本日、地震がありました。
震度5弱。
最初の震度1程度の予震から数分後、ごごごご・・・という地響きに近い音の後に、激しい揺れ。
・・・咄嗟に外に飛び出しましたよ。
何しろ、古い家に住んでいるんで、多少強い震度だと倒壊しかねないので。
幸い、高い位置に置いてあった物が少し落ちていたくらいですんだんですが・・・怖くて、しばらく震えが止まりませんでした。
ちなみに・・・うちの猫は、ベット上で「何事?」とでも言いたげに、眠そうに目を瞬かせているだけでした・・・本能って・・・?
本日予定していた、会社同僚の出産のお見舞いに行くのも取りやめて、しばらく家にいましたよ。買い物は行きましたけどね。
また、夕方に震度3の余震。それも怖かったです。
私の住む地域では被害は聞こえませんし、全体的に被害は少なかったみたいですが、震源に近い地域では、倒壊している家とかもあったようです。
・・・地震って、怖い・・・。
これから一週間くらい、余震が続くかもしれないので、注意しないといけません。夜中にあったら、眠れそうもないです・・・。
防災セットを部屋の入り口に備えておきました。
猫たちは・・・どこかに閉じ込められるか、ヒドイ怪我さえしなければ、生き延びると思われるので(半ノラか出入り自由猫なんで、外は平気)、地震の時は外に放り出す事にしたいと。
・・・これを機に、防災グッズ、見直します・・・。手動で発電できるライト・ラジオ・携帯の充電器、買わないと。
・・・と、それやこれや、もあり、誕生日話、あまり進みませんでした・・・書き始めてはいたんですけど・・・。
先日、日記に何か掲載する! と、豪語しているんで(苦笑)、過去の遺物(書きかけお話)を探していたら、多分、まだ日記に掲載もしてないようなお話を見つけたので、そちらを掲載します。
書きかけ・・・というか、〆があまり締まってないというか、落ちをつけるつもりで、その落ちとの接続が上手くいかなかったというか(苦笑)。去年の夏頃に思いついて書いたお話だと思われます。ですので、夏のお話です。
ラブコメバカ話です。
読み返して・・・タイトルのつけ方も、ねえちゃんの性格も、四季シリーズっぽいなーと、ふと、思いました。多分、そんなつもりなく書いてますが。
肩の力を抜いて、読んでやってください。阿保ですから。
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《夏の誘惑》
夏。
真上から日差しの照りつける、熱い季節。
俺は、午前中にダチにプール(軟派)に付き合わされた後、昼飯だけ奢らせて、さっさと帰る事にした。
俺は餌にしかならないよ、って最初に宣言した上での軟派だったからな。
夏の日差し以上に熱い、女の子達の熱視線を嬉しく思わないでもなかったけど、今は他の女には興味はないから。
まぁ・・・俺のいなくなった後、あいつらが女に逃げられようが振られようが知ったこっちゃない。
家には、俺のただひとり愛しい人が待つ。
……待っている、というか・・・今日はバイトが休みで、一日家で片付けしてるよ、と、朝起き掛けに、まだ眠そうに俺にしがみついてくる彼女が、ぼんやりそう言ってたっけ。
「ただいま」
住み慣れた家の玄関を開ける。
「おかえりー♪」
と、キッチンの方から、愛しい声が聞こえてくる。
いつもの事といえばそうだけど・・・なんか、新婚夫婦みたいだな。やっぱり、嬉しい。
とたとたとスリッパの足音がして、彼女は玄関に現れる・・・ん、だけど。
「・・・っ!?」
キッチンのドアを開けて現れた彼女・・・ねえちゃんを見て、息を止めた。
だって・・・っ!!
ねえちゃんは、いつか俺とお揃いで買ったエプロンを身につけていた。ふたりで料理を作る時、掃除をする時、使っている普段のエプロンだ。
淡いピンクの柔らかい綿素材のシンプルかつ可愛らしいもの。
メイドさんエプロン風に、レースとフリルが使われた、大きなリボンのついたものを俺は見立ててやったんだけど・・・ねえちゃんに却下された。・・・似合ってたのになぁ・・・。
そして、今、そのエプロンを着ていたとしたら・・・確実に俺は、鼻血を吹いていただろうかと思われる。
だって、だって、だって・・・!!!
ねえちゃん、どう見ても。
裸エプロン
だったからだ。
綿素材のピンクのエプロンから伸びでる四肢は素の肌で、そこに纏う衣服は見えない。
そう、その布地の下は、触れればすぐにでも感じられる柔肌・・・!
俺の頭の中には、一気に男の浪漫的妄想が駆け巡った。激しい運動直後の血脈のように。
いや、実際、肉体の律動も、すでに激しい運動直後の状態に近づいている。
鼓動はばくばくだし、頭に血は上ってきているし。
「・・・尽?」
不思議そうに俺に声をかけて、小首をかしげるねえちゃんの可愛らしさ。
いや、勿論、普段からねえちゃんは可愛いんだけど! 朝、寝惚けるねえちゃんもかわいいし、昼、談笑するねえちゃんもかわいいし、夜、肌を重ねてるときのねえちゃんもかわいいんだけどっ!
「ねえちゃんっ!」
俺は、思わずねえちゃんに飛び掛って、廊下に押し倒した!
「きゃあっ!?」
んだけど・・・。
驚きながらも、すでにいつもの俺の行動を把握しているらしいねえちゃんは、心より嫌がるわけでなく、キス寸前まで近づいた俺の顔を、不満そうな表情をしながら両手でぐいぐい押しやっている。
「尽っ!」
「・・・あれ?」
抱きしめたねえちゃんの体は、素肌にエプロンだけ纏っている・・・はずだったんだけど、なんか違うぞ。
エプロンの下に、ごわごわした感触が・・・。あれ?
「突然、何よぉ!」
ぷんつか、可愛らしく頬を膨らませるねえちゃんを上から覗き込んで、さわさわと胸の膨らみに触れれば。
「尽っ!」
……この感触は・・・服? 服、着てる、のか・・・?
はっ、裸エプロンじゃなかったのか!?
そっとエプロンをめくり上げれば、そこには、素肌を覆い隠す、無粋な布地があって・・・。
「裸・・・エプロン・・・」
男の夢が、無残に打ち砕かれた俺の、情けない声。
「は、裸えぷろん!?」
そして、ねえちゃんの素っ頓狂な声。
「ねえちゃん、なんで、こんな格好してんだよ!」
夢(妄想とも言う)が打ち砕かれ、逆切れした俺に、ねえちゃんこそ眉根を寄せた不服そうな表情。
「裸エプロンって、何よ、もぉ! いくら熱くたって、家の中でだって、服は着ます!」
エプロンの下は、チューブトップとごく短いショートパンツ、といった格好だった。
そりゃ・・・その格好でエプロン着けたら・・・前から見たら、裸エプロンにも見えるわな・・・。
まっ、紛らわしいっ!!
「ねえちゃんって、本当に無自覚小悪魔なんだから」
俺がぼやくと、ねえちゃんは「はぁ?」というような表情をした。
ほんと、無自覚・・・。
これでさ、セールスマンでも来た日にゃ・・・ねえちゃん、貞操の危機じゃね?
確実に襲われるって・・・!
「ねえちゃんっ!」
俺は、廊下に正座して、目の前のねえちゃんにも正座を促す。
ねえちゃん、ワケが分からないながらも、俺の指図に素直にしたがって、俺の前にちょこんと正座した。
……カワイイ・・・。
つか、やっぱりどう見ても裸エプロン・・・。
「いつも言ってるけど、ねえちゃんは無防備すぎ! 俺の前なら全然問題なく、いや、むしろカモン無防備バンザイなんだけど・・・人前でもそれじゃ、いつかエライ事になるって!」
時々、同じように説教するんだけどね・・・あんまり効果はない。
今も、一応自分の鈍さや迂闊さを自覚はしているねえちゃんは、殊勝に俺の言葉を聞いてるんだけど。
「来客あった時は、急に扉を開けないで、確認するんだぞ? 知らない人なら、出ない事」
「こっ、子供じゃないもんっ」
「子供じゃないからっ! あのなー・・・」
目の前で正座するねえちゃんを、上から下まで眺め回す。
うん、かわいい。そして、ばっちり裸にエプロン。
こんな時、普通の健全な男ならどうするか。
それは、もう・・・!
「・・・尽?」
ねえちゃんが不審げな声を出す。
俺、自分がどんな表情をしているか、なんとなく自覚はある。
「ねえちゃんっ!」
俺は、叫ぶと・・・唐突にねえちゃんに襲い掛かった。
がばっとねえちゃんを抱きしめて、そのまま廊下に組み敷いた。
「尽ぃ!?」
ああ、もう。
ねえちゃんってば、ねえちゃんってば・・・すげぇ、かわいい。
襲いたいたくもなるよ。
柔らかいねえちゃんの胸を、エプロンの上からまさぐる。唇を、白く細い喉元に押し当てる。
ああ、もう・・・たまんなく、気持ちイイ。
「やっ、やだ・・・」
とか言いながら、ねえちゃんは大して嫌がってない。
……夏の間の、俺の調教の結果だよな。
って、言うと、ねえちゃんは「そんな事ないもんっ!」って怒るんだけどな。
今は、言わない・・・怒らせない。だって、このまま、もっともっと、ねえちゃんを感じたい。
それから・・・このまま・・・リアル裸エプロンにしちゃる。ふっ、ふふふふふ・・・。
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まぁ、こんな感じで。
バカっ話は、ノッて書いているととても和む気がします。
ラブラブでお馬鹿で、微エロなお話が書きたいです。・・・なんで、書けないんだろ・・・(涙)。
尽誕生日話も、頭の中ではまとまっていたのに、なんで書けないんだろう・・・(滂沱)。
・・・お話、書きたいなぁ・・・。
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下さった方が、尽好きさんなら、この馬鹿っ話を少しでも楽しんでいただければ幸いですv