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ザンビアの心臓外科事情について

2017年10月08日 | 合宿
ザンビアにて3週間滞在中の松村です

疾患としては
先天性心疾患(国や人種を問わず一定の割合で生まれる)
リウマチ性心疾患(弁膜症、子供の時の感染症であるリウマチ熱が原因)
が多く、患者のほとんどが小児、もしくは20台まで

今のところ、成人病が分からない状態であり
冠動脈の検査、心臓カテーテルや冠動CTができない状態で
狭心症が放置されている状況なので
成人の症例はほとんどありません
というか、診断でさえできない状態です

小児に関しては
手術待ちが常に400人とのこと
しかも、常に400人ということは
毎年100人の神官がエントリーされ
毎年100人が治療を受けられず死亡している
こんな状況です

心臓外科はUTHにはありますが
外国人の出稼ぎ集団で
とくに人工心肺の機材がそろわず
ほとんど手術していない状況
また、積極的に手術しようとしていないように思います

他国からの援助としては
イタリア人が手術物品すべてと
ICUナースにいたるまで全スタッフをつれて
年に数回手術に来て1週間で10例手術を行う

インドの病院は年間に40-50人を手術を
受け入れているとのこと

これでは手術待ちがへらず、
悲劇が繰り返されている状況です

なんとかこの状況をかえないといけないと思います

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