続・凹凸~くだらない日々は続く

ヲタク話題だったり、猫話題だったり、愚痴だったり。人にとってはどうでもいいような日常話題あれこれ

週末白いひつじ

2011-08-27 21:05:45 | 白いひつじ断片SS
<script language="javascript" src="/.shared-blogzine/decokiji/deco1002_line3/deco.js"></script>
 週末です、
 やっとお休みです。明日だけ。今週は本当に長かった・・・。
 これから年末まで大層忙しいそうで・・・そのプレッシャーをかけられたせいもあって、どっと疲れたのですよ・・・。
 今の仕事、何分携わっている人間が多くはないので、誰かが休むと他の人間にもろに負担がかかるので・・・気楽に休めもしないですしね。
 先の2ヶ月半、ほとんど残業がなかったのに・・・というか、先の2ヵ月半に滞っていた仕事が年末に押し込まれているというか。
 あー・・・本当にしんどい・・・。

 今週は、某芸能人が突然辞めたのが話題になってましたね。
 というか、しばらくはその話題でもちきりだろうなぁ、芸能ネタ。
 潔いと取るか、多数ある仕事を放り出すことを無責任と取るか。
 賛否両論でしょうねー。個人的には後者。
 嫌いな芸能人ではなかったんですけどね。トークが絶品だったから。近年は毒舌もそれほどじゃなかったし。
 辞める理由は個人的には、なんでそんな事で、的でした。ああいう関係の人間は、政財界でも何かしら咬んでるとは思うんですけどね・・・。けれど、名のある人間がそういう人との関係が明らかになったら、やはり立場は悪いか。表向きは真っ当な人間が関わっちゃいけない人たちでしょうし。ドラマや創作話だけでなく、法で解決できない事も世の中には多々あるから、ああいう方々も必要な気もしますけどね。どうだろう。善悪は紙一重。360度回れば、悪も善。

 サイト引越し、もうすぐなんですけどね。先の日曜日かんばって。
 まぁ、入り口ページはそのまま移動なしなんで、最悪ギリギリでも良いか(苦笑)。登録させていただいているサーチエンジンとかにも連絡しなくても良いわけだし。
 最悪9月の連休には。

 仕事中もお話書きしています(笑)。
 ずっとパソコンと向き合いっぱなしな仕事なので、キーッとなるんですよね、頻繁に。あと、眠気が襲ってきたり。
 だから、時々お話書きをすることで、キーッな気分が緩和されるし、眠気も飛ぶし、ミスも起こりにくくなり、仕事もはかどるってわけです、
 詭弁ですよ。詭弁ですとも。
 でも、実際そう。

 夏のお話は一話書きあがったので、今日UPしますが(下のほうに)、その前に今書いているお話(12月に入ったあたりのお話)の一部抜粋掲載。
 やっぱり、鳥貝ちゃんと百合子さんのイチャラブが愛しい。
 百合子さんのバイト先の店に来た鳥貝ちゃんの目の前で、百合子さんが他の女の人とキスをして、それにショックを受けた鳥貝ちゃんがトイレに篭って泣いていた所に、百合子さんがやってきて弁明しているシーンです。

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<タイトル仮題『conventus』一部抜粋>
「おまえが、好きだ、誰よりも。男でも女でも関係なく、おまえが一番だよ。おれには、おまえだけなんだ。・・・いつも云ってるけど、これは真実だから。」
 絞り出すような切ない声は、表情を見ないでもどんな想いが詰まっているのか理解できた。
 男でも女でも関係なく。
 普通の男なら女性だけが恋愛対象。けれど、両方ともと付き合ったことのある百合子だからそう云う。それはつまり、普通の男の「一番好き」は人類の半分を占める女の中で一番好きだという告白。けれど、百合子のそれは全人類の中で一番好きだという、倍の重い告白になるのではないか。
 閉じたトイレの蓋の上に座りながら、嗚咽を堪えて居た鳥貝はそう思って、微笑を浮かべた。
 もちろん、百合子の愛情に疑いはないのだ。
 ただ、これみよがしに目の前でああいう事をされたのが予想外にショックだったのだ。
 百合子への恋情をしっかり自覚して以来、鳥貝は百合子の事に関しては理屈抜きで感情的になる自分を自覚していた。それまで、勝ち気な性分故にバカにされたりからかわれたりしてむっとする事はあったものの、最近はもっと色々と感情を顕わにしてしまう。主に、それが嫉妬に起因している事さえ自覚にあったけれど・・・嫉妬だと分かっても、それを上手く収められない自分に苛立って情けなくなって、更に感情が乱れるのだった。
 今回もほぼそれだ。
 百合子に対してももちろん憤っているけれど・・・自分への嫌悪もある。
「・・・も、いいです。大丈夫・・・、」
 そっと扉を開けると、いつも通りの優しい笑顔をした百合子がほっと安堵のため息をついた。
 急にドアノブを掴んだ鳥貝の手を取り、個室から引きずり出して、抱き寄せる。
「よかった・・・、」
 頭を強く胸に押しつけるように抱きしめられると、百合子の鼓動が直接身体に響いていて・・・鳥貝は落ち着いた気持ちになる。聞き慣れた彼の鼓動と・・・体温と、香りと・・・滑らかな質感のサテンのベストには少しだけ、タバコの匂いは染みていたけれど。
 鳥貝もほっとしたと思ったら、今度は抱きしめた腕が離れて、唐突に顎を持ち上げられてキスされていた。
 不意打ちに近い。いつもの事だけれど。
 けれど、今日のそれはまた、しつこいほどに激しくて・・・長かった。鳥貝が嫌がって百合子の胸をたたいてしまうくらいには。
 唇を離した百合子は、じっと鳥貝の顔を見ながら笑う。
「口直し・・・、」
 それの意味する所を理解して、鳥貝は苦笑した。
「失礼です。」
「春海の、匂いがいい。春海の感触が好き・・・、気持ちイイ・・・、」
 今度は、云いながら耳元から首筋に何度もキスをする。
 その度にちゅ、ちゅ、と軽い音が響いて、鳥貝は気恥ずかしくなってくる。
「ちょ、百合子さん・・・ダメです。ここ、お店で・・・、」
 やんわりと百合子の顔を避けようとするけれど、百合子は許さない。鳥貝の頭をしっかりと抱え持っている。
 そのうちに・・・、
「したい・・・、」
「は?」
 百合子が云いだした言葉には、困惑せずにはおれない。
 何をしたいか、なんて・・・さすがにそれなりに長い付き合いになってきているから分かる。けれど、非常識すぎる。
「なっ、なに云ってるんですか! ここ、お店ですし、バイト中でしょう!?」
 さすがに声を荒げて、百合子を睨み上げるけれど、百合子は切ない表情で鳥貝を見つめ続けている。
 ・・・最近、時々百合子が使う手なのだと、鳥貝は分かってしまっているけれど・・・その表情には弱かった。
「ダメです。あり得ません。それに・・・お客さん、いるでしょう?」
 百合子の表情を見ていられなくて、視線を逸らせながら云うのに、百合子は鳥貝の身体をまさぐり始める。
「ちょ、百合子さんっ、」
「春海の赤くなった眼が、かわいすぎるから悪い。」
「また、意味のわららない・・・、んっ・・・、ちょ・・・、」
 膝丈のフレアスカートの裾がたくし上げられて、百合子の手が内腿を這う。やらしい手の動きだ。
「ほんとに、止めて下さい! 泣きますよ!」
「泣いてくれて、おっけ。おまえの泣き顔も好き。」
「じゃ、じゃあ、叫びます・・・、」
 脅しを含めて、すぅと息を吸い込むと、さすがに百合子の動きも止まる。
 一応、雇われている身である。こうしていちゃついている時間にも、雇用費用は発生しているはずである。
 ・・・十分に分かっていても、百合子はやるのだろうが。
                  **つづく**
----------------------------------------------

