早いもの あれから12年が過ぎた。
出張予定があり 明け方 起きようかと思った瞬間の 突き上げるような激しい揺れを今でも思い出す。自慢にならないが歴史的な地震 札幌で千島沖地震 秋田で日本海地震に遭遇していた。二度あることは三度あるとよくいわれるが体感的には一番の凄い揺れ 正直これは危ない!と思った。
揺れは かなり長く感じたが収まって直ぐに 当時芦屋に住んでいた母に電話「凄かったなー 大丈夫?」 とりあえずお互い無事だけ確認したが 雰囲気的に 近辺が通常でない 気配は感じた。
直後 電話は不通となり ライフラインは電気だけ正常。水道 ガスはそれから45日間アウト。
【水】の大切さを厭というほど思い知らされた。飲料 トイレ風呂・・・・ 水を貯蔵するポリタンクも手に入らず 諦めかけたとき 兵庫県西播在住のMさんが道路もズタズタ状況下 六時間もかけて 10個のタンクに水を満載し届けてくれた。
電話も通じない中 夜も更け 予告なしの善意の訪問は本当に忘れられない。あのポリタンクは今でも空の状態でベランダにおいてある(本来ならば 非常用に水貯蔵するべき)。
あの水の大切さ あの厚意 は 十二年過ぎても 1月17日になると鮮烈に思い出す。