山の民俗伝承ひとり画ってん。「奥多摩本仁田山・平石尾根に迷い込んだごぜ」

「奥多摩本仁田山・平石尾根に迷い込んだごぜ」
【概略】
 本仁田山の名はイノシシなどのヌタ場からきているという。ここ
にはこんな悲しい物語があります。昔、一座のみんなに遅れてしま
った瞽女が、鳩ノ巣から峰の集落へ向かって登ってきました。
 大根ノ山ノ神の祠のあるところまで来たとき、地元の炭焼きに会
い、道を聞きました。炭焼きはついいたずら心で、自分が降りてき
た別の方向を教えました。瞽女は歩いても歩いても峰の集落に着き
ません。
 夜になり霧雨が雨に変わりヨロヨロとしながら、烏帽子型をした
岩のところで力尽きて、眠るように死んでしまったという。
 それが本仁田山の三角点から尾根道をちょっと北上、コブタカ山
から川苔山方面へ曲がるあたり、西に向かって平石尾根の平石山先
の「ごぜ岩」だということです。
 いまでも雨の日には、岩かげから怨みを込めたような三味線の音
が、か細く聞こえてくるそうです。
・東京都奥多摩町
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