めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

冬至に餃子

2008-12-19 | 二十四節気
今月の21日は冬至

一年でもっとも昼間が短く夜がもっとも長い一日となります。

日本では柚子を入れたお風呂で温まったり南瓜を食べたりしますが、中国では北は餃子南はワンタンやお団子を食べるようです。

冬至に餃子の習慣については“耳が凍傷したのを治療する為に煎じた生薬を再生利用して餡を作り、耳の形に包んで食べたのが始まり”だと記載してありました。

中国では餃子と言えば水餃子が一般的。皮も厚めでぽてっとした姿は確かに耳に似ていますね。



最近手をかけた料理を作っていないので餃子も長く作っていませんが、こんな事を書いていたら食べたくなってきました。冬至の日にはワンタンか餃子を作ろうかなあ…

餃子は中の餡を好みで作れるのでいいですね。上記の凍傷や陽不足の冷え性の場合は羊肉、冷え対策や風邪予防には鶏肉、我が家の様な冬の冷え問題よりも夏が…なんて場合は豚肉、と言う風に作ってみるといつもの餃子とはちょっと異なり“冬至の日の薬膳”と言う感じがしますね。

大黒柱様は健康診断で「高血圧の傾向がある」と言われたようなので“セロリと豚肉の餃子”なんてよさそう。




冬至までは陰真っ盛りだった自然界ですが、冬至以降は陽が徐々に生じてきます。とは言え一年で一番寒くなるのが冬至以降

中国では9日ごとに日を数え9×9=81日経つと春が来るそうで、昔はその為のカウントダウン画(梅の花を沢山描いて塗りつぶしたり)を個人で作ったりして春を待ちわびていたようです。

冬も嫌いではないけど春はやっぱり待ち遠しいものですね

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寒い雨の日は

2008-12-17 | Weblog
久しぶりの更新となりました。


何ヶ月も前からミニーさんが紙に異常に興味を示し更には食べてしまうようになってから我が家は全ての紙類を奥の奥にしまいこんでしまったので長く本が読めていません。

最近はパソコンにも興味を示しはじめ、色々とキーを押さえこむのですが、中でも大好きなのが“強制終了”

おかげでただでさえ老体のパソコンの調子がとても悪くなっています。

(因みに姫は数年前まで“キーボードの上にずーっと座り込む”事が好きでした)





今日は朝から雨が降っていて“寒い”と言うより“冷たい”と感じます。

そんな日に作りたくなるのは骨付きのお肉をじっくりコトコト煮込んだスープ。

理想は弱火でコトコトですが、実際は効率よく圧力鍋で。鶏肉と相性の良いゴボウが沢山あるのでゴボウをたっぷり入れてしゅしゅっと煮込みます。

前回ごま油を使って美味しい煮込みができたこの胸肉。パルシステムで購入した鹿児島若鶏骨つきぶつ切りです。

“鹿児島県内の指定生産者が丹念に育てています。飼料については全飼育期間を通じて抗生物質を添加せず、さらに飼育の主な原料であるとうもろこしは、非遺伝子組み換えのものを使用しています。飼育手法も統一されているので肉質も安定しています。”

とのこと。
                                            パルシステムはこちら

腿肉に比べて脂が少ないし、軟骨部分が多いような気がするのでさっぱりしつつもコクがあってスープや煮込みがとても美味しくなるのでカタログで見つけたら買うことが多いです。




鶏肉は温性の食品で気を補う効果があります。体が冷えがちで風邪をひきやすい人や、手術や出産後には特にオススメ。鶏肉で作ったスープやお粥を食べるとじんわりと体を補ってくれます。

中国では病後や産後の他に大事な人をもてなす時や寒い冬に新鮮な鶏を丸ごと一羽煮込んでスープを作るようで、私やヨッシーも冬に何度か生きた鶏を買いました。



今の季節は体を温める為に葱や生姜、唐辛子を使った食事を摂る人が多いと思いますが、体が弱っている時はこれらの刺激物(特に唐辛子)はあまり使わない方がいいのです。

私が骨付きの鶏肉のスープを作る時はこれらの刺激物は使いません。それでも体がポカポカして頬がうっすらとピンク色になり、その効果は比較的長く持続するような気がします。

前回大黒柱様に「顔色、肌のツヤがいいよ。調子いいの?」と言われましたが、今夜はどうでしょう?

楽しみです。



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魔法の一滴

2008-12-10 | Weblog
今月の7日からは“大雪”

本格的に寒くなってきました。



自然の流れに逆らわず?秋からどーんと太ってしまった私に対して徐々にひきしまりつつある大黒柱さま。

体を動かすのも楽しくなってきたようで、「運動したほうがいいんじゃない?」なんて耳の痛いことを言ってくれます。

運動量は少ないですが定期的に体を動かしているので少しは効果が出ているとは思いますが、食事をあっさりにした事の方が減量に貢献しているのではないかな?

最近私が食事の支度に時間をかけられない事もあり夕食は煮物や具沢山のスープがメインになる事が多く、炒め物や揚げ物の回数はぐっと減りました。

昨夜も雨が降り寒かったので煮込みかスープかそんな感じのものが食べたいなぁと思いながら作っていたせいか?どちらとも言えないような具沢山の 煮込み風スープが出来上がりました。

骨付き鶏胸肉と木耳を圧力鍋で煮込み、脂を掬い取ってからシャトルシェフに移してお野菜を足して煮込んだのですが、ぐつぐつと煮立ってきたときの香りが少し物足りないような気がしてごま油を数滴たらしてみました。

すると一気に食欲を刺激する匂いが!

胸肉を食べるたびに「物足りない。やっぱり腿の方がいい」と言う大黒柱さまも昨夜は「美味しい!美味しい!」と言って食べてくれました。

そして疲れきっている私に「なんか今日調子いい?」と聞きます。「何ワケノワカラナイ事を…どこ見て言ってるのかしら」と思い理由を聞いてみると

「顔色がいい。肌ツヤがいい。」とのこと。

コラーゲン効果に即効性があると思えないし、鶏肉を食べて体が温まり血の巡りが良くなったのかな?

ごま油も肌を潤す効果があるし、鶏肉は気を補うので肌に良さそうなスープですね。今晩はどうか聞いてみよう。


パルシステムで購入する“純正一番しぼりごま油”は香りが良いので炒め物よりかは和え物やドレッシングに使う事が多かったのですが、今回の煮込み風スープが思いの外良かったのでこれから煮込みにも使ってみようと思います。

        パルシステムはこちら



中国では外用薬を調合する時にもごま油を使います。火傷の塗り薬がぷんぷんとごま油臭くて部屋中ごま油の匂いが充満した時の事を今でもよく覚えています。

外用薬は無臭がありがたいなぁ…  と思ったのでした。






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