めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

元気のモト!インゲン豆

2007-07-01 | 薬膳&食療(野菜)
春に友人からおすそ分け?してもらったインゲンの苗

まだ本葉が出たところの小さな苗でしたが、日当たりの悪い我が家の庭で頑張って成長し、ひょろひょろとした蔓から小さな花を咲かせていました。

その先はあまり期待していませんでしたが、なんと!これまたミニサイズのインゲン豆が実っていまして、とっても嬉しくなりました

数が少なくかなり小さいので蒸して食べようと思いますが、ちょうど季節のメニューにインゲン豆の炒め物があるので紹介しようと思います。


《インゲン豆の大蒜炒め》インゲン豆750g 大蒜120g 砂糖40g 豚脂100g 醤油少々 片栗粉少々

作り方:鍋に豚脂を熱し、スジをとって適当な大きさに切ったインゲンを入れ、皮を剥いた大蒜を続けて入れ炒める→インゲンの色が変わったらコップ半分ほどの水を入れ、砂糖、醤油、(好みで酒、胡椒など)を入れて味付けし、水分がほぼなくなったら片栗粉でとろみをつける  

仕上げにごま油をたらしても


これは中国人のインゲン豆の食べ方です。インゲン豆と言ったらこれ! 「豚の脂で炒めるのが一番美味しい食べ方だ」と皆口をそろえていいます。

確かに美味しいですけどね。なんせ濃い!ご飯が進みそうなおかずになります。
それからゴロゴロある大蒜も、胃が丈夫でない人は食べない方がいいでしょう


これを参考にベーコンで炒めても美味しく出来ると思います


でも私はそのまま蒸して食べるのが一番好き
茄子等他の夏野菜と昆布(油揚げを入れても)でくたっとなるまで煮込んだのも好き

とにかくインゲン豆は大好きです。

インゲン豆を750gなんて、100~150g入りの袋で販売されている日本では想像しがたい量ですが、お皿に山盛りのインゲン豆は幸せな気分になれます。

日本のインゲン豆は中の豆がかなり小さく物足りないですが、中国で食べられているインゲン豆は中の豆もしっかり大きいのに鞘も固くなく美味しい~のです。  ああ、食べたいなぁ


インゲン豆には栄養素がいっぱいで、夏バテ予防にピッタリ 脾胃を丈夫にし、中年以降の人には老化防止効果があり、健康な人が食べても抗癌効果があると書いてあります(中国の書籍)


中医学では「脾胃(日本で言う胃腸と考えるといいと思います)は後天(生まれた後)のモト」と考えられていて、「脾胃を丈夫にすることが全ての鍵」と言っても過言ではないと私は考えています。

一般的にも、病気になってもまだ食欲があるうちはそんなに心配されませんからね

薬だってちゃんと吸収されないと効果を発揮できないし、、、

気や血も食事をちゃんと吸収して、そこから生成されるのですから。


私の周りの胃腸が丈夫な人は本当に元気な人ばかりです

私も丈夫な胃が欲しい~

コメント
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