我ながら驚いた 小学生低学年時代(70年前)戦争が終わり 娯楽といえばラジオか 近所のお兄さんの家で蓄音機でレコードを聴かせてもらうくらい。当時の歌謡曲や浪曲 意味は全くわからないままで 聞いたり 唄ったりしていた。何故かあの頃のことをよく覚えていた。
先日 早朝ウオーキング中 NHKFMで広沢虎造の浪曲『石松 三十石船道中』 が流れていたので 聞いていくうち 驚くことがあった。意味不明ながら 耳で覚えた 旅ゆけば駿河の道に茶の香り・・ 馬鹿は死ななきゃ治らない・・・ 飲みねー食いねー・・・等のフレイズがつぎつぎ口から出てきた 70数年間 全く聞いたり 口にすることなかったのに
直前のことはよく忘れて思い出せないで探し物が多くなっているのに 70年前のことを覚えている これはどういうことだろうか? まったく 記憶 不可思議なもの と思った。
当時 『石松三十石船』は人気が高く、「寿司を食いねえ」「馬鹿は死ななきゃなおらない」などのフレーズは、ラジオ放送の普及も相まって、国民的な流行語となってはいたらしい。