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『ブログの正体』伊藤穣一+デヴィッド・L・シフリー&デジタルガレージグループ

2006年06月07日 | ビジネス書・マスコミ関連


ウェブ進化論』 に刺激を受け、ブログについてもっと知りたいと思い、読んでみました。副題は、“No.1ブログ検索エンジン、テクノラティーの挑戦”です。かっこいい!

筆者の伊藤氏は、テクノラティジャパンの取締役、1966年生まれ、シフリー氏は米国テクノラティーの創業者・CEOで68年生まれです。若い!

本書はデジタルガレージ、テクノラティジャパン、WEB2.0、クリエイティブガレージの4社の書籍プロジェクトとあり、章によって執筆者が分かれています。前3社の代表取締役の林郁氏が序文を書いていて、そのグループの総称がクリエイティブガレージというのだそうです。ややこしい!

ブログだけに絞った内容ですので、まずはその歴史や、人気ブロガーがどういう人々かなどをわかりやすく紹介します。グーグル検索とブログ検索の違いを、『次世代の検索エンジンを考えると、グーグルは大きな図書館のカタログを検索する感覚。それに対して、ブログの検索はリアルタイム検索』 と時間軸の違いを強調します。

ウェブ進化論より、語られるテーマは狭いのですが、社会に与える影響に関して、両書は、さまざまな点で酷似しています。ただ“文化”としてウェブの進化の意味をとらえている前者に対して、本書はそのツールとしてのブログの有用性、将来性を強調します。

例えば、象徴的な違いは、ネットから個人が得られる収入に付いて述べた点です。引用は長いので、勝手にまとめてしまいます。

『ウェブ進化論』:(グーグルのアドセンス)月十万円稼ぐにはとても大変だが、数千円規模ならば、かなりの確率でたどりつく、として、その意味が学生や低所得層、特に途上国において、どれだけ大きいかを説明します。そこに新しい経済圏が現実にできている、富の新たな分配機能が働いていることに読者の注意を向けます。

本書:(アフィリエイト)ある会社の成功報酬ランキングに言及し『個人で月に300万円、200万円と驚くべき収入を得ている人もいる。(中略)数十万円というのは珍しくない』とし、今後この市場がさらに拡大し、日本経済の活性化にまで言及します。

テクノラティーの紹介本ですから、やや宣伝めいているのは当然ですが、それでも、ブログの存在意義、今後の可能性について勉強になりました。

http://tokkun.net/jump.htm

革命メディア ブログの正体

インデックス・コミュニケーションズ

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『ブログの正体』伊藤穣一+デヴィッド・L・シフリー&デジタルガレージグループ
インデックスコミュニケーションズ:207P:1575円


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ちなみに↓がテクノラティーのタグです。押してみてください。どう使うかわかります?今のところ効果は?(笑)どなたか正しい使い方教えて下さい。 
あっ↑ですか?これはブログランキングです。どれでも結構ですから押してみてください(笑)。いつのまにやらにぎやかになってまいりましたぁ。

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