おじい様の独り言

地球一周ウオーキング(4万キロ)に挑戦、 2018.1 目標達成
『おじい様・・』は孫との会話中に 生れた固有名詞です

1504話 蝉の声 今昔

2015-07-30 | 花鳥風月水木

      ニイニイゼミ

早朝よりセミの声が喧しい 窓を開けてテレビを見ていると蝉の声がうるさく 窓を閉めることがある。どうも昔と比べて蝉の声は近年煩くなっていると思う。蝉の声がうるさくなる 今時 いつも 頭に浮かぶ名句がある 芭蕉が詠んだ しずかさや いわにしみいる せみのこえ けだし名句と思う   奥の細道の中で 山形市の立石寺 参詣した際に詠んだとされ  20年くらい前の夏 自分は当地を訪れて以来  岩にしみいるせみの声 絶妙の表現で大好き。 元禄2年(1689年) 芭蕉の詠んだ 山形の山寺で鳴いていた蝉の声は ニイニイゼミ らしい。

  70年前の小学生時代 山口に疎開し 夏になると昆虫採集 蝉取りを日課にしていた。当時 蝉といえば  アブラゼミ ニイニイゼミであった。最近は両種とも姿を消したのか見たことはない。煩く鳴いてよく目にするのは クマゼミで 昔からいたものの 30年くらい前から数が増え 今ではクマゼミの声しか耳にしなくなったとのこと。70年の間に 日本古来種 アブラゼミは姿が見えなくなったらしい。時の経過で 蝉も変わり 鳴き声も変わり 少しさみしい。

  絶滅?アブラゼミ  クマゼミ

コメント (1)
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