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古文単語20個から親からの承認欲求の話

2022年05月26日 | Weblog
 昨日仕事行く前に、玄関前を掃いたり植木に水をやったり。
こういうこと、時折しかせんのやけれどね。
したら、家の前を通ったチャリの人と目があう。
月に何度か利用する、近所のおしゃれデリ&レストランの人だった。
向こうも「あ!」という表情でチャリ止めて通り過ぎたチャリを止めて
振り返ってくれた。

 夕暮れ時は、息子が小五?ぐらいから行っているとしたら
今年中三やけん行きだして4年目の食堂。
こちらのお母さんの大ファンの我々。厨房で腕を振るうのは
お母さんの息子二名と思しき、やったけれど、
「思しき」の範疇を超えなかった。
けれど昨日、きっかけと、お客さんが0人になった
タイミングがあって、たくさん話すことができて楽しかった。

 わたしにとって楽しいことってこういうことやん、と
やっとわかった45歳。これは自分だけでは完結せず、
かつお相手側がいらっしゃったとて叶うことではない。
わたしにとっての「楽しいこと」は「偶然」と「タイミング」も
必要なのかな?と。
若い頃はこういうことが多くあった気がする。

 昨晩22時を過ぎて「明日のテスト古文…単語40個覚えられない」
と息子より。内20こは覚えられていたのだが(..;)。
今までやってこなかったので、
「コツコツやる」ってことがまったく身についていない。
前日、前々日でどげんかするって頭を、変えないかんかもね。
とか言うけどさ、
「わたしやったら40個のこと内緒で寝る。
正直に言えただけえらい」と、怒ったあと、クールダウンした頭で話す。

 寝る前に、今「ケーキの切れない非行少年たち」の2巻を読んでいる息子。
そこからの話があった。「僕も小2ぐらいまで親の顔色見ていた」という。
わたしは、「自分が親の顔色見ていたから息子にはそういう思いさせたく
なかった。もう見なくていいからね」と伝える。
「最近はないし、もう反抗期や思春期に入るからなくなるよ」と息子。
「親なんてさ、たいした人間じゃないよ」ともわたし(素晴らしいご両親は
いらっしゃると思います、個人の主観です。念のため)。
親だって、良いところと悪いところある普通の人間です、という意。
「親に限らず他人の口を封じることは出来んと。何か言ってくる。
そげんと気にせんで、自分の好きにして欲しい」と伝える。
「顔色見られたらわたし悲しいよ」。
息子は、「でもさ、子どもってそういうもんなんじゃないの」と言って
締めた。「親から承認されたい欲求」。
古文単語20個覚えていないってところから
こんなところに着地した昨晩やった。
 何の条件もなく、子どもを承認したいものだ。
古文単語覚えていなくても。怒った自分を反省。

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