ここ1週間 ”喪中につき新年のご挨拶 ご遠慮します。”の葉書が届き始めた。
昨年は 母が九十五歳で亡くなり 新年挨拶欠礼の葉書を出していたこと思い出す。
昨日の朝刊に 老人の介護についての記事があった。
【同じ事を何回も聴いていらいらしたり、忘れたことを責めたことありませんか。
置き場所を忘れたのに「物を盗られた」という場合は、「そんなことないはず」と否定するのではなく、ひとまず一緒に捜してあげてください。】
母は晩年目が不自由となり老健に入院していた。
毎週 日曜午後1時 逢いに行くのを 楽しみにして待ってくれていた。
彼女の好物(寿司が多かった)を持参し。昔話やタイガースのこと たわいない いろんな話をして二時間くらい過ごした。
帰り際 「また来るよ!」 「 ありがとう 待ってるよ。」 次回の食べたいもののリクエストを聞いて 帰る。
部屋を出て廊下で 大声で「お父さん お母さんいつも 有難うね!」が もう一度 いつも聞こえた。
母に 小生のこと「お父さん」と 呼ばれることは 今考えると少し・・・
あるとき 「何か物が無くなった 看護士が隠したのでは」と訴えられたことがあった。
それに対して感情的になり 叱ったことがある。今から思えば新聞に書いてあるとおりだ このことを知っていたならと悔やまれる。
独り言
ムキになるのは間違いでした。 あの時はゴメン!。
老人や病人につい感情的になって、きつい言葉を口にすることはありますね。父の時にもありましたし、今も悔やまれるのは命ある日も後わずかという妻に、ちょっとしたことで叱責するような物の言い方をしてしまいました。思い切り優しくしなければと思いながら、ついそのようになり、そのときの妻の悲しそうな顔と[ごめんね]と言った言葉が忘れられなくて、自分を責めます。