ひねもす日報

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火宅の人

2009年07月24日 | Weblog
前々から気になっていて、いつか読むか観るかしたかった作品。先日いたく気に入った池袋文芸座で上映になるということで、観てみた。

緒方拳と火宅のイメージが結びつかなかったんだけど、よかった。破天荒で荒れ狂うばかりが火宅ではないのね~φ(._.)。あの時代の女性の虐げられ加減ってひどい。逆にいえばあの時代の男性は楽だったろうな~。女性は性か暴力を振るう対象、みたいなところが。そして今も、そういうのって残っているのだろうな。

登場人物では松坂慶子がいい(・∀・)!気立てが良くて悲しくて。原田美枝子のおっぱいが大きかった。いしだあゆみも、困った夫の妻を、怖く切なく素晴らしく演じていた。子役も演技が上手くて、安心して観られる面白い映画だった。面白いときっぱり思える映画ってなかなかない。

昔、フェリーを使って原付きで能古島へ渡った。その時に、檀一雄の家を見たことがあるのを思い出した。
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