自思伝㈧ Languageの山
独りで,この山を登る
この山を登るときは,何時も独りで
道の険しさも,障害の数多も,
傾斜の角度も,頂の高さも,
全ては謎の山だけれど
僕は時折
夢中で,その遙かな高みを目指して
岩礁にしがみ付くのだ
まるで
其処彼処から滲み出す,苦悶の汗が
inochiの存在を伝える
唯一の手段のように
錯覚し,或いは,錯乱し,
けれど
それでいい
自がLiveとの対峙は
その事で形成される
僕は時折,無我夢中になって,
ランゲージの山に,hebari付く