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カンボジアの医師来日研修~その3~

2011年06月01日 | TICO カンボジア
5月29日 9:30~13:00、さくら診療所にて

TICOとセカンドハンド(高松市)が2007年より連携して実施しているカンボジアでの救急医療支援事業ですが、今回はその一環としてカンボジアより医師2名を招聘しています(5月19日~)。
滞在期間は約2週間。いくつかの医療機関で救急医療に関する研修を受ける予定です。

さくら診療所での研修はこれが3回目。そして最後の研修になります。
*1回目の様子はこちら
*2回目の様子はこちら

当日は、台風直撃か?!という悪天候。
高松に戻れなくと困るので少しまき気味で実施しました。

今回のテーマは意識障害・ショックへの初期対応です。
と言われても、素人には・・・ですよね

模擬患者の状態を、状況設定や血圧、脈拍、体温等々と合わせて
レントゲンやCTの画像を見ながら、この患者はどんな状態なのか、診断してもらいます。


その後、必要な処置を施し、

彼ら自身にも患者が運ばれてきた時点から、診察→診断→治療を行っていただきました。

当日は、さくら診療所での最後の研修ということで、
カンボジアの医療の現況、
いままでの支援(研修、医療資材)がどのように活用されているか、
今回の研修で自分たちは何に気づき学んだか、
についてご発表いただきました。


日本に来て気づいたこととして、
医療設備が充実している、患者の管理システムが効率的、救急車の対応が早いといった項目が並ぶ中、
患者と医者がよくコミュニケーションを取っている、というのがありました。
一つ一つ確認しながら診断をしているのが印象的だったそうです。
よく見てますね

研修終了証をお渡しして、診療所での研修は終わりです。

お疲れ様でした!

彼らの研修は6月2日まで続き、3日に帰国予定です。

文責:事務局(瀬戸口)


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