銀色さんの随筆

　うぅぅ、まだまだ体調すっきりしないなー。昨日整体師に夜は湯船に入るようにと言われたのに、シャワーで済ませた。今日は入浴しよう。
　クリーニング屋から半額フェアーの葉書が着たので、仕事前に時間を作って行ってみるも、何と来週かららしい。曜日だけ見て日にちを見ていなかった・・・。ミス。
　近頃銀色夏生さんの日記エッセイを読んでいる。もう１４巻目だ。わたしが読み出したのは９年ほど前だったと思う。旅行行ったり家建てたりしている暮らしを書いて、さらに旅行行って家を建てていると思ったことがあり、それを読書家の人に話したら「あなたのような読者が印税を彼女に入れてあげて、そういう暮らしが出来ているのだ」と言われた。なるほどーぐらい思ったが、彼女の随筆には、犬と遊んだり大小さまざまな旅行をしている日常の合間に、ハっとするような鋭いことが書かれているから、読むのを止められない。小説ではなくノンフィクションなので、それはとても肉声に近いと思う。今回１４巻は、その鋭い視線や言葉が、まだ読み出しの部分だが、結構あるので、興味深い。
　明日終わってしまうかも知れない日常という意識は、わたしは昔から凄く強いのだが、それでも、明日終わるかもと思っても、やり切れなくなることがある。そういう時に読むと、何だかとても勇気が湧いてくる銀色さんの日記である。