなにプレイしている時間も予算もないので(汗)。

 ・・・・。

 さて、書き掛け創作UP。
 今回は仮題『春を思う』です。
 相変わらずの微エロですが、エロっぽくはないです。ん~~阿保な内容?
 去年末くらいに書き出して、結構長く書いているんですが・・・どんな風に完結させるつもりだったか覚えてませんので・・・書き上げる事はなさそうです。
 今回前半。次回後半UP予定。

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仮題『春を思う』

「ねえちゃん……」

 尽はそっと姉の桜色に染まった頬に触れた。

 ――愛しい。

 姉の瞳はそう語っている。

 自分の瞳も同じ事を語っているに違いない。

 静かに瞳を細めた姉に唇を寄せて、柔らかなそれに、ゆっくりと唇を、重ねた……。

 姉弟で、こんな事をしてはいけないと分かっている。

 姉弟で、こんな感情を持ってはいけないと分かっている。

 でも、けれど……この強い想いは抑えきれない。いや、抑えても抑えても、それでもなお、狂おしくあふれ出てくる。

 互いにそうだったから……互いに互いのそれが分かったから……想いを、ぶつけた。

 血を分けた、実の姉弟。

 幼い日からずっと共にあった、異性であって、異性であってはならない存在。

 そっと唇を離して、見つめあい……尽は姉の体を抱き寄せる。

 柔らかい体は、彼女が女性だという事を否応なく尽に伝えてくる。

 彼女は、姉であってなお、女性であるから……尽は、己の彼女を求める欲求を止めない。

「ねえちゃん、俺、もう……」

 尽が姉の体のラインをなぞるように手を動かせば、姉は、微かに身じろいで甘い吐息と共に答えた。

「んっ……いいよ。私も、尽が、欲しい……」

 震える姉の声には、甘い悦楽の響きと共に恐怖も混ざっているのが分かった。

 男性である弟とそうする事を、恐れているのだろうか。

 けれど、姉の想いも、尽と同じがそれ以上に強い。

 尽が欲しいと、訴えている。

 姉の柔らかな胸に服の上から触れる。

 姉は恥ずかしそうに笑って、尽の手に自分の手を添えて……セーターの裾を捲り上げると、そこに尽の手を導き入れた。

 肌着の上からふれる姉の胸の膨らみ。

 熱くて……柔らかくて……尽は、くらくらと激しい眩暈を覚えた。

 これまで、こんなに柔らかなものは知らない。

「尽……」

 はぁ、と、甘い息が首筋にかかる。

「好きだよ……。ね……優しく、して、ね……?」

 うっとりと潤んだ瞳が長いまつげに縁取られてその影を落とし、きらきらと不思議に煌いて見える。

 とても、蠱惑的な姉の眼差しに、尽は……蠢く若い欲望を抑えきれきれず、姉を……。

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

「…………っ、つ、つ、って、っっつてっ……なっ、なんじゃそりゃ~!?」

「だから、小説」

 スパンと即答した日比谷と、その周囲を囲む3人の女の子の前で、俺は、盛大に肩を落とした。

 昼休みの教室での事。

 女の子達が頭を寄せ合って噂話。俺の名前が時々聞こえてくるんで、気にはなっていた。

 いや、俺って、ほら、よく女の子の話題にも上ったりすんの自覚してるけどさ……うん、けど、その女の子達の中心が日比谷だったもんだから、嫌な予感がしたんだよな……。

 そしたら、コレだ。

「売れると思うんだよねー。ほら、結構そういう禁断の恋系って、うけるじゃない? こんな世の中だし、血迷って若い情熱を持て余している人間は山ほどいるし。しかも、あんたの写真つけたら、そりゃバカ受けでしょう! 純利益の1割配当するからさー協力して? つか、しろ?」

 人に物を頼むとは思えない、尊大無比な態度で俺に向かう日比谷を俺は睨み付ける。

「おまえが、どんな小説を書こうが構わないけどなぁ……俺の名前は使うな? 写真も無断使用厳禁」

 かなり脅しの効いた声で言ってやったとは、思う。

 けれど、日比谷に俺の脅しなんて、勿論きくわきゃない。

 最強度の鉄筋レベルに図太い神経をしているからな、こいつ。ちょっとくらいの地震じゃ揺らぎもしない。

「ちぇ~~。絶対売れると思うんだけどなぁ……こんないいアイデア、滅多にないのになぁ。……あーあ、おねぇさんなら協力してくれるかなー」

 ねえちゃんに協力仰ぐってか?

 何を考えてるかね、コイツ。

 今度はあきれて見つめる俺をものともせずに、日比谷は言葉を続ける。

「そうよ、いいかも。尽の写真つけたら女に売れそうだけど、おねぇさんのつけたら、男に売れる! あ、それイイわ」

 閃いた自分のアイデアに、うきうきした表情をする日比谷は、確実に本気だ。

 つか……なんか、それ、すげぇ嫌なんだけど。

 女がそういう本を買うのはなんとなくまだ許せるけど、男がねえちゃんの写真を使ったそういう本を買ったら、一体どんな目的で使われるか明白で……。

 俺は、日比谷が手にしていた自称『小説』のプリントアウトした原稿をひったくった。

「あ~何すんのよっ!」

「没収! なんで、フィクション小説に俺たち姉弟の名前使うかな! 別の名前で勝手に書けばいいだろ!?」

「ばかねー。リアリティあった方が想像力が働くでしょ? しかも、あんたたち姉弟仲良過ぎだからさ、想像……つか、妄想もよく働くわ~。なに、この小説、結構図星だったんじゃないの?」

「……っ!」

 俺は、むっとして日比谷を睨みつける。

 図星なんかじゃないぞ、勿論。

 俺とねえちゃんはあくまで姉弟だから、こいつの下手糞小説で描かれていたような事なんて、起こる訳はない。

 そ、そりゃ……なんとういうか、多少なりとはねえちゃんを意識しちゃった事はあるんだけど、さ……って、そんな事、誰がコイツに言うかよ。

 俺はじっと脅すように日比谷を睨み続け、日比谷もそのうちだんだんと表情を歪めてきた。

「……分かった。分かったわよ」

 日比谷はお手上げをするように手を上げた。

「このお話は却下しますー。諦めるわよ。ちぇ~」

 お? やけに……素直だな?

「なかなか良く書けていたと思うんだけどな~。やっぱり姉弟物はだめかぁ……」

 凹んだ様子の日比谷は、いじけるように机に突っ伏してしまった。

 別に、俺やねえちゃんの名前使わなかったらいいだけの事と思うけど?

「だぁめ。それじゃ、だめ。私は、リアリティを求めたいのよ。フィクションじゃなく、限りなくノンフィクションに近いものが書きたいのっ」

 ……いや、限りなくフィクションだと思うけど……。

 日比谷は、ふぃぃ~と長い溜息を吐き出している。

 他の女子から頭を撫ぜ撫ぜされて凹み続ける日比谷が、自称小説を諦めてくれたと思う事にして、俺は飽きれた様子で俺たちの様子を傍観していた珠緒他、ダチが待つ自分の席に戻ろうとしたんだけど……。

 席にたどり着く前に。

 再び、日比谷のくすくす笑いを背後に感じ、ばっと振り向いた。

 そしたら、日比谷のヤツ、さっきの凹みはどこへやら、すっかり復帰して、新たな原稿らしきものを手に持ち、他の女子と笑い合っている。

 ……さっ、さっきのあの捏造ノンフィクション(要するにフィクション)小説じゃないよな、さすがに……?

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 文学少女?の日比谷ちゃんでした。
 どーじん活動してるのですな(笑)。

 次回は、この後編UPですー。

 書き掛けなので、オチはないですよ、勿論。

※ウェブ拍手ありがとうございました!
 うわぁ! なんか、久々にめいっぱい貰ってます。
 すごい嬉しいです。母なる大地に抱かれている気分(謎)。

コメント
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