某月某日 山の伝承に遊ぶ【ひとり画ってん】「南ア甲斐駒・摩利支天の天狗はちょっと早池峰山へお使いに…」


▼山の伝承に遊ぶ【ひとり画ってん】「南ア甲斐駒・摩利支天の天
狗はちょっと早池峰山へお使いに…」
【概略】
 摩利支天は甲斐駒ヶ岳山頂から東南に孤立した岩峰です。頂上に
壊れた像と、摩利支天を象徴する鉄剣を祀っているのがその名の起
こりだという。
 こんな山に天狗がすみ、時々山麓に現れるという。ある日天狗が
木こりの家に現れ「毎日木の実ばかり喰っている。たまには米の飯
を食ってみたい」。木こりは米の飯をごちそうしました。
 天狗は礼として鳥を手づかみにしてもってきてくれたという。そ
して「世話になったが、急用で岩手県の早池峰山に行って来る」と
いってヒラヒラ飛んでいきました。
 天狗は、頭巾(ずきん)と一本歯の高下駄(げた)を置いていき
ました。頭巾は天狗がいつも頭にかぶっていたもの。黒の布で作り、
12のひだがあり、お互いに結びとめてあります。
 しかし驚いたことに頭巾には、十六弁の菊の紋章(天皇家の紋章)
がついていたのです。
・山梨県北杜市(旧北巨摩郡白州町)
……さらに【本文・イラスト】は筆者のページで→
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