 まだまだ、大好きです。
 妄想ばかりしています。
 またこのお話でオリジナルキャラを何人か出しています。
 本当に自分の創作でいい気がしてきた・・・。

 で、夏も終わりだというのに、夏休み話UPします。3話に分ける予定。
 全体的にまったり目、あらすじ目なお話。


 次回は、浴衣でいちゃいちゃ続き。
 鳥貝ちゃんラブな百合子さんなので、そりゃあ鳥貝ちゃんの色っぽい浴衣姿にはそそられますよね。

 最近、久しぶりに新品ゲームを買いました。
 PC、女性向け大人ゲームですが・・・正直イマイチでした・・・。製作されている企画・シナリオ担当者の前作が良かったので期待していたんですけど。
 まだ序盤ですが・・・各所でうーん。前作と似すぎている部分(主人公女の子の立場とか、声優さんが同じとか)に「飽き」を感じます。シナリオは綺麗で好きなんですけどもね。作りもいいと思うんですけどね。好み!というキャラがいないのも一因。
 まぁ、ぼちぼちプレイします。
 ドラクエ9もぼちぼちプレイしてますが・・・面白くなくはないですが、淡々としていて、先を進めたい! というほどじゃない。後味悪いストーリーもありましたしねぇ(人形に魂が宿って、というヤツ)。何より、小さい画面でプレイするのが、苦痛。普段から一日中パソコンと向き合っているので。
 PS3の値段もかなりさがったようなので、そろそろ入手しましょうかな。
 3DSはいらない。

 さて、明日1日限りの休み。
 どうやって過ごしましょう。
 ・・・とりあえず、遅寝と洗濯。
 お盆休みに借りた本は今日返してきたし~。これから多分、あまり本を読んでる時間ないだろうから次のは借りてきませんでした。まだ手元に2冊あるけども。


※ウェブ拍手ありがとございます。
 この一週間中にくださった方、ありがとうございます。
 やっと暑さも和らいできたようです。
 夏の疲れが出てきている頃だと思いますので、疲れ取り対策万全に!
 過ごしやすい秋はもうすぐ。
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涼しくなったので白いひつじ妄想も・・・

2011-08-20 22:18:03 | 白いひつじ断片SS
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 急に涼しいですね。いきなり秋が来ました。
 ・・・そのせいなのか、まぁ単なる運動不足なのでしょうが・・・こむら返りを起こしました。それでも寝続けましたが(お疲れ)。
 多分、日が昇る前、あ、痛い、こむらがえりだ、と寝ながら思って、とりあえずゆっくり足を伸ばして軽くマッサージして、そこそこ痛みがなくなってからすぐに落ちました。いたいなーでもねむいなー、と思い続けながら9時ごろまで寝続けましたヨ。そういえば、こちらの地方でも震度5ほどあった十数年前の地震の時もぐーすか寝続けて(ああ、いい揺れ具合、揺り篭みたい~とマジで寝ぼけて思ってました)家族に文字通り「叩き」起こされました。
 寝汚いのです。
 今、本当に地震は心配なので・・・寝ている時間に来ない事を心から祈りたい。地震は絶対に来るもの、という認識は必要ですので。
 まだこむら返りした部分が痛いです。肉離れを起こしている感じではないので・・・まあ数日したら治るでしょう。

 今日はやりたい事の半分くらいは終了かな。あと、半日で本を一冊読みきりました。やはり、非現実世界は心地よい。お馬鹿な話がいいなぁ。
 明日中に後の半分をこなせればいい。

 ワンピ、アラバスタ編(映画)してますけど・・・単なる総集編ですね。全然知らない人が見ても、多分、感動もなにもしない。
 良いシーンを繋ぎ合わせただけだな。
 ウィスキーピークでのルフィvsゾロとか、イガラムの船が爆破されてビビが唇をかみ締めている所とか。
 他は、どうにか辻褄を合わせて進めているだけ。
 アニメ編でも十数話?に渡ったストーリーを2時間に纏めるなんて、難しすぎる。
 当たり前だけれど、コミックで読む方が面白いし、アニメで通してみた方が楽しい。
 でも、分かっている人間が懐かしんで見る分にはそんなもんかな。
 現在放映中アニメもすぐに原作に追いついちゃいそうね(頻繁に見てないけども)。やっぱり、それぞれが過ごした2年間をアニメでだけオリジナルにシナリオ作ってするのかしらね。そうしたら、数ヶ月は持つからね。面白いと良い。
 原作もまた面白い♪ 続きが楽しみ。

 HP引越し、データの移行だけは終えました。
 ・・・あとは大層メンドクサイCGIの調整と、告知文の掲載・更新ですかねー。あ~・・・あと一月なのになぁ。

 そういうわけで?昨日の続きのお話をUPしときます。
 自分だけたのしいいつもの白いひつじです。
 やっぱり、大好きすぎる~。
 いい人ばかり、綺麗すぎるお話ですみません。こういう優しい展開が今はいいのです。
 ドロドロ書いてると、気分もドロドロになる。

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<オリジナル小ネタ6>
『写真』<後編>
 戸惑っている鳥貝を見て、百合子は微笑する。
 それから、母親もいるというのに、鳥貝の頭を自分の胸の中に引き寄せながら、優しい声で言った。
「おまえだよ。生まれたばかりの。」
「・・・あ、」
 そういえば、自分の赤ん坊の頃の写真に似ているかもしれない。ここ近年、自分のアルバムを捲ることはなくて、忘れていた。
 それに、何より、理解と認識は違っていた。
 自分が百合子の家の病院で生まれたのだと。美羽子さんの子どもなのだと。
 分かっているつもりでいて、まだ理解しきれていなかった。
「そ、か・・・、」
「生後半月まではこちらにいたのよ。N県までの移動は生まれたばかりの子供には酷だから、本当は首が据わってからの方が良かったのだけれど・・・美羽子さんが、かわいすぎて手放せなくなるから、早いうちに、って。鳥貝のご両親も、こちらでも地元の産婦人科でも母親講習は受けてるから任せて大丈夫だって。あなたの健康状態にも問題はなかったから、わたしも許可したのだけれど。」
 なお美は微笑みながら穏やかな声音で云う。
「さすがにユキも覚えていないわよね。夏目くんでさえ覚えていなかったのだもの。でも、ユキも夏目くんもあなたの事、かわいがっていたわよ。夏目くんには妹だ、って教えはしなかったけれど、それでも。」
 しばらく、3人ともがその写真に見入られたように見つめていた。
 鳥貝と百合子は思い出せるはずもない過去に意識を向ける。
「・・・やっぱり、おれとおまえは運命で結ばれたんだよな、」
 また、そういう恥ずかしい台詞を恥ずかしげもなく口にする。
 けれど・・・鳥貝も、不思議な縁は感じずにはいられない。
「運命とかは分からないですけど・・・生まれたばかりの頃にも、百合子さんに会っていたのは、不思議な気分です。何も覚えていないのに。」
「それが、運命だって。だからさ・・・、」
 百合子は鳥貝の手を握って、真っ直ぐその目をのぞき込む。
「近いうちに、結ばれような。永遠の愛を誓ってからじゃないといけないなら、先に誓うから。おまえとなら誓える。」
「・・・っ!」
 母親の目の前である。
 そういう事を平気で云える百合子の精神構造は鳥貝には理解が及ばない。
 鳥貝は顔を真っ赤にしてあわあわと言葉の出ない口をぱくぱくさせる。
 恥ずかしすぎて、怒るに怒れず戸惑っている鳥貝の耳にひたすらおかしそうななお美の笑い声が響く。
「千里の愛は少し空回りがすぎるみたい。ふたりとももう結婚できる年齢なんだから、わたしは止めないけど、ちゃんと春海ちゃんの同意は必要なの、わかるわよね?」
「分かってる。けど、春海もおれを愛していてくれるんだから、たいした問題じゃないよな。」
 さすが百合子の母だけあって、なお美もこういうノリはやけにいい。止めてくれる気はないらしい。
「そして、将来はこんな風にかわいい愛の結晶を手に、記念撮影だな。」
 鳥貝と自分の写った写真を手に、飛躍しすぎた未来計画を語る。
「もちろん、うちの病院で産んでくれるのよね。初孫をこの手で取り上げる・・・産科医最高の夢ね。」
 なんだか、勝手に話が進んでいる。
 横目で見やれば、なお美はおかしそうに・・・でも、嬉しそうに彼女たちを見つめていた。
 優しい眼差しは、母親そのもの。
 将来を考えるには鳥貝はまだ若すぎる。百合子が云うのは、きっとまだ何年も先の話だ。それに、現実的に考えて、この先ずっと百合子と恋人関係でいられるかも、分からない。
 けれど、居心地の良いこの人たちに、暖かく見守られいるのは、ひどく心地がよい。
「な、春海、近いうちにおまえの部屋に・・・、」
「ダメです。イヤです。無理ですっ。」
 こういう遣り取りも、心地よい。
 「ただいま」と、玄関から声が届いた。若い少女のものだった。板張りの廊下を小走りする軽快な足音の後、元気な声が間近に届いた。
「あ、やっぱり。お客さん、えーと、春海さん?」
 百合子の手をふりほどいて、慌ててリビング入り口を見ると、小麦色の肌をした少女が満面の笑みでこちらをのぞき込んでいた。
「千早、おかえりなさい。」
「おかえり。」
 なお美と百合子が口々に云って、それが百合子の妹の千早だと理解する。
 写真は百合子に見せてもらっていたけれど、現実に見る千早は写真よりも快活でかわいらしかった。
 百合子よりも随分と肌の色が濃いのは、完全に日焼け・・・サーフィン焼けだと分かる。春休みの終わるついこの間までアメリカの西海岸でサーフィンをしていたらしい。
 目鼻立ちはさすがに似ている。けれど、繊細に整った顔立ちのはずだけれど、生気に満ちた千早のそれは、繊細さとはほど遠い。活力がそのまま顔立ちに現れている。
「はじめまして、千早です。」
 ぴょんぴょん飛び跳ねるような勢いで鳥貝の側まで近寄って、その顔をじっとのぞき込む。好奇心に満ちた大きな瞳が、春の陽射しを照り返す海面のようにきらきらしている。
「はじめまして、鳥貝春海です。」
 少しだけ気圧されながら、鳥貝も挨拶を返して、どうしても戸惑ってしまう笑顔を彼女に向けた。
 じーっ、と観察を続ける事数十秒。
「千早?」
 さすがに百合子が声をかけると、千早は飛び上がるように顔を上げて兄を見上げた。
「かわいいね! 写真でも見たけど、やっぱり。お兄ちゃんの恋人なら、もっと大人キレイ系かと思ってたけど・・・うん、やっぱり美羽子さんに似てるんだ。きっと永遠にカワイイ系。ケバイ系の人なら、どうやっていぢわるしてやろうかと思ったけど、春海ちゃんは合格。」
 百合子とは全然タイプが違うのが、この数分で理解できた。
 本当にさっぱりきっぱりしていて、人見知りも一切しない。多少の傍若無人な発言や振る舞いも、悪気が微塵もないのが分かるから心地よく許せてしまう。
 百合子の傍若無人さは、時々腹に据えかねる鳥貝だったが。
 千早のこの気質は、母親のなお美かもしれない。
「TK大現役合格でしょ? 頭も良いから尚オッケー。またお勉強教えてください。お兄ちゃん、教え方あまり上手くないから。」
「こら、千早。春海ちゃんに失礼。」
 なお美が笑いを堪えながらたしなめるのに、千早はあらためて姿勢を正して「ごめんなさい。」と神妙な顔で頭を下げた。
「でも、ほんと、今度勉強教えて下さいね。」
 顔を上げて、満面の笑みを見せると、荷物を置いてきます、とリビングを後にした。
「賑やかな子でしょ。うるさくしてごめんなさいね。」
「いえ、でも、明るくて素直で良い子ですね。・・・百合子さんとは、あまり似てない・・・、」
 言いかけて、途中百合子に遮られる。頬を両側から両手で押さえ込まれていた。
「千里はねぇ、千早が生まれるまで甘やかされ放題だったから。うちの家族だけでなく、夏目くんと美羽子さんにもね。でも、中学にあがるまでは素直な良い子だったのよ。・・・思春期って怖いわね。」
「今だって、素直だ。」
「自分の欲望にはね。」
「人間、自分に正直に生きるのが一番だろう。」
「自分に正直な人は得てして我が儘とも云うのよ。春海ちゃんを困らせてばかりいる。」
 返す言葉のない百合子は、鳥貝の頬から手をどかして、少しだけ拗ねた表情をした。
 そういう様子を見ると、家族に愛されている百合子の、育ちの良さを感じた。
「お客様?」
 聞いたことのある、新たな声がした。
 上品な女性の声は、百合子の祖母。
「おじゃましています。」 
 立ち上がって云うと、少しだけ目を見張ってから、穏やかに微笑む。
「春海さんね、いらっしゃい。この間はちゃんとご挨拶できずにごめんなさいね。」
 おそらく70歳ほどの婦人は、豊かなシルバーグレーの髪を緩くまとめ上げて、白いブラウスと丈の長いフレアスカート、ストールを肩からかけた、穏やかな微笑みの似合う上品な人だった。
「ばあちゃん、前にも話したおれの恋人だよ。」
 百合子が云うのに、婦人はくすくす笑って、瞳を細めて鳥貝を見た。優しい眼差しだった。
 鳥貝の素性は心得ている様子だ。
「そう。かわいらしい人ね。ユッくん、大事にしてあげなさいね。春海さんも、ユッくんの事よろしくね。それと、時々遊びにいらっしゃいね。」
 年齢を重ねた人独特の穏やかでふんわりした空気を持っていた。鳥貝は亡き祖母を思い出した。こんなにハイカラで身綺麗な人ではなかったけれど、身にまとう穏やかな空気は似ているかも知れない。
「ありがとうございます。また、お伺いします。」
 鳥貝は笑って答えた。
 百合子の家族は、やはり、とても居心地が良い。
 鳥貝自身が歓迎されているからこその部分も大きいけれど、皆が気持ちよい人柄だからなのだろう。
 だから・・・百合子の特殊な性格は異端なのだろうな、と思うと、ため息をつきたくなった。
 
