降って来るもの

写真と散文とぽえむ

ほんの一握りの

2018-07-21 21:20:02 | 詩16

                         ほんの一握りの


magicの名人のような

information technologyの天才のような

 僕はただ

イノチの在所を渡る道すがらに

kokoroを通わせ合えるHITOを

 手品のようではなく

実態の薄い数字模様じゃなく

生身の部分を通じて

 例えば

音声や文字や交信だったりで

僕と同じイノチの同伴者を求めたいのだ


幾百人も要らない

幾十人でも多すぎる

両手の指の数ほども必要じゃない

 胸騒ぎの心通のhitoは

ほんの一握りの数でいいのだ


それが

或いは、それだけが

僕の人生の確かなplusになる

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遙かなる不在

2018-07-21 21:06:09 | 詩16

                     遙かなる不在


師の限りなき不在

その冷徹に

搔き乱される度に

僕はやっぱり

項垂れてしまうのだ


待つ時間の間に

ANATAは必ず顕在化し

ただ

鋭い眼光を置いてゆく


師よ

この遙かなる不在を

その間隔を

僕は

どのように作為すればいい?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日常の傍点に

2018-07-21 17:45:22 | 詩16

                          日常の傍点に

 

ほんの僅かづつ

心身の何処かを消費して

ほんの少しづつ

全体から身を削って

 それで生きている感覚が

近頃、時々

間違いのない手応えのように

 胸に有る

間違いなく明日は来ると

確固たる思いが

ほんの僅かづつ

 蝕まれてゆく

 

もはや

未来などという遠さは

とても見晴るかせない

 日常の傍点に居る

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

男と女と

2018-07-21 06:04:05 | 詩16

                      男と女と

                     「僕は此処に」


僕を生かしている空間に

僕を無きものにするトキの間に間に

僕を閉じ込める

 危険な匂いの居場所に

僕を減り込ませる

 軟体のトキの壁に

僕と僕が葛藤する目に見えぬringよ

僕を磔にする煩悶のpinよ

僕を正気にする一瞬のtableよ

僕は此処にいる

君よ

僕は此処にいる


平易で単純なpageの襞に

複雑多岐の猥褻の渦に

有無の芥に塗れて


                          「君よ」

僕のframeに不思議の眼差しの

君よ

僕は此処に影を置いて

何時でも

君の全部を見ている


意識の集束場所に

憧憬の焦点に

待ち惚けの極点に


連綿たる物語に

人知れず挟まれた美しい栞のように

取り留めのない小説の

 鮮烈なperiodのように

君は其処に居る


                         「其処に僕は」

古今の階kizahasiを往来して

無味の汗を噴き

干満を亘る風に紛れて

kokoroの憂さを蓄積し

晴雨に塗り込められながら

イノチの約束を履行する


僕は此の茫洋の剣ヶ峰の

刹那の切っ先に止まり

拍動を続ける

 其処に僕は・・

                  07/21 06:03:06 万甫


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする