台風みたいな春の嵐

　昨日はセガレ初登園。いつもの時間より一時間遅く園へ行くと、みんなが着席して朝のお茶を飲んでいる時間だった。ガラっと扉を開けると生徒が一斉にこちらを向く。今までの園は玄関口で今日の体調等伝達事項を先生に伝えて「バイバーイ」だったのに、今度の園は親が毎朝子どものロッカーだの衣類置き場だのへ上がって行かねばならない。なので親がいつも子どもの教室に入ることになる。これにはわたしもまだ慣れない…。皆に振り向かれて涙を目に浮かべ、教室から出て行くセガレ。クラスの子らは、早い子たちはゼロ歳から寝食共にしとったわけで。そこにポッと4歳児が入るって厳しいよなー。わたしでも新しい職場に今から馴染めってそら厳しいよ。教室から小走りで逃げるセガレ。担任がフレンドリーな女子生徒を連れて、「一緒に教室入ろう」と呼びに来てくれるもダメ。「（同じ園からきた）Y君もいるから、行こう」と声掛けするわたしに、「Y君の隣に座っていいよ」と担任がなだめてくれたので、わたしが抱っこでY君の所へ連れて行くもY君も激泣き中。「パパがいいよー」。Y君は普通通りに着たんやったら、もう1時間は泣きよる計算…。担任に、「一週間はこんな感じですから」と言われ、ひとまず離れることに。荷物の置き場など色々説明を受けて園を出ようとするも、園の扉がどういうシステムで開くか分からず試行錯誤しよったら、Y君とセガレが先生と園内探検（泣きよったから別メニューしたと思われる）しよる所に遭遇…。せっかく泣きやんだのに泣かれるか！？と思ったら、「行ってらっしゃーい」と笑顔で送り出される…。拍子抜けしたが安堵。

　2年前の自分のブログを読みかえす。2年前、前の園に初めて通い始めた頃のことを思い出すために。約三カ月はセガレが登園時に泣くし病気するし、「仕事辞めようかな」と思うことの連続だった。ここから三カ月はきっとまたこんな感じになるのだろう。2歳児と4歳児ではまた違うところもあるだろう。今までフリーダムに遊ぶ時間が多かったのに、急に団体行動させられよる。ブロックで戦いごっこする時間もないんやろう（教室にブロックが見当たらない）。けれど、今までの園ではせんやった、習字や英語、お行儀の時間などが、年間行事表にたくさん書きこまれとる。「戻りたい」と言いよる前の園だって、はじめから先生や友人の名前知ってたわけではない（わたしも）。通って行く時間の中で慣れて行くしかないんや、セガレもわたしも。今までと違うことばかりの現在。そらセガレ、大変やろう。そこをフォローしつつ、今の園での楽しみなどを見つけていってもらうしかない。

　「新しい園に慣れた頃がいいかな」と思うも、タイミングが合ったので昨日、4歳からの合気道を見学に行くようにしていたが、台風のような強風のために断念。近所に合気道と空手の教室があったので、時間を見つけて両方見学させてみたい。体験レッスンにしないところが弱気である。

　昨日の風ばりすごくて、テレビが「春の嵐」と言うたびに、そんなもんじゃねぇだろ、台風みてぇだろと思いよった。電車が乱れ見合わせまくりよる。テレビでニュース観ながら夕飯食べよって、お天気キャスターが「先週の土曜日みたいですね」と発言したことに対して大声で「（今日チャリで仕事行っとったら大変やったわ、の気持ちを込め）あれ以上やろ！」とうっかり突っ込んでしまうと、隣にいたセガレにウフっと笑われ、何かおとなの対応されたみたいで…微妙な気持ちになってしまった…。