 それから、自室から戻ってきた千早も加わり、ティータイムを楽しんだ。
 百合子の父も、お茶の時間くらいは確保できたらしく、少しの間だけティータイムに加わった。
 美羽子や夏目をよく知る人たちだけれど、鳥貝が戸惑いをまだ昇華しきれていない事を悟ると、その話題はあまり持ち出さずにいてくれた。
 鳥貝は、居心地の良いこの家族の中に、ずっとこうしていられたらよいと、心のどこかで願った。それの意味する所は・・・まだ、考えていないけれど。
                 <おわり>
--------------------------------------------------

 ふたりの未来がどうなるかを暗示してる感じのお話になります。
 まぁ、普通そう上手く行かない世の中なんですけどね。
 リアリティがないから、創作小説。
 初めて本気で恋した相手と結ばれるって、漫画や小説の中だけの世界ですよねー。本気の恋愛は、終わりも早いよ? 一番好きな人と結ばれても、その後が辛いよ?(身も蓋もない)
 と・・・リアリティ追求した小説は苦手なので、非現実が良い。
 鳥貝ちゃんと百合子さんは、多分、一生イチャラブ。浮気はありそうですが・・・(笑・身も蓋もない)。


 涼しいので寝やすくなりました。
 暑い間は起きたくもないのに(もっと寝ていたいのに)、早い時間に目を覚ましていましたが、涼しくなった途端に多分、起きるのが遅くなる・・・。それも考え物。


※ウェブ拍手ありがとうございます!
 頻繁にくださっている方ですね。
 夏の疲れがでてくる時期です。特に今年の夏は過酷でしたしね。
 睡眠と、食事が肝心!
 たっぷり眠って、栄養バランスの良いものをちゃんと食べてくださいね。
 本格的な秋になるまで、体調崩さないようにしてくださいませ。 
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週末も白いひつじ

2011-08-19 23:58:54 | 白いひつじ断片SS
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 週末です。
 今日も勿論残業でした。
 疲れました・・・凹。
 同じ仕事のメンバーのふたりほどが病気を理由に残業ができなかったり、休みを取ったり・・・そのツケは勿論こちらに回ってきますよね・・・。それがなかったら、今日は定時だったかもしれないのに・・・。
 来週は土曜まで出勤予定なんですが・・・本当はどこかでお休みを入れるつもりだったのですが・・・諦めます・・・とほ。でも、一日くらいは定時で帰らせてもらいます。じゃないと、やってけない。
 残業ないとずーっとないのに、始まった途端にコレ。相変わらず極端な会社ですわな。・・・辞めたい(ぼそっ)。

 土日休みです。
 ゆっくり休みますよー・・・って、したい事だらけなんですけども。
 はじめてお酒のつまみに「カルパス」を食べました。サラミの親戚なんでしょうか。私はサラミを食べると(製造メーカーにもよるんでしょうが)胸焼けを起こすんですが、カルパスはまだマシな気がしました。しかし、後で見て、あまりの高カロりーにゾッとしました・・・二度と食べない・・・別に特に美味しくはなかったし。多分、これもメーカーによるかも。

 鳥人間コンテスト、少しだけ見られました。
 普段は興味ないのですが・・・や、東工大がレギュラー参加なのでね(笑)。
 今回は東北大に負けてしまったようですが・・・がんばれ、東工大。リアル東工大生を見られたのは、嬉しい。やっぱり、お利口そうだなー。

 かつての定例話題。
 現在、特に目立った凹凸もないストーリー運びなので、余程「きゃーー」となる事態が起こらない限り、話題にしないカモ。
 でも、勿論、毎回良いですけどね!
 カインさんにぽんぽんされて頬を染めるセツさんがかわいかったです。

 お話書きは、もちろん進んでません・・・とほほん。
 というか、かなり凹む事態が・・・。お盆前に仕事中に書き進めていたお話の大部分を喪失・・・凹・・・・。かなり書き進めてたんですよ。お気に入りの内容になっていたんですよ。なのに・・・凹凹。すんごい阿呆なミスで、以前のものを新しいものに逆に上書きしちゃったんですよねー・・・阿呆すぎ。
 思い出して書ける自信がないので、しばらく寝かせておきます・・・はぁ。
 しかし、仕事中の息抜きに(苦笑)、性懲りもなく、また、新たなお話書いてました。日記掲載の読みきりで終わらせるつもりだったのに・・・中途半端な長さになったので、今日と、この土日にもう一度、二度に分けて日記上にUPします。
 別窓一話でUPすればいいのですが・・・メンドクサイ。
 ブログって便利だなー。

 春先、付き合い始めの頃に鳥貝ちゃんが百合子さんちにお邪魔すお話。
 こういう運命的な設定あってもいいよね、と。

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<オリジナル小ネタ6>
『写真』<前編>
 入学式を終えてから、初めての週末。
 鳥貝は百合子に誘われるがままに、K市にある彼の自宅に再び訪れた。
 入学式の後に起こった鳥貝の母との一件で、『近いうちに』・『必ず』、鳥貝を百合子の家まで連れてくるように、と百合子の母からの厳命があったらしい。
 鳥貝も当初こそ、百合子とのお付き合いについて何を言われるのかとどきどきした。鳥貝の中でも、百合子と自分が各所で不釣り合いであるのは重々承知していたからだ。
 けれど、百合子に云わせれば・・・「おれの信用がないからだろ。むしろおまえの身を案じてるんじゃないか。」だとか。
 そして、実際。

「春海ちゃん、良く来てくれたわ。」
 風通しの良い居間に鳥貝は迎えられた。
 休診日の今日、百合子の母はこの前よりも少しだけリラックスした服を着て、お茶の用意をしてくれていた。
 鳥貝を迎える彼女の暖かい笑顔、以前取り違えていたそれを、今はもう鳥貝自身への好意だと感じられる。
 アフガンハウンドのターシャが纏わり付いてきて、鳥貝はどきりとする。大柄なターシャは長い首を伸ばしてしきりに鳥貝の胸元に顔を寄せる。ターシャとしては頭を撫ぜて欲しいとの意思表示なのだが、鳥貝は身を引いてしまう・・・やはり、大きな犬はまだ苦手だ。
「ターシャもいらっしゃい、って言ってるのよ。誰にでも愛想のよい子だけれど、特に春海ちゃんには友好を示してるみたい。千里があなたに好意的なのも感じてるのかもしれないわね。・・・で、千里は?」
 K駅まで迎えに来てくれて、自宅そばまで走る電鉄には乗らずに、自宅まで一緒に歩いてきた。玄関に入ってから、姿を消した。
「さっきまで、いたんですけど・・・、」
「そう。まぁいいわ。すぐに来るでしょう。」
 百合子の母、なお美は手招いて鳥貝に椅子を勧めた。
 鳥貝がさんざん迷った末に買った手土産の和菓子をなお美に差し出すと、笑顔で受け取り「ありがとう。でも、次からは気を遣わないで。時々遊びに来て欲しいから。」と気さくに云った。
 上品な蔦模様の彩色のされた白磁のティーポットからカップに紅茶を注いで、鳥貝の目の前にそっと置く。
 お礼を言う鳥貝を、優しい微笑みで見つめている。
 美しい慈母そのものの彼女が難しい性格をした百合子の母だとは、疑いたい気分にもなるけれど・・・整った面差しは、疑いようもなく似ている。やはり、百合子の母親なのだ。目元も口元も。輪郭もおそらくこの人譲りだ。
 父親も男ぶりが良い上品な男性だったけれど、百合子の容姿の基本は多分母親のようだ。
「千里が来る前にね、あなたに聞いておきたいのだけれど、」
 いよいよ来たのだと、鳥貝は姿勢を正した。
「千里の言葉だけじゃ納得できないから、あなたに確認するわね。千里と付き合っているの?」
「は、はい。」
 ひとことの返事だけでも、喉の奥に引っかかってしまった。
 なお美は鳥貝の緊張振りに少しだけ唇を緩めてから、再び真剣な表情をした。
「まだ出会ってそんなに経ってないわよね・・・無理に、何かされたんじゃないの?」
「え?」
 どきりとしながら、どう答えて良い物か色々考えてしまった。
 確かに、初対面で不意打ちにキスをされた。でも、それから何度かされたどれも、不意打ちではあるけれど、無理にではない。
 しかし、普通、実の母親が息子の行いをそういう風に率直に問いかけるものだろうか。
 もしかして、過去にも何かやっているのだろうか。それとも、単に息子の性格を殊の外理解しているからなのだろうか。確かに百合子は家族とのコミュニケーションをしっかり取る方ではあるようだけれど。
 鳥貝の戸惑いをどうとったのだろう、なお美は苦笑いを浮かべた。
「あぁ、そうよね。うん。あなたの性格は鳥貝のご両親からもおおよそ伺っている。いくら千里が愚か者でも、あなたは大丈夫そうね。」
 なお美が何にどうやって納得したのかは分からない。
「千里の事、好きになってくれたの?」
 どういう意味を含ませた問いかけだろうか。でも、優しいなお美の笑顔につられるように鳥貝も微笑んで、うなずいた。
 百合子の事が好きなのは確かだし、だから付き合ってもいるし、キスもする。
 鳥貝の緩んだ表情を見て、なお美はにっこりと満面の笑みに表情を崩した。
「あなたが・・・あなたみたいな子が、千里の側にいてくれるのは、とても喜ばしいわ。千里を選んでくれて、ありがとう。」
 なお美の心の内は鳥貝には理解が及ばない。
 お礼を言われる意味も分からない。
 ただ、とても好意的に鳥貝を受け止めてくれているのは確かだと分かる。
「わたしの方こそ、おばさまにはお礼を云いたくて。以前はちゃんとお礼も云えないままだったので・・・、」
「お礼?」
「わたしの生い立ちや、兄のことを話してくれた事です。本当は自分から云うべきじゃないと前置きしてくれてましたよね。・・・なのに、わたしがあの時にどうしても知りたがったから、」
 律儀な鳥貝の言葉になお美はくすりと笑う。
 この律儀さはまるっきり夏目と同じなのだと思いながら、それを口にはしない。彼女はまだ兄夏目の面影を自分に重ねられるのに躊躇していると聞いていたからだ。人となりをほとんど知らない兄と似ていると言われても、戸惑うだけだろう。
「わたしは、わたしの知ってる事を口にしただけよ。医者なのに、口が軽くてごめんなさいね。」
「ほんと、口が軽いよな。春海になに意思確認とってるんだか。」
 なお美の言葉に間髪入れずに言葉発したのは、百合子だった。居間の入口にもたれかかって、二人の様子を見ていたようだ。
 鳥貝の傍らで座り込んでいたターシャが尻尾を振りながら百合子の元に歩みよる。
「だって、あなたに想いを返してくれる女の子が現れるなんて、普通考えもしないでしょ。」
「普通、ね。」
「言葉の選び方は間違っていないと思うけれど。」
「ま・・・こいつは特別だからな。」
 鳥貝の側まで近寄って、その頭にそっと手を置く。
 息子の性癖を理解している母。この親子は信頼しあっているのだと、鳥貝は思う。そして、この家の居心地の良さはそのまま彼らの関係なのだと思う。
 胸が温かい。鳥貝は百合子を見上げて笑った。
「お?」
 その鳥貝の表情にときめいたらしく、百合子はそのまま鳥貝の首筋に抱きついてきた。
「春海、かわいい。」
「・・・っ!」
「あらあら。」
 なお美は耳に優しい声音でくすくすと笑った。
 鳥貝はこの家の息子の恋人、にすぎない。だから、いつかは別れてしまうかも知れない。けれど、この心地よい家にはまた遊びに来たいとは思った。

「で、千里はなんで姿を消していたの?」
「自分の部屋行って、これ、持ってきた。」 
 テーブルの上に置かれたのは・・・アルバム。以前鳥貝の前に出された物と少し違い、もっとずっしりと大きく、白い布貼りの表紙の装丁はイルカのアップリケがついて、かわいらしかった。
 なお美はそれに何か気づいたらしく、はっとしてから微笑みを浮かべた。
「ずっと、おかしいと思ってたんだよ。でも、気がついたのはつい最近なんだけどさ。こいつの寝顔見ていて、多分そうじゃないかと思った。」
「寝顔? あら、もうそういう関係・・・、」
「ち、違います。無断で何度か見られてるだけで、」
「あれ以来、部屋の戸締まり厳重だもんな・・・、」
「当たり前です! ・・・というか、また忍び込もうとしてたんですか・・・?」
「2度ほど。」
「・・・っ、」
 鳥貝と百合子の遣り取りも、十分に微笑ましくて、なお美はクスクス笑う。
 夏目が亡くなって以来一年以上ずっと沈み込んでいた息子が、今すっかり立ち直っているのは、完全に鳥貝のおかげなのだと実感する。
 そういう意味でも、鳥貝の存在はとてもありがたいものだった。
「それで、アルバム。見せてくれないの?」
 延々続きそうなターシャも喰わない痴話げんかを見ているのもまた楽しそうだけれど、手元の紅茶も冷めてしまうから、なお美は話の軌道を修正する。
 百合子はふぅと小さく息をついてからアルバムをめくりはじめた。
 それは・・・百合子の誕生からを記録してあるアルバムだった。普通の子どものアルバムとちょっと違うのは・・・まだ腹の中にいる時の写真や、誕生直後のそれ、院内で撮ったと思われる画像がある事か。
 赤ん坊の頃の百合子も、目鼻立ちの整った綺麗な子だった。そのままCMや雑誌のモデルにしても良いくらいの雰囲気がある。
「この人たちよりも、ばぁさんが熱心に編集してたんだよ。これは、2歳までの記録。この続きがまだ2冊ほどある。おれが自我に目覚めるまでだな。」
 所々に身長体重などを記入したメモや、四季折々の押し花が一緒に挟み込んである。
 初孫の男の子なのだから、祖母が張り切るのは仕方ない。百合子は皆に愛されて育ってきているのだ。
 所々に、幼い夏目らしき人物が写っていたのにも、鳥貝は心を引かれた。
 鳥貝はじっくり見たいのに、百合子は「後で見せてやるから、」と云って、分厚いアルバムの三分の二ほどをまとめてめくり上げた。
 写真の百合子は既に立って歩いている。中には、夏目と手をつないで歩いているものもあった。
 幼い百合子のあどけない笑顔かひどくかわいくて・・・この捻くれた男にも無邪気な時代があったのだと関心してしまう。そして、新たに、夏目と百合子の強いつながりのようなものも、実感した。
 数枚をぱらぱらめくって、どうやらお目当てのものを見つけたらしく、そこの頁を大きく開いた。
「ここと、ここ。この2枚きりだけど・・・これ、」
 幼い百合子が、ベビーベッドの中をのぞき込んで、赤ん坊の手を取っているものと、床の上におもちゃの散らばった場所で、赤ん坊に笑いかけているものだった。
 赤ん坊はピンクの産着を着ているから女の子だろうか。生まれて間もないようだ。
「おふくろには、出産後の友達が家に遊びに来た時に撮ったって聞かされてたけど、違うよな。」
 なお美を睨み付けるように云う百合子に、彼女は肩をすくめてみせる。
「だって、云うわけにはいかないでしょう。美羽子さんのお願いもあって、秘密にしていたのだもの。ただ、この2枚の写真は、あなたがかわいく撮れてるから、って素性を明かさない事でアルバムに載せるの許してもらったのよ。だから、少々の嘘は許して。」
 百合子は複雑な表情をしながら、それらの写真を台紙から取り出し、鳥貝の前に並べた。
「これ、誰だかわからない?」
「・・・? 誰、でしょう?」
 髪の毛も生えそろわない女の赤ん坊。まだ目も見えていないのか、視線は焦点を結んでいない。けれど、必死で目の前の存在を確かめようとしている様子が分かる。
 どこかで見たことのある気もした。
 けれど、事象が結びつかない。
                    <つづく>
--------------------------------------------------

 中途半端ですが。
 まぁ、そんな感じで。

 マオウ様、ここ3日外出させていないので、明日は出してあげないと。
 けれど、こちらも色々御用があるので、出したまま外出かな・・・ちょっと心配。


※ウェブ拍手ありがとうございます!
 頻繁にくださる方ですね。ありがとうございます。
 なにやら今日あたりから急激に気温が下がっているようです。こちらも、昨晩とは比べ物にならないくらい涼しいです。
 けれど、この気温差が体調崩壊の元。
 くれぐれも、お体ご自愛くださいね。
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時間泥棒駆除業者知りませんか?

2011-08-16 21:30:40 | 旧日記
 あれこれしていたら、あっちゅーまに4連休終了。
 やり残した事もいくつか・・・。1日目に図書館で借りてきた本もまだほとんど手付かずですしね・・・はぁ。
 特に、日曜日の夕方までの記憶がありません(苦笑)。
 夕方からは買い物行ったり、兄家族にお付き合いしていたり、忙しくしてたのですが・・・ほんと、昼間は何していたんだろー。・・・うーん、ドラクエ9をしていた記憶が僅かに(苦笑)。

 滅茶苦茶遅ればせですが、ドラクエ9、あードラクエだ~。と懐かしみながらプレイ中。
 悪名高いガングロ妖精は、確かに当初はイラッとしましたが、基本悪いコじゃないので、今はそれほど。言葉遣いに関しても、すでに古臭くて、それはそれでいいや、という感じ。。
 あと、気持ち悪いノリ(子供向けにしても幼稚すぎな)がある部分にもイラッとしていますが、普通にゲームを進めている分には、そう頻繁には苛苛しないかな。
 私はギャル文字アレルギーなんですが、どうでもよい所で未だに苛苛していることが。すれ違い通信は使わないと思うのですが(今更だし)、そのプロフィーの喋り方で「かわいい女の子」だったかに設定すると、その説明にに、「~住んでるお」との文章があって、カッチーンときました。「わたしゎ」とかの文章に、リアルにムカつける人間ですので。真剣にギャル文字アレルギーのようです。最近ほとんど使わないmixiでも、その文章見かけると、無性にイラッとします。
 年取ってカルシウムが不足しがちなだけかもしれませんが(笑)。
 キャラの名前は・・・今萌えているものからつけてます(苦笑)。主人公は「ハル」ちゃん、女の子。キャラメイクは新しい試みでそれはそれで楽しいのですが、人格がなくなってしまったのは残念。お人形さんと旅しているみたい。これまでのシリーズでは仲間の人間との掛け合いが色々あって楽しかったのに。
 プレイを始めると、黙々と数時間が過ぎていくようなので、できるだけ時間を決めて、あるいは日にちを決めてプレイしないと際限ないですね。今日は一度もプレイしてませんが、30分ぐらいに限定しとかないとー。

 HP引越し、進んでません。あ~。新サーバーにデータ移行中ではあるのですが、中身はちゃんと確認しないままです。
 最悪、cgiと引越し告知だけはなんとかしないと。どうやら、内部に直に来ている人もいるようなので。

 白いひつじモノ、今日中にUPしたかったのに、どうも上手く締められなくて、考え中。なんというか、無理やり締めている感がありありで、自分が気持ち悪い。
 どうやって纏めたらいいんだろう。
 何が言いたかったのか、自分でもイマイチわからない創作になってしまった・・・。というか、そういうのばかりなんですけどね。無理やり形にして纏めているものも多いのは確かですけどね。
 嗚呼、途中経過はとても楽しかったのにナー。
 この週末にはなんとかなるとイイナ。
 海水浴編もまだなのになー・・・その次の、夏の終わりのお話はほぼ書きあがり済なんですけどね(苦笑)。
 まだまだ、百合子さんと鳥貝ちゃんラブです。・・・ひとり妄想ですけども。

 明日も猛暑らしいですね。
 ・・・はぁ。
 勿論、残業ですが、とりあえず今週は3日だけなので・・・なんとか乗り切ります。過酷なのは・・・来週。
 8月末は夏バテが出てきて、怖いのです。
 せめて、できるだけ、快適に眠れるような環境づくりをしないと。


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 頻繁にくださっている方、ありがとうございます。
 お盆ももう終わりですね。
 仕事にしろ、お休みにしろ、充実して過ごされていたのなら、幸いです。
 しばらく残暑も厳しいらしいので、どうぞお体ご自愛くださいね。
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色々語りますが、いつもの白いひつじも

2011-08-13 19:15:07 | 白いひつじ断片SS
 世間一般にお盆ですね。
 今晩から町内でお祭りです。
 オールナイトなので・・・うるさいです(苦笑)。あまり関係ないのでねー。
 今朝は5時ごろから数時間(8時過ぎまで?)、マオウ様のフィーバータイムだったので、寝不足です。抱きしめ殺したくなりました。抱きしめたらイヤンイヤンされてキックパンチ攻撃されましたが。
 いちゃいちゃですが、何か。
 今晩は耳栓して寝ます。

 マオウ様の今晩のディナーはロイヤルカナンのドライフード・シーバお魚フィレに蟹のほぐし身と小海老添え魚介の煮込みスープのトッピングです。
 豪華ですね。
 簡単に計算して、一食150円くらい。・・・毎日朝晩だとしたら、単純計算で9000円程度。・・・お猫様なので仕方ないですわなー・・・。・・・まぁ、今日はお盆なので特別なんですけどね。
 ロイヤルカナンのフード、マオウ様は大好きなんですけど、高いのですよね・・・おフランスのフードは、やはり美味? アメリカのフード(サイエンスダイエット等)はあまり好みませんが。他、マオウ様の好きなフード、シーバはカナダ、モンプチはオーストラリアです。あと、オランダのメーカーの某おやつも好みます。ペットフードに関しては、日本はまだまだ後進のようです。
 アメリカはペット先進国でもありますが(猫の改良品種も原産アメリカが多いようです←特に猫に関しての「品種改良」が良い傾向とは思えないけどね。人間のエゴ。・・・犬はまぁともかく。)、逆に妙な方向に気にしすぎな気もする部分多々。オーガニックとかこだわりすぎ。
 と、マオウ様のセクスィな寝姿を見て、ちょっと語ってみたり。

 猫話繋がりですが。
 子供を餓死させた親、「猫の方がかわいい」って、人間失格も良い発言してますね。
 そのニュースを見て、滅茶苦茶腹が立ちました。
 そりゃ、他所の(クソ)ガキに比べれば、自分所のお猫様はかわいいどころの騒ぎじゃないです。(子供嫌いなので)
 が、自分のガキを親が守ってやらんでどうするんですか。
 自分の子に愛情がないのがまず異常ですが、責任問題もあるでしょう。
 自分の遺伝子受け継いだガキも育てられないような人間に、異種族の猫を飼う資格はない。
 快楽を求める延長で、計画なくできちゃった子供だったのですか? 猫以下ですね。猫云々は父親の発言らしいですが、母親も大概おかしいですね。男親はともかく、女親は自分の腹痛めて産んだ子でしょう。10ヶ月も腹の中に居た子でしょう。それを守れないなんてどういう事。
 世の猫飼いにまで誤解を与えるAHO発言はやめて欲しいものです。
 人間失格です。
 野良猫にでもなって、餌ももらえず餓死してください。あるいは、車にでも轢かれてください。
 両親共に、来世は野良猫で決定ですね。
 猫ならば、子猫を餓死させても、誰にも文句は言われません。
 まったく、不愉快極まりない。
 子供も育てられない人間が、子供作るなよ。子供を虐待するような親は、犬猫並みに去勢した方がよろしい。ちょん切れ。

 先の日記に書いた凛一くんシリーズを読みながら、そこに出てくる花を図書館で借りてきた図鑑で調べていたのですが・・・図鑑に出てこないものもありますね。作中ではすべて和名の漢字書きという事もあるのかもしれませんが。
 そういう楽しみ方も良いです。
 時に、子供の頃から何気なく目にし、口にしていたイヌフグリという名の花があります。野草です。背丈が低く(地上数センチ)、ごくごく小さな青い可憐な花をつけます。子供の頃は、小さな小さな花束を作っていたりしました。
 何気ない名前ですよね、イヌフグリ。カタカナ表記だとね、まったく気づいていませんでしたが、漢字表記にして、ああそういう意味か、と妙に納得。卑猥な名称でした(笑)。
 何か、蕾が犬のそれに似ているとかなんでしょうかね。さすがに由来は書いてませんでしたが。・・・名称考えたの、誰だ?
 二度と口にできません。
 植物、花や果実って、色形も見方や妄想力によっては卑猥なものも多いので(笑)、名称もそういうものが結構あるんでしょうね。
 知るほどに、口にしたくなくなる(苦笑)。

 サイトの引越し始めました。が、色々キーッとなっています。
 HPいじるのめんどー。
 coolは閉鎖とかないだろー、と考えていたので絶対パスが多くていちいち書き直さないといけない感じ。特にcgi系が面倒すぎ。
 お盆中にできるのか、不安です。
 以前のように楽しんでHPいじれないなんて・・・オバさん化進行中かしら。とほほん。
 てゆーか、楽○のばかー。何故にcoolを閉鎖するんだよー。収益がなかったのかしら・・・。なら、買収すなー(怒)。
 白いひつじも関係も、ブログからのリンク先が全てcoolなので・・・いちいちリンク張り替えるのも面倒・・・いっそ、ひとつのコンテンツとしてHP内に貼り付けます(予定)。
 リンク切れは後々なんとかできたらするとして、絶対に必要な部分だけでもお盆中に引越し完了して、トップに告知します。
 当然ですが、ブログはこのままのURLですよ。
 
 さて、いつもの自分だけ楽しい白いひつじ創作UPします。
 百合子さんが鳥貝ちゃんに無理やりしちゃいます(大人話傾向)。
 ラブラブなのになー。
 いや、結局ラブラブか。
 犬も喰いません。
 鳥貝ちゃんにメロメロな百合子さんも、結局は百合子さんに甘い鳥貝ちゃんも大好きです。

<オリジナル話5>
*****誕生日<後編>*****
 次は・・・夏休みモノだな。
 何とか書き上げないと。
 今の状態から纏めたとして、3話完結くらいでなんとかなるかしら。4話いっちゃうかな。そんな感じでひとつ。
 何しろ、いちゃいちゃはいちゃいちゃ。
 バカップルです。鳥貝ちゃんは全力否定しそうですが。

 明日は・・・多分、1日家にいるかも。借りてきてる本も読みたいし、お話書きやHPいじりもしたいし。
 そういえば、ドラクエの星の守人だっけ?も古本通販の配送料の都合で買いました(笑・どっちがメインだか)。ので、それもプレイしたいかな。
 明日も猛暑らしいんですよね。
 節電したいけれど、どのみち猫たちのためにエアコンはつけないといけないので、人間が家にいてもいなくても、(他の家電製品をつけなきゃ)同じ。半日はテレビもパソも消して、読書かDSゲームですな。
 ・・・そうは云いつつ、ふらふら出かけちゃう自分も想像できます(苦笑)。家にいると、近所周りの不快な騒音でストレスが溜まるのです。・・・並のアパートよりも、音が響くのでね。密集具合と中途半端にある隙間のせいで音が響きやすいというか。


※ウェブ拍手ありがとうございます!
 頻繁にくださる方ですね。
 学生さんか社会人さんか分かりませんが、お盆はちゃんとお休みいただけるのでしょうか。
 お休みならば夏ばてしない程度にまったりと、そうでないなら無理しない程度に管理しつつ。
 お過ごしくださいね。
 水分は勿論、食事もちゃんととりましょうね。